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「室内花の女王」とも呼ばれているセントポーリアは、蛍光灯の下でも花を咲かせることができるためこの呼び名がつきました。また品種もとても多く、それぞれ花の色や形が違い、好みの品種を探す楽しみがある花ですね。
今回は、セントポーリアの花言葉や種類、特徴などを紹介していきます。
セントポーリアの花言葉は「小さな愛」「深窓の美女」「親しみ深い」「細やかな愛」「小さな心」などがあります。
「小さな愛」は品種や花が多数にあり、小さく可愛らしいすみれに似た花を付けることにちなんでつけられています。
「深窓の美女」は青紫色の花が慎ましさを感じるからという説や、レースカーテン越しの屋内でしか中々育てられない性質からという説もあります。
「親しみ深い」は花が咲く期間が長いことからといわれています。
セントポーリアに怖い花言葉はありません。鮮やかで可愛らしい花から心温まる花言葉がたくさんついています。
セントポーリアの学名は「Saintpaulia」です。セントポーリアは、19世紀末にウサンバラ山地でドイツ人のフォン・セントポール男爵によって発見されました。
そして、種を採取したものがドイツ樹木協会の会長であった父に渡り、ヘレンハウゼン植物園の園長に渡されました。園長の手に渡った種が新種であると認可され、発見者の名前から取ったとされています。
その種の中にイオナンタとは別種が混じっていたことが判明し、その品種に「セントポーリア・コンフーサ」という名前がつきました。しかし、イギリスではこのときより数年前に標本が採取されていたのですが、新種として認定されませんでした。
セントポーリアの開花時期は6〜9月で、品種によって様々な花を咲かせます。2〜4cmほどのスミレのような花が可愛らしい植物です。
日に当たらなくても花を咲かせることができ、蛍光灯での下でも花が咲くのが特徴的です。
セントポーリアは、東アフリカの熱帯地域に当たる山岳地帯に、24種類が分布しています。主な原産地としては、タンザニアの北の部分からケニアの南の地域の山岳地帯となります。花形や草姿などを分別すると、約15,000種類にも上ります。
茎が短くほとんど伸びないタイプの「ロゼッタ型」と、逆に茎が這いながら伸びるタイプの「トレイル型」という2つのタイプに分けられています。
園芸品種は、葉の形や花の形、葉の色などにバリエーションがたくさんあり、セントポーリアは、「イオナンタ」と「コンフューサ」を交配させて作られたとされています。
品種には、「セントポーリア・イオナンタ」というタンザニアの標高の丘陵に自生し、セントポーリアの中では大型となっているものや、その他の品種には、「オプティマラ」という営利栽培を目的とした品種もあります。
セントポーリアには、慎ましい女性の温かさを感じる花言葉がたくさんついています。「室内花の女王」と呼ばれ、カーテン越しの美しく上品な花にみな魅了され、人気なことがうかがえますね。
草丈も大きすぎず、種類によって花の色や形も様々あるためお気に入りのセントポーリアを見つけて室内で育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部