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アリッサムはアブラナ科アレチナズナ属の多年草です。ひとつの茎から、小さな花をたくさんつけるので、まるで絨毯のような装いになります。花壇の寄せ植えなどにもぴったりの花で、育てやすいのも人気のポイントです。
今回は、愛嬌あふれるアリッサムの育て方について、種まきの方法や花言葉をご紹介します。
アリッサムは日当たりと水はけのよい環境で元気に育ちます。高温多湿を苦手とするので、とくに真夏の日中は、半日陰かつ風通しのよい場所に置いてあげましょう。
冬はアリッサムが凍るのを防ぐために、防寒対策をしたり、霜の当たらない軒下などに置くようにします。
アリッサムは水はけがよい肥沃な土壌を好みます。「赤玉土小粒6:腐葉土4」や「赤玉土中粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2」などの配合土がおすすめです。
また、アリッサムは酸性土を嫌うため、用土1ℓにつき2gの苦土石灰を混ぜ込み、弱酸性〜中性の土にしましょう。
アリッサムの種まき時期は、9〜10月頃です。
アリッサムの根はとても傷つきやすいので、そのまま植え替えられるポットを使用するのがおすすめです。
アリッサムの苗の植え付け時期は、春の3〜5月、秋の9〜11月頃です。
アリッサムは直根性であるため、根を傷つけないように気をつけて作業します。
あらかじめ鉢底石を敷いた鉢に、土を1/3ほど入れておきます。そのあとは、苗の根を傷めないように注意しながら植え付けましょう。
植え付けのあとは水やりをして、土着させてあげるのを忘れないようにします。
鉢植えの場合は、毎年植え替えてあげることが大切です。
苗の植え付けを行う2週間前に、腐葉土などを土に混ぜ込んでから、植え付けをしましょう。
植え付けるときは、株同士の間隔を20cmほどあけてください。
表土が乾いているのを確認したら、水が鉢底からこぼれるくらいたっぷりと水やりをしましょう。
ただし、高温多湿は根腐れの原因となるので、水の与えすぎには注意してください。
アリッサムを地植えで育てる場合は、基本的に水やりは不要です。自然の降雨にまかせて問題ありません。
アリッサムへは、9〜11月と2〜6月の間に、緩効性化成肥料を施します。
鉢植えの場合は、2〜6月の間、さらに液体肥料を1〜2週間に1回ほど施すのもよいでしょう。
6〜7月頃に、アリッサムを切り戻ししましょう。これにより、風通しがよくなったり、株元に十分な日光が当たるようになります。
さらに、9〜10月頃には、伸びすぎた茎を切り戻します。そこから新芽が伸びてきて、健気な株に育ってくれます。
湿気の多い日本の環境では、アリッサムは一年草として扱われることが多いため、基本的に植え替えの必要はありません。
もし枯れずに翌年も育っていれば、鉢内の土を入れ替えるためにも、年1回ほど植え替えしてあげてください。
アリッサムの増やし方で一般的なのは、「株分け」や「挿し芽」による方法です。
アリッサムの株分けは、根を傷つけないように気をつけつつ、株を2,3つに分けます。それと同時に、古い根や病害虫の被害を受けてしまった根を丁寧に取り除きましょう。
アリッサムの挿し芽は、6月頃が適期です。
アリッサムは菌核病やアブラムシ、コナガといった害虫に注意が必要です。
カビの発生を抑えるために風通しを確認したり、薬剤を散布して駆除するなど、日頃の管理を入念に行いましょう。
アリッサムは育てやすさと美しさを両立した植物です。他の花との相性も抜群なので、寄せ植えなどでも楽しめますよ。
GreenSnap編集部