空き家のお庭に咲いてた芙蓉が

種が飛んだのか周りの草地に野良化😨

ものすごい勢力で広がり

お散歩中の目の保養には楽しい🚶‍♀️🎶✨

が。

雑草に負けるもんかと芙蓉さんも伸び広がり
開花前後はもう…(*ﾉω<*) ｱﾁｬｰ💦というほどの
荒地状態…

そんな光景がどうしても許せない人物…
そう。我が村の草刈り部隊!!

だが立ちはだかる【芙蓉を愛でたい】ご婦人部隊💨
（まゆぽよも含む 笑🤣）

この夏の寄り合いのたびに勃発する抗争←大げさ 笑

これは当分、あの土地は放置の一途を辿るかと思われていた。

そんな時‼️

ある日、ゴミ出しをしようと集積所まで歩きながら、談笑していたご婦人一行。
「今年も芙蓉の花が咲くの楽しみね🎶」などと言いながら、例の荒地の前を通りがかった時だった。

「ｷﾞｬｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｯ!!!!」

と、わりと遠くまで響き渡った阿鼻叫喚😱
そして何事かとわらわら集まる村人たち…

一帯はザワザワと騒がしく、お庭で洗濯物を干していたまゆぽよにもそれが聞こえてきた。

なんだ？！まさかこの平和な村の中で事件か？！

……と、野次馬根性甚だしいまゆぽよは、旦那さん愛用の【オヤジつっかけ】を履いたまま、その騒ぎのさなかに駆けつけた。

目の前にはなにやら人集り。
どうやらその中心でなにかやってるのか
時折、おおっ！とどよめきがあがる。

なんじゃらほい？と首を傾げながら近づくまゆぽよ。
そしてそれを見つけたその人だかりの中の一人のご婦人が、まゆぽよに向かって両手のひらを突き出した。

「まゆぽよちゃんは来たアカン‼️」

「はぇ？？？」

なんで？となるのは当然の反応。

だが、ご婦人のその必死な形相にビビり立ち止まるまゆぽよ←ヘタレ 笑

「まゆぽよちゃんは見んほうがええ！」

「え…なに、なんでよ～？？？」

そんなご婦人との攻防の最中にも
人集りは中心に向かって「わぁっ！」とか「アカンアカン！」とか、「あぶない！」とか…

ますます気になるまゆぽよ。
なんだ？イノシシでも出て戦ってるとか？？？

いやでも、イノシシなんかだったら、あんなに小さな輪にならないよね？

なんだ？と首を傾げるまゆぽよに、そのご婦人は駆け寄ってきた。

「どうしたん？なんの騒ぎ？なんかあったん？」
そう聞くまゆぽよに、ご婦人は非常に言いにくそうに口を開いたのだ。

「出てん。アレが…」

「アレ？なに？」

「いやほら…アレよ…あの～…頭が三角で～…あの～…まゆぽよちゃんが嫌いな…」

瞬間。まゆぽよの中でザァーーーーーっと血の気が引く音が聞こえた気がした。

そして…

逃げた。

ええもう。それは脱兎のごとく。
完全に無意識ながらも奇声ともいえる叫び声をあげながら…

※（また長文になってきたな…💧ここまで読んでる人もいなさそうだけど書くよ。だってひとりじゃ処理できないもん😫💦せめて書いてスッキリしたいもん～💦💦💦）

ーーーその後…

稀に見る全力ダッシュで家の中に駆け込んだまゆぽよ。
リビングに座り込み、「ひぃ～😱」とか言いながら我が身を抱き締めるようにして両二の腕を撫で擦った。

ーーー頭が三角…まゆぽよが嫌いな…

そんなのもう。思い当たるのなんかひとつしかない。

ヤツだ。ヤツが出たのだ。
マ○○がっ‼️←名称書くのも嫌😱

あのどよめきは、ヤツを仕留める誰かに向けられたものだ。

ヤツを見かけたらすぐに〇さないと増えるからって
いつかの夏に言ってたのを思い出した。

嫌だ～…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…

サブイボがたった両二の腕をゴシゴシと擦るまゆぽよに、心配したのか🐱くうさまがニャーと鳴きながら擦り寄ってきた。
くうさまをぎゅうっと抱きしめて、ゴロゴロと喉を鳴らしながら頭を擦り付けてくるくうさまに、やっと癒されてきた頃…

「まゆぽよちゃ～ん！大丈夫かぁ～？」と
庭に面した大窓を開けて顔をのぞかせてきたのは
先程、まゆぽよに「来たらあかん」と止めてくれたご婦人。
他にもその場にいたらしいご婦人方も数人で。

「うん。もう大丈夫。あ、上がって～。コーヒーでもいれるわ。」

そして突如はじまったお茶会☕️で、事の顛末を聞かされた。

どうやらあの芙蓉と雑草蔓延る荒地から、ヤツが飛び出してきたのだそうだ。
そしてゴミ出し途中のご婦人方は、叫び声を上げながら抗戦←ｽｯ､ｽｹﾞｰ!!Σ(ﾟДﾟ )
そのうち、近所のおじちゃん達も何事かと駆けつけ、ヤツを仕留めるために奮闘していたのだとか。

「いやもう凄かったで。」
「あれ、大きかったなぁ～！」
「そうそう！あんな大きいの見たん久しぶりやわ！」

……らしい。
～～～～～(ノ≧ρ≦）ノいやじゃぁぁぁぁ!!!!

無事、仕留められたヤツは、瓶に詰められ
ドナドナ～と売られに行ったそうです。
※ヤツは高値で売れるらしい。酒になるために…😱
そのため、できるだけ傷つけぬように仕留めるのだとか…
もう想像だにしたくない…(ヾﾉ･ω･`)ﾑﾘﾑﾘ💨

そして…

この夏、寄り合いのたびに勃発していた抗争は幕を閉じる結果となった。

「ほれみぃ💨あんな荒地にしとったら、そらマ○○も出らァ。あんなん、いっかいはスッキリ刈らなまた出るで。」

……勝者👑草刈り部隊👑✨

結局、すぐにでも草刈りを開始するらしく
名残惜しいご婦人たちは、せめて芙蓉さんだけは
持って帰りたい、と。

ちなみに。
きっとまだまだヤツはいるだろうから、完全捕獲部隊も出動するそうです。
そりゃもうホクホク顔で…(≖_≖)…ﾔﾀﾞﾔﾀﾞ

はい。話が長くなりましたが。

このpicのお花たちがソレです( ˙ᒡ̱˙ )

あの騒がしいどよめきをもぶった斬るような奇声を発して逃走していったまゆぽよに、心配してくれたご婦人方がおすそ分けとに持ってきてくれました。

たしかにお花だけ見るといささか勿体無い気はするけれど、ヤツの脅威がある以上、今回の草刈り部隊には感謝しかない。

草刈りが終わった頃には、お茶とお菓子でも差し入れにいこう。

静かで平和なこの村で、大事件(笑)が起こったお話でした。ｵｼﾏｲ( ˙꒳˙ )