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ヒナゲシの花は可愛らしいポピーの仲間である植物です。春から夏にかけて花壇に彩りを与えてくれます。また、実には鎮痛などの効果もあります。
今回は、ヒナゲシの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
赤いヒナゲシは「喜び」「慰め」「感謝」。白いヒナゲシは「忘却」「眠り」、アイスランドポピーは「慰安」「感謝」「承認」「七色の恋」。
ケシ科の植物の実には入眠や鎮痛、麻痺をもたらすアルカロイドが含まれているため、薬として古代ギリシャやローマで使われていました。この効能が由来となって「心の平穏」「休息」「慰め」や「いたわり」などの花言葉が付けられました。
「別れの悲しみ」は、ギリシャ神話のエピソードや中国の虞美人草の伝説などに由来するといわれています。ヒナゲシなどケシ科の植物には、よく苦痛や悲しみを慰めるような花言葉を見受けますが、歴史上この花がどのように利用されてきたのかを思い起こせば納得がいくかもしれません。
花は光沢のある薄紙のような4枚の花弁を持っており、花色は、赤、ピンク、白、オレンジや黄色など豊富です。
また、ひなげしの花芯には多数の雄しべに囲まれた雌しべがあります。雌しべの子房は円筒形で、頂部には複数の筋が放射状に入っています。花弁が4枚の一重咲きのほかにも、八重咲きの園芸品種も流通しています。どれも花の寿命は、3~4日と短命です。
イギリスのコーンウォール州シャーレーに住んでいた牧師が選抜育成した品種。現在世界中で栽培されるほとんどがこちらになります。花つきがよいため、園芸種として種や苗として流通しています。
北海道利尻島の砂礫地に自生する小型のひなげし。夏に丈が低く淡いクリームイエローの花を咲かせます。短命なので種を採って株を維持するのがポイントになる山野草です。
シベリアなど主として北アメリカの北西部に分布し、「シベリアひなげし」の和名を持ちます。日本には大正初期に渡来して以来、その華やかさのため広く親しまれています。株元から花柄を長く伸ばし、頂部に一輪の花を咲かせるのが大きな特徴です。
花姿は可愛らしいので好きな人は多いですが、花言葉の意味を知ってさらに好きになるかもしれませんね。
GreenSnap編集部