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5月前後に開催されるつつじ祭り。毎年楽しみにされている方も多いことでしょう。つつじ祭りでもひときわ目立って咲いているのがクルメツツジ。そんなクルメツツジの花言葉はなんでしょうか。ここではクルメツツジの花言葉と基本情報をご紹介します。ぜひご参照ください。
クルメツツジの花言葉は主に次の3つ。「情熱」、「燃える想い」、「恋の喜び」です。
恋愛に絡んだ花言葉が多い印象ですね。これには何か理由はあるのでしょうか。クルメツツジは花つきが非常に良い種類です。そのため花期になると、1株にびっしりとお花が咲くのです。
花も他のツツジと比べてクルメツツジは色鮮やか。真っ赤な花や、濃いピンクなどを誇らしげに咲かせます。その様子は、まるで恋愛真っ只中の男女のように見えませんか。このことから、「情熱」、「燃える想い」、「恋の喜び」という花言葉がクルメツツジにはつけられたのでしょう。
クルメツツジは他と比べて小さめ。そのため、地植えだけでなく鉢植えにも向いているので、大切な人に思いを込めてプレゼントしたいですね。
クルメツツジの由来についてご紹介します。クルメツツジは漢字で書くと「久留米躑躅」となります。久留米が地名であることはすでにお分かりかと思います。クルメツツジという名は、品種改良された地からついているのですよ。
江戸時代に九州地方の久留米に住む坂本元蔵という人が品種改良させて作られたのがこのクルメツツジ。学名の「sakamotoi」とは、この坂本元蔵から由来しています。
学名の「Rhododendron」は、ギリシア語の「rhodon」という単語と「 dendron」が組み合わさってできたものです。「rhodon」は「バラ」という意味で、「dendron」は「樹木」となります。真っ赤に咲き、色鮮やかなクルメツツジ。確かに、バラと似ているかもしれませんね。花期も初夏に咲くバラと近いため、このような学名になっているのでしょう。
クルメツツジはサカツツジ、ヤマツツジ、ミヤマツツジをかけあわせてできた品種です。このかけ合わせをしたのが、坂本元蔵という人物。これら3種類のツツジは、ツツジの中でも矮性(わいせい)種と言えます。矮性とは簡単に言うと、「小さい」ということ。つまり、クルメツツジの元になった3つのツツジはどれも小さいのです。
クルメツツジも小さな品種です。花の大きさもツツジのなかでは小さめと言えます。クルメツツジの開花時期は4~5月。他のツツジと比べると、開花は少し早め。全国的に開催される「つつじ祭り」ではクルメツツジは開花ピークか、それを越えている場合があります。
クルメツツジは、花つきは非常によく、一株にびっしりと花を咲かせます。それでなくクルメツツジは色も鮮やか。赤、ピンク、白のツツジが楽しめます。よく目立つ種類なので、つつじ祭りでも存在感が際立っています。
クルメツツジにはたくさんの種類があり、カラーが豊富。そのなかでも、特徴的なものをご紹介します。
白地にピンクの斑が入るのが特徴の今様錦は、変わり種で個性的。
こちらは花弁の全体は白ですが、外側にいくにつれ徐々に朱色が入る種類です。
淡いピンクが楽しめるのあ朝霞。小ぶりで薄い色が綺麗で、品があります。
クルメツツジは開発が進んでいて、種類が豊富です。さまざまなカラーを楽しむことができますので、花の色、花弁の形、斑の入り方などでクルメツツジを選んでみませんか。八重咲もありますが、とてもボリューミーで存在感がありますよ。どの種類も色が美しいため、葉の緑とのコントラストも楽しめておすすめです。
クルメツツジは矮性(わいせい)種だとご紹介させていただきました。通常ツツジは屋外の地植えで生垣などに楽しむことが多いです。しかし、小さい種類であるクルメツツジは、地植えだけでなく鉢植えとしても楽しめます。
剪定をせずに放置しておけば2メートルにまで成長はしますが、手入れをすれば50センチ前後で育てられます。室内でも十分楽しめるのですよ。盆栽にしても良いでしょう。4~5月の花期になると見事な濃い赤、ピンクの鮮やかな花を咲かせます。
ぜひクルメツツジを室内で育ててみませんか。日の当たるところで育ててあげてくださいね。
GreenSnap編集部