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すらっとした茎に大きな花が特徴的なテッポウユリは、庭に植えるとひときわ目につきます。テッポウユリはいつ頃植えて、どうやって増やすのでしょうか。
このページではテッポウユリの育て方をご紹介します。これからお迎えしたい方もぜひご参照ください。
テッポウユリはユリ科ユリ属の球根植物です。他のユリと比べて花はラッパのようで、長い筒状の白い花を咲かせます。
すらっとした見た目が特徴的で、背丈は50センチから100センチほどもあり、花が大きいのでバランスを崩しやすいです。花期は5月から8月で、6枚花弁に分かれているように見えますが、実際は花弁1つ1つ繋がっています。
テッポウユリは日当たりのよい場所で育てましょう。しかし、乾燥は苦手とします。真夏で気温が高い時期は乾燥しがちになりますので、鉢植えの場合は半日陰や日陰に移動させましょう。
また、テッポウユリは連鎖を嫌います。前年と同じ土に植えることや同じ場所に植え付けないようにしてください。地植えの場合は、2年に1回は植え替えるようにすると生長しますよ。
テッポウユリは市販の花と野菜の土で育てることが可能です。地植えをする場合は、苦土石灰を土にまぜて中和させてから、腐葉土を少し加えて植え付けてください。
テッポウユリは土が乾いたらしっかりと水を与える必要があります。暑い時期に開花する特徴のあるテッポウユリは、この時期は乾燥しがちになります。水が足りなくなると花がしぼんでしまったり、弱ってしまったりすることがありますので、水を切らさないように注意してください。
地植えの場合は、しっかりと根付いていれば降雨のみで十分ですが、夏場で日照りが続く場合は水を与えてください。
テッポウユリは肥料を必要とする植物です。肥料がないと栄養が得られず、球根が丸く太らないのです。肥料を与えないままでいると、毎年開花しなくなりますので、肥料を絶やさないように気をつけてください。
テッポウユリが芽を出したら、緩効性肥料を1回与えてください。育成期は液体肥料を2週間に1回の割合で与えます。
テッポウユリの植え付け時期は10月から11月で球根を植え付けましょう。
それ以降の寒くなる時期でも植え付けは可能ですが、球根に負担がかかる場合がありますのでおすすめしません。必ず秋に植え付けるようにしましょう。
テッポウユリは植え替えが重要です。同じ場所で育てていると連鎖障害を起こしますので、地植えの場合も植え替えをしてください。
植え替え時期は、植え付け同様秋がおすすめです。遅くとも11月には植え替えるようにしましょう。
背丈が最大100センチにもなり、花も大きいのでバランスを崩して茎が折れることがあります。テッポウユリが生長してきたら支柱を立てるとよいですよ。背丈が30センチを超えてきたら支えてあげてください。
テッポウユリは球根植物です。増やし方は分球と鱗片(りんぺん)を使った増やし方があります。
分球とは、球根のまわりにできる小球根を土に植え付ける方法です。増やす時期は10月から11月が適しています。
テッポウユリの球根はうろこ状の鱗片というものが重なってできています。この鱗片を剥がして、土に挿すことで増やすことが可能です。このような方法を鱗片挿しとも呼び、秋に行ってください。
テッポウユリはアブラムシの被害に遭うことがります。虫がたくさんつくと食害にあい、テッポウユリが弱りますので薬剤を使用して退治してください。
テッポウユリの花言葉は、「甘美」、「純潔」、「威厳」です。真っ白で大きな花の見た目からこのような花言葉になったと考えられます。
テッポウユリは大きな花を咲かせるので洋風のお庭にも和風のお庭にもどちらにも合いますよ。
細かい育て方を覚えてお家で育ててみてくださいね。
GreenSnap編集部