warning
error
success
information
北アメリカを中心に世界中に分布している「エリゲロン」と呼ばれる植物があります。
世界各地で約200種も存在している日本でも馴染みのある植物です。今回はエリゲロンの育て方や名前の由来についてご紹介していきます。
エリゲロンは日当たりの良い場所を好みます。
エリゲロンは元々乾燥気味の草原で育った種類が多いため、乾燥した場所に置くことが先決です。また、風通しのよい環境であることも必要です。花つきが悪くても良いのであれば日陰でも育てることができます。
日本の夏のように高温多湿を嫌う植物ですので、乾燥していることをチェックしておきましょう。
エリゲロンは、多肉植物のように乾燥気味を保つことで生長します。
地植えで環境が合っていれば、日照りではないとき以外は水やりをしなくても大丈夫です。日照りが続いているときは、1日に2回水やりを行うと良いでしょう。
鉢植えのときは、土が乾いている場合にたっぷり水やりを行います。根腐れの原因になる多湿にならないよう気をつけて管理しましょう。
エリゲロンには、冬場でも土が乾いていたら水やりをします。
地植えで育てている場合は、カラッカラに乾燥していない限り、水やりはしなくて大丈夫です。過湿にならないよう注意しましょう。
エリゲロンの肥料や追肥の必要はほとんどありません。
鉢植えの場合は春と秋の2回、化成肥料を少量ばらまく程度で良いです。気温が高温のときに肥料を与えると多肥多湿になってしまい逆に根腐れや株が腐る可能性があります。
地植えの場合は肥料を施す必要がありません。
エリゲロンを育てるときは、一般の草花向け培養土を利用すると良いでしょう。
自分で作る場合は、赤玉土と腐葉土を7対3で配合して作ったものを使用しましょう。ただし、高山帯に生育している種類のエリゲロンでは、山野草向け培養土を使うようにしてください。
鉢植えの場合、水はけの良い土にしてあげましょう。
エリゲロンは鉢植えで育てていると、すぐに根詰まりを起こしていしまいます。根詰まりさせないためにも、1年に1回は植え替えを行いましょう。
鉢植えで管理するより、地植えのほうが管理しやすいのでおすすめです。植え替えのときに、株分けも同時に行うと良いでしょう。植え替えの時期は、春か秋が適期となっています。
植え替え方として古い土を落として根をほぐしておきます。土を払った苗を新しい用土と一緒に植え替えてあげましょう。
植え付け時期も春と秋が適期です。品種によって適した場所は異なりますが、日当たりの良い水はけのある土の場所で植えてあげてください。
エリゲロンの花が終わったら、株を切り戻しておきましょう。エリゲロンは多湿には弱いので、株同士が混み合わないよう、適宜切り戻しをしてきれいな形を保ちましょう。
エリゲロンの増やし方は、「種まき」と「株分け」と「挿し芽」の3つがあります。
種まききを行う場合は、3〜4月か9〜10月にポットなどに蒔いて育てましょう。
株分けは春か秋の植え替えのときに同時に行います。エリゲロンは短期間で株が大きくなるので、蒸れて腐らないように注意しましょう。
挿し芽で増やす場合、5〜7月にやりましょう。
主にエリゲロンに付く害虫は、アブラムシやハモグリバエの幼虫です。アブラムシはつぼみや茎葉に発生することが多いです。
ハモグリバエは葉の中にいることがありますので、害虫を見つけたら透かさず駆除しましょう。
エリゲロンは乾燥した気候を好む植物なので、乾燥気味の場所で管理しましょう。冬には強いのであまり心配することもありません。
カルビンスキアヌスという品種は、場所を選ばずコンクリートの隙間からでも育つ剛健な植物です。エリゲロンの耐寒温度は-10度もあります。寒さにとても強いです。
エリゲロンの発芽の適温は、15度〜25度となっています。
エリゲロンの花言葉は「遠くから見守ります」です。
今回は老人の白髪と言われているエリゲロンという植物についてご紹介しました。
ハルジオンやヒメジオンの仲間でもある植物で乾燥した場所で育てられます。
育てやすいので初心者向けなので挑戦してみましょう。
※トップ画像はPhoto by cheeさん@GreenSnap
GreenSnap編集部