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ゼラニウムは、アフリカやオーストラリアなどの広範囲に約280種類以上が分布しています。種類によって一季咲きと四季咲きがあり、花色や咲き方なども実にさまざまです。
ゼラニウムは育てやすい植物のため初心者でも育てやすく、ハーブとしても人気があります。ゼラニウムは全体のバランスが悪くなってきたら剪定をしましょう。ゼラニウムの剪定時期や剪定方法などについて紹介していきます!
ピンク色や赤色など色鮮やかな花が綺麗なゼラニウムは、剪定することで綺麗な花を咲かせることができます。ゼラニウムを剪定しない状態が続くと茎が伸びてしまい、株元が寂しくなってしまいます。ゼラニウムの樹形が乱れてきたようであれば、剪定するようにしましょう。
ゼラニウムの剪定は、初夏と秋の時期に行うのが一般的です。この時期は穏やかな気候のため、ゼラニウムへの剪定のダメージが少ないです。
ゼラニウムの初夏の生育期は4月~7月頃で、生育期に剪定することで樹形も整いやすいです。
ゼラニウムの秋の生育時期は9月~11月頃なので、秋に剪定する場合はこの時期をおすすめします。真夏や真冬の時期に剪定するとゼラニウムに大きなダメージを与えてしまうため、この時期の剪定は避けるようにしましょう。
切り戻しとは、樹形を整えたりコンパクトなサイズにしたい時に行う剪定方法です。もともと草丈が低いゼラニウムには必ず行う必要はありません。ゼラニウムが正統して樹形の全体的なバランスが悪くなってきたり株が大きくなってきた場合は、切り戻しをしましょう。
作業としては、花を咲かせたい場所よりやや低いわき芽の節の上の部分を切っていきます。
花付きが悪かったり茎だけが伸びてしまった場合は、全体の約1/3程度に切り戻すと良いでしょう。わき芽が新しく伸びて花を咲かせ、全体的にこんもりした樹形が作れます。
花がら摘みとは、不要な花を取り除く剪定方法のことです。ゼラニウムの小花が咲き終わったら手で摘み取り、枯れたり黄色に変色した葉なども取り除きましょう。ゼラニウムの花が全て咲き終わったら、茎元から取り除きます。
開花している花に十分な栄養を与えるためにも、花がら摘みは行いましょう。
ゼラニウムは、気候が温暖な南アフリカのケープ地方が原産の植物です。そのため、日本の真夏や真冬の環境では育つことができません。ゼラニウムを剪定する時期は、気候が穏やかな初夏または秋の時期に必ず行うようにしましょう。
四季咲き性の種類は高温多湿の環境が苦手なため、アイビーゼラニウムなどのような茎が下垂する種類は夏になる前に切り戻して秋に再び開花させると良いでしょう。
その他、ゼラニウムは剪定した枝を挿し木として使用することもできます。ゼラニウムは挿し木で1年中増やすことができますが、気候の穏やかな初夏または秋の時期に作業することをおすすめします。この時期に挿し木すると、早く根付いて花を咲かせます。枝を再利用して、ゼラニウムを増やしてみましょう。
今回紹介したように、ゼラニウムには主に「切り戻し」と「花がら摘み」の剪定方法があります。剪定方法はそれぞれ異なりますが、ゼラニウムをお手入れするためにはどちらも必要な作業といえます。
きれいなゼラニウムの花を咲かせるためにも、剪定方法を覚えて最適な時期に剪定しましょう!
GreenSnap編集部