明るい黄緑色の新葉の間から
鮮やかな赤紫色の大輪の花が
次々と開いていく
オオムラサキツツジ
町のあちこちが
美しい躑躅色に染まっていく


撮影: 2020.4.15. 道路脇にて


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💜オオムラサキツツジ (大紫躑躅) 💜

分類: ツツジ科 ツツジ属
学名: Rhododendron pulchrum Sweet cv.
Oomurasaki
別名: オオムラサキ (大紫)
英名: Azalea (ツツジ全般)

オオムラサキツツジは園芸品種です。ヒラドツツジ(平戸躑躅)の一品種と言われています。ただルーツははっきりとわかっておらず、ケラマツツジとリュウキュウツツジの交配や、ケラマツツジとキリシマツツジの雑種などの説があります。

赤紫色の大輪の花を咲かせることから「オオムラサキツツジ」と名付けられました。

学名の Rhododendron は属名で「ツツジ属」を表します。(語源はギリシャ語の rhodon「バラ」＋ dendron「樹木」です。) 次の pulchrum は種小名で「可愛い、美しい」を意味します。「Sweet」は命名者名のロバート・スウィートから付けられました。

【原産地】園芸品種

【形態】常緑/半常緑 落葉性 広葉 低木
高さ1～3m

【開花期】4～5月

【特徴】花は赤紫色の大輪 (7～10cm)。ツツジの中では最大。花の先が五裂した漏斗型。2～4個の花が枝の先にまとまって咲きます。雌しべが1本、雄しべが10本。葉に細かな毛が裏と表の両面にあります。

※ 花の中、上方の濃い紫の斑点は「蜜標」と呼ばれる、昆虫を呼ぶための印です。蝶やミツバチに蜜を与える代わりに花粉を運んでもらいます🦋🐝

【花言葉】「美しい人」✨

【その他】躑躅色(つつじいろ) … 赤い躑躅の花のような、鮮やかな赤紫色。平安時代からその名前がみられる伝統色。



参考資料:
(1)樹木につけられていたプレート

参考ウェブサイト:
(1)「オオムラサキツツジ」庭木図鑑 植木ぺディア
https://www.uekipedia.jp/%E5%B8%B8%E7%B7%91%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%82%A2%E8%A1%8C/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8/?mobile=1
(2)「大紫躑躅 (おおむらさきつつじ)」季節の花 300
https://www.hana300.com/oomura.html
(3)「オオムラサキ」かぎけん花図鑑
https://www.flower-db.com/ja/flower:2179
(4)「オオムラサキツツジの特徴は？種類の違いや開花時期・花言葉などをご紹介！」暮らし～の
https://kurashi-no.jp/I0031747
(5)「躑躅色」伝統色のいろは
https://irocore.com/tutuji-iro/

参考文献:
(1)ロレイン・ハリソン (上原ゆうこ訳)『 ヴィジュアル版 植物ラテン語事典』原書房 2014.

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