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冬の日陰の庭づくりに欠かせないクリスマスローズは、種まきからでも育てることができます。花が咲くまでどんな花姿かわからない楽しみもありますよ。
この記事では、クリスマスローズの種まき方法や時期から、種取りの方法・種の保存方法までご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
じつはクリスマスローズは種まきから開花するまで2年ほどかかりますが、難易度が高いというわけではありません。
さらにクリスマスローズは、種まきから育てると親株と同じ花は咲かない性質を持っているので、咲いてみるまでどんな花姿かわからないのも、種まきから育てる楽しみのひとつです。
時間はかかりますが、苗を購入するよりも安価なので、ぜひ挑戦してみましょう。
クリスマスローズの種まき時期は9〜10月です。10月より遅くなると種が割れて腐りやすくなるので、種まき時期は必ず守りましょう。
このほか、種を採取してすぐの5〜6月にも種まきができますが、発芽率が下がります。
クリスマスローズは低温処理をしておくと発芽しやすくなるので、種まき後は気温の低い屋外に置いておきましょう。直射日光は避け、雨ざらしにならないよう気をつけてください。
また、発芽するまでは、表土が乾いたら水やりをしましょう。乾燥させすぎには注意してください。
クリスマスローズの種は発芽までに約4~5か月かかります。
クリスマスローズは乾燥を苦手としますが、発芽後は水の与え過ぎは良くありません。クリスマスローズを観察しながら、必要な時に水やりをしましょう。
10月~翌年の5月頃までは土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。逆に、6月~9月頃は、乾燥気味に管理することが大切です。
鉢植えのクリスマスローズは、10月~4月頃までは日当たりの良い場所、5月~9月頃は明るい半日陰で管理しましょう。地植えの場合も、秋~春の時期は日当たりの良い場所で管理します。
地植え、鉢植えともに定期的に肥料を施しましょう。鉢植えでは10月、12月、2月に緩効性肥料を施し、10月~4月頃までは月に2~3回程度液体肥料を施しましょう。地植えのクリスマスローズは、10月に緩効性肥料を施します。
クリスマスローズが発芽して、本葉が10枚ほどつくようになったら、10〜3月の間に植えましょう。初夏に種まきしたのなら10月、秋に種まきしたのなら3月ごろが目安です。
苗の植え方はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
クリスマスローズの種は市販のものを購入するほか、すでに咲き終わった花から採取することもできます。
クリスマスローズの種取りができる時期は、5〜6月頃です。
もし種類の違う株を掛け合わせたいのであれば、人工受粉をさせて楽しむこともできます。受粉や種取りの方法は下記の通りです。
クリスマスローズの種を保存する場合、乾燥を防ぐためにパーライトまたはバーミキュライトと一緒に茶こし袋に入れて保存します。
クリスマスローズの種同士が接触すると種が腐ってしまうため、このように保存することで種を腐らせずに保存することができます。
クリスマスローズの種は非常に乾燥に弱いため、用土の乾き過ぎに注意してください。乾燥した種は発芽率が悪くなるため、水やりがとても大切なポイントです。
乾燥しすぎていると発芽しにくいですが、湿りすぎると腐ってしまうことがあるため湿り具合にも注意が必要です。
下向きに咲くクリスマスローズの花は、どこか奥ゆかしい雰囲気がありますね。クリスマスローズの花を観賞することで、寒い冬の時期も明るく過ごせそうです。
種から育てる場合は時間がかかりますが、ご自分で一から育てると花が咲いた時はとても嬉しいですよ!さまざまな品種があるので、お気に入りのクリスマスローズを見つけて種から育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部