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トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の分布している地域としては、日本及び台湾・中国南部・インド北東部です。国内では自生種が確認されていますが、わずかな地域のみに限られており、珍しい品種の植物として扱われています。
5mほど背が高くなりますので、場合によっては支柱で支える必要があるため、ガーデニングというよりはお庭の生垣の植物としてよく使用されています。そんなトキワマンサクの育て方を説明していきます。
トキワマンサクは日当たりがいい場所を好むので、室内の窓際か日が降り注ぐベランダが、気温も暖かく育てる環境として最適です。
また、トキワマンサクは耐陰性があるので、半日陰のような環境でも成長はします。ただし、花の数が少なかったり、細くて弱い状態になってしまうこともあります。耐寒性もありますが、基本的に寒い地域では暖かい室内で管理して下さい。
花を華やかでボリュームがある咲き方にしたい場合は、日光のよくあたるで育てる場所で育てましょう。
トキワマンサクを鉢植えやプランターなどで育てている場合は、用土の表面が乾いてきましたら、鉢底より水が流れ出てくるぐらい、たっぷりと水を与えてあげましょう。
トキワマンサクを地植えしている場合は、基本的に自然の雨で大丈夫です。真夏に乾燥する日が続き、土がすごく乾いている状態であれば水を与えてあげてください。また、地面に植えつけたばかりの場合は、土壌に根が張るまでは自分で水やりもしましょう。
トキワマンサクを鉢植えで育てている場合は、3月頃に、花木用の固形肥料か緩効性化成肥料を株元に追肥して下さい。また、4月~5月頃にかけてはトキワマンサクの開花期になるので、肥料を与えて元気な花を咲かせましょう。
2月頃に寒肥として油かすなど有機肥料を株元に与えておくと、1年間に必要な養分のほとんどを与えることができます。トキワマンサクの成長状態が良くない場合は、9月頃にも追肥してあげるといいでしょう。
トキワマンサクを地植えで育てている場合は、2月頃に有機質肥料を、土に埋めるなどして混ぜておけば大丈夫です。
トキワマンサクは水はけがいい状態を好みますが、土が乾燥しすぎてもよくないので、ある程度水分を含む用土をつくりましょう。おすすめの配合としては、赤玉土中粒:5、完熟腐葉土:5、バーク堆肥:5の割合です。有機質な土壌が育つ土になります。
トキワマンサクの植え付けや植え替えに最適な時期は、春の4月~5月頃と、秋の9月~10月頃になります。
トキワマンサクを庭に地植えする場合は、冬越しできる日が当たる場所を選んで穴を掘ります。有機質の土壌がいいため、腐葉土などをいっぱい混ぜて植え、水をしっかり与えておきましょう。
トキワマンサクの苗木は細いので、倒れそうであれば、支えとなる支柱を立てて下さい。
鉢植えの場合は、緩効性化成肥料でもいいですし、有機質肥料でもどちらでも、育ちますので大丈夫です。
トキワマンサクの増やし方は、「挿し木」という方法で増やすことができます。最適な時期は7〜8月です。
成長状態のいい新しく出てきた、痛みがない太い枝を5~7cmぐらい切って、挿し穂として使用します。用土に挿し植えるため下の方の葉は、取り除いて下さい。水に1時間ぐらいつけておいたあと、赤玉土の小粒タイプに挿し植えて下さい。
水を切らさないようにして、用土は乾かない状態を保ち、明るい日陰で育てると発根してきます。根がずいぶん生えましたら、配合した用土を入れた鉢か、地面に植え替えましょう。
トキワマンサクは基本的に病気や害虫に強い植物ですが、葉が重なって茂ったことで、風通しが悪く、高温多湿な環境になり、カイガラムシが発生することがあります。
成虫のカイガラムシを見つけましたら、歯ブラシなどでこそぎ落として、数が多いのであれば枝を切って駆除し、風通しを良くして、発生しにくい環境にします。幼虫であれば殺虫剤を散布して、駆除することができます。
トキワマンサクの花が開花したあとに、枝を剪定しましょう。開花したあとは枝が伸びて成長するので、すっきりと剪定を行っても大丈夫です。込みあっていて風通しが悪くなっている枝や枯れている枝などを、根元より切り落とします。
剪定の時期は、開花後のタイミングを逃すと、翌年の花芽のつきが悪くなり、花数が少なくなってしまうので剪定時期を守って下さい。
遠くから見ると白っぽく見え、近づいて見ると少し黄色味があり、細い花びらをしているのが、トキワマンサクです。基本種は常緑樹で、高さが3m~5mぐらい大きい植物です。
ベニバナトキワマンサクは、濃いピンク色が特徴になっており、新しい葉が赤い色をしていますが、夏には葉が緑色になり、葉も鑑賞する楽しみがあります。全体的に色が鮮やかで、綺麗な品種になります。
トキワマンサクの開花時期は、春の4月~5月です。トキワマンサクの花びらは、先が丸くそっているので、彼岸花に姿が少しにています。花の色が白色とピンク色の2種類あり、ボリュームがある咲き方をするので、華やかなため鑑賞をするのに向いています。
鮮やかでボリュームがある咲き方をしますので、花を観賞する楽しみもあります。近くで見るより、少し離れた場所から全体を眺めて鑑賞する方がその美しさが確かめられます。
トキワマンサクの花言葉は、「私から愛したい」「霊感」「おまじない」です。「私から愛したい」は、白色やピンク色という色味が、恋愛を連想させることが由来になっています。
「霊感」「おまじない」は東北地方の人がマンサクの枝で、農作物が今年は豊作にできるか?占いをして予測したことが由来になっています。
病害虫の心配が基本的に、必要がない品種になっていますので、園芸初心者でも育てるのが難しくありません。日当たりがいい場所で、水やりも用土が乾いてきましたら、与えればいいですし、外で育てているのであれば、自然に降ってくる雨のみで大丈夫です。
トキワマンサクは成長が旺盛なため、枝が伸びすぎますと風通りが悪くなったり、日が当たりにくい部分も出てきますので、剪定は行うようにしましょう。多少剪定に自信がない人でも、思い切って剪定しても、大丈夫なので迷わずカットしましょう。剪定をすることで、次の年にも綺麗な花を咲かせてくれます。
肥料は冬から初春にかけて必要と、覚えておけば忘れません。
※トップ画像はちゃーみぃさん@GreenSnap
GreenSnap編集部