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ペチュニアをはじめ植物の栽培では切り戻しや摘芯をする必要があります。このページではペチュニアの切り戻しや摘芯の時期や方法について紹介しているので、覚えてみましょう。
ペチュニアといえば春から秋まで咲く、育てやすい一年草ですが、そのまま伸ばしていても次の花は咲きません。何度もペチュニアの花を咲かせるためには「切り戻し」という剪定作業が必要です。
切り戻しとは、伸びすぎた植物の株全体をコンパクトに剪定することをいいます。
ペチュニアは切り戻しをすることで、下記のようなメリットがあるので、怖がらずに剪定していきましょう。
ペチュニアの切り戻し時期は、4〜9月の間です。この期間中、株が伸びすぎたら切り戻しをすると、1ヶ月もすればまた満開に咲いてくれます。
切り戻しをするタイミングとしては、購入後・梅雨前・7〜9月ごろの3〜4回を目安にしておくといいです。
1回目 | 植え付け時 | 購入した苗がひょろひょろ伸びすぎているようなら、切り戻しをしてから植えたほうがこんもりと咲くようになります。 |
2回目 | 梅雨入り1週間前 | ペチュニアは湿気を苦手とするため、梅雨に入る前に切り戻しをしてペチュニアの風通しをよくしておくといいです。 |
3〜4回目 | 7〜9月ごろ | この時期に切り戻しをすると、秋頃に最後の開花を楽しめます |
植え付け時の切り戻しは、摘心とも言って、わき芽を増やしてこんもりと株を茂らせる目的もあります。
購入した時の苗が写真のように、徒長していたり伸びすぎている場合は、短く切り戻して植えてあげるといいです。もしくは植え付け2週間後、新芽がよく伸びてから切り戻しするといいでしょう。
ペチュニアの切り戻しのやり方は、株の根元から10cmほどの茎を確保しながら、余分に伸びた茎をドーム状にカットするだけです。伸びすぎた株は全体の8割ほどになるよう、思い切って切り戻しをしましょう。
また、黄色く変色した葉っぱや枯れた花が残っていたら、一緒に取り除くようにしてください。
なお、切り戻しの作業は晴れた日の午前中に行うようにしましょう。
とくに梅雨前や台風シーズン前の切り戻しは、切り口をしっかり乾燥させてからでないと病気になる可能性が高いので、天気予報を見ながら切り戻しのタイミングをはかりましょう。
ペチュニアの切り戻しをいつまでやるべきかは、栽培地域の気温や株の成長具合にもよりますが、基本的には9月が最後の切り戻し目処と考えておくといいでしょう。
ペチュニアの栽培適温は20〜25度であり、切り戻ししてから再び花が咲くまでには1ヶ月ほどかかります。
これを逆算すると関東では10月ごろの開花が最後シーズンと考えられるので、9月の切り戻しを最後にすると秋の開花もしやすいでしょう。温暖地であれば10月に切り戻しても咲く可能性があります。
気温が低い時期になってから切り戻ししても、その後生育適温より寒くなって新芽が伸びないこともあるので、向こう1ヶ月の気温に注目して判断してください。
ペチュニアの生育適温である20〜25度の秋口に切り戻しすれば、木質化したような葉がないところまで剪定しても新芽がでてきて、再びこんもりと茂るようになりますよ。
暑すぎる夏時期や、寒くなった秋頃だと復活しない場合もあるので気をつけましょう。
ペチュニアの切り戻しで切った茎は、土に挿す「挿し芽」をすることで、新たな株として増やすこともできますよ。
挿し芽のやり方はこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください。
ペチュニアは切り戻しをすると元気になります。通気性もよくなるため、湿気が多い時期や高温期にも弱ることなくよく育つでしょう。
摘心は絶対しなければいけないわけではありませんが、摘心をすることで横に広がり花数も増えて、こんもりとした美しい株になるので挑戦してみましょう。
GreenSnap編集部