『ヒナゲシ』
🏷️今日のお花


ヒナゲシは、日本語での通称。
「雛罌粟」と書き、「ひな」は雛鳥や若いもの、小さいものを表し、「けし」は文字通り「ケシ科の花」。
全体として、「小さく可憐なケシ」という意味。

ヨーロッパでは、淡いピンク、サーモンピンク色のポピーは、「恋心」「失われた愛」の象徴とされることがあります。

詩人与謝野晶子が、ヒナゲシに強い共感を抱いていたと言われてました彼女の歌にこんな句が、、、💠🌸

「あぢさゐや　ひなげし咲きて　色まさる　乙女の胸の　たはむれに似て」

（現代語訳）
あじさいやひなげしが咲き、色鮮やかに乙女の胸のたわむれに似ている

与謝野晶子のような女性文学者にとって、ヒナゲシは「強さと繊細さを併せ持つ女性像」の象徴だったとも言われてます。


古代ギリシャでは、ポピーは眠りの神ヒュプノスと、死の神タナトスに捧げられていました。
ポピーの仲間であるケシ科の植物（特にアヘンケシ）からモルヒネ（鎮静剤）が取れるため。
つまり、「眠り」「忘却」「死」などを象徴する花とされ、詩や絵画のモチーフにもなってます。


赤いポピー　「忘れてはならない死」

青いケシ　「手の届かぬ夢」

人の心に訴えかける力を持った花ですね。🌸💠🌺



はっきりしない天気です。
あと一日☝️
頑張りましょう(*˙˘˙)♡🌸