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日本でもよく食べられているキャベツとレタスは、見た目などが似ている印象を受けますね。日頃から料理をする方であればお分かりだと思いますが、キャベツとレタスは見た目だけでなく食感なども異なります。
キャベツとレタスの見た目や重さ、そして食感などの違いや見分け方について紹介していきます。
キャベツは、アブラナ科アブラナ属に分類される多年草です。キャベツの原産地はヨーロッパで、日本では明治時代以降に食用として栽培されるようになりました。
キャベツは1年中スーパーなどで手に入りますが、主な旬の時期は4~6月、7~10月、11~3月の年に3回です。収穫時期によって春キャベツ、夏秋キャベツ、そして冬キャベツと呼ばれます。
キャベツには、ビタミンUやビタミンC、そして葉酸などの栄養素が豊富に含まれています。ビタミンUは別名「キャベジン」とも呼ばれ、胃もたれなどに効果があります。ビタミンCには、疲労回復や風邪予防などの効果が期待できます。
レタスはキク科アキノノゲシ属であり、その中でも「チシャ」に分類される葉がレタスであり、サニーレタスやアブラ菜などを総称してチシャと呼びます。
レタスは、地中海沿岸や西アジアなどが原産の一年草または二年草です。日本では全国的に栽培されていて、1年中手に入る野菜です。収穫時期は主に春と秋の時期ですが、長野県などの冷涼地では夏、そして九州など温暖な地域では冬です。
レタスにはβ-カロテンやビタミンE、カリウムなどが含まれ、β-カロテンはアンチエイジングや免疫力の向上などに効果があります。ビタミンEは手足の血液の流れを促進し、カリウムには高血圧の予防効果が期待できます。
キャベツはアブラナ科、レタスはキク科に分類されている通り、見た目にも違いがあります。どちらも丸い形をしていますが、キャベツの葉は薄緑色で、レタスはキャベツよりも濃い緑色をしています。
葉の厚さは、キャベツの方が厚みがあります。サニーレタスの場合は葉先が紫がかっているため、見分けがつきやすいです。
スーパーなどで実際に手に取ると分かりますが、キャベツはぎっしり詰まっているため重みがあります。一方で、レタスはふんわりとした食感なのでキャベツよりも軽いです。手触りはキャベツの葉の方が硬く、レタスの方が柔らかいです。
キャベツの断面は隙間があまりなく、レタスの場合はキャベツよりもふんわりしていることが特徴です。ただし、キャベツの断面は春キャベツと冬キャベツでも異なり、春キャベツの方が冬キャベツよりも断面に隙間があります。
キャベツには歯ごたえがあり、千切りにして揚げ物に添えたり炒め物などでも食べられます。一方で、レタスの食感は柔らかく、サラダなどにして生で食べられます。
キャベツとレタス両方とも形が丸いので、見た目は似ているように見えますね。しかし、食感や手触りなどは異なり、調理方法もそれぞれ違います。とくにレタスには個性的な種類が豊富なので、見た目からも分かりやすいですね!
キャベツとレタスの違いはもちろん、それぞれ見た目などからおいしいキャベツやレタスを選ぶこともできます。それぞれの野菜を見分けて、おいしい料理を作りましょう!
GreenSnap編集部