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可憐な花を咲かせるセントポーリアは、すみれのような花を咲せ、園芸用品種として親しまれている植物です。セントポーリアは和名だと「アフリカスミレ」と呼ばれています。アメリカでは、「アメリカン・バイオレット」と呼称されています。
そんなセントポーリアの花は一重や八重咲きはもちろん、大輪やフリル咲きなど様々な咲き方をします。今回は人気のセントポーリアの育て方についてご紹介します。
セントポーリアは一年を通して風通しがよい場所で、レースカーテン越しの室内で育てます。直射日光や西日など強い日光に当てると葉焼けを起こしてしまうので注意してください。
ある程度耐陰性があるので、インリアグリーンにも最適ですが日照不足になると花つきが悪くなります。
セントポーリアの生育適温は18〜23℃で、5℃以下になると枯死してしまう可能性があります。花を咲かせるためには、室温10℃以上を保ちましょう。
セントポーリアの水やりは、春と秋は土の表面が乾いたら十分に水を与えます。セントポーリアは葉に水がかかってしまうと葉が傷むので、葉にかからならないように水やりしてください。
夏になると生育が鈍化してくるので、少し乾燥気味に育てます。また、冬の気温が10℃以下になったら、この場合も少し乾かし気味に管理します。
セントポーリアを育てるときは、9〜5月までの間に、液体肥料を1ヶ月に1〜2回施します。株の大きさや生長の程度を観察して、追肥を調節していきましょう。
液体肥料は、容器に表示されている使用濃度の一番薄い倍率にして、回数を多く与えると上手に育てられます。
また、10〜11月にかけては、緩効性化成肥料を与えましょう。真夏や真冬には、肥料は与えないようにしてください。
セントポーリアの病気は灰カビ病に注意します。風通しのよい場所で育て、花が終わったら花がらや散ってしまった花びらをとりのぞくことで予防します。
害虫被害ですが、セントポーリアは、アブラムシやホコリダニの被害に遭う可能性があります。アブラムシは一年を通して発生する害虫です。風通しが悪いことと、肥料が多くなってしまうことが原因で被害に遭います。
ホコリダニは、高温で乾燥した状態が続くと発生します。ホコリダニは新芽を萎んで縮ませてしまうので、発見次第早急に殺虫剤を散布しましょう。ほかの対策方法としては、軽石を敷いて鉢を乗せたあとに、水を含ませる方法などがあります。
セントポーリアの植え替え時期は5〜6月または9〜10月が適期で、毎年植え替えしてください。
植え替えの際は、鉢から株を取り出したあと古い土を軽く落として、傷んだ根があれば切り落として植え替えます。
セントポーリアを育てるときは、水はけと水もちのバランスのよい有機質を多く含んでいる用土を用いましょう。市販のセントポーリア専用培養土がおすすめです。
セントポーリアの増やし方には、「葉挿し」と「挿し芽」の2つの方法がありますが葉挿しの方が成功率が高く、初心者におすすめです。
セントポーリアの葉挿し時期は3〜5月または8〜9月が適しています。
葉挿しの方法は、立派に育っている元気な葉を1〜2cm葉柄を付けたまま切り取り、バーミキュライトに葉の下から1/3ほどが埋まるように少しななめに挿します。
挿し芽時期は、3〜5月と8〜9月です。覆輪園芸品種に当たるセントポーリアは挿し芽で増やすことで、模様を受け継ぐことができます。。
セントポーリアの開花時期は9〜6月です。セントポーリア花色は赤、白、青、ピンクなどで、一重咲きや八重咲き、フリル型やベル型など種類によって花姿もさまざまです。花びらは5枚され、くっきりはっきりした色をしています。花序は黄色くなり、より花びらを際立たせています。
花色も華やかで、形が可愛らしいのでインテリアグリーンとして人気があります。
園芸品種がたくさんあり、鮮やかな色の花を咲かせるセントポーリアは環境の変化に敏感なため、夏や冬の気温が激しい時期は水やりや日当たり、置き場所に注意して育てましょう。
インテリアグリーンとして親しまれているセントポーリアを育てて、おしゃれば空間を演出してみましょう。
GreenSnap編集部