warning
error
success
information
ヘゴは日本原産の植物です。大型のシダ植物であり、成長すると4m以上もの高さになることがあります。ヘゴは木材として用いられることがあるほどですが、乱獲されたことで野生のヘゴは少なくなっています。
そんなヘゴはどのようにして育てたら良いのでしょうか。ヘゴならではの注意点はあるのでしょうか。ここではそんなヘゴの育て方と知っておきたいポイントについて見ていきます。
ヘゴは日光のよく当たるところで育てます。とはいえ、日陰でもよく育ちます。
ヘゴは熱帯地帯原産ということもあり、暑さには強いです。しかし、寒さにはかなり弱いですから冬場の処置には気をつけましょう。もしも冬場の寒さが最低5度以下になる場合には、鉢植えに徹したほうが育てるのも楽です。
また、ヘゴは乾燥にはかなり弱いです。乾燥があまりにもひどいと枯れることすらあります。そのため、屋外で育てるにしても、鉢植えするにしてもあまり乾燥しにくいところで育てておきたいところです。
ヘゴを観葉植物として、室内で育てるのも人気です。ヘゴは日陰でも育つので、室内で育てるのにも向いています。
ただし、ヘゴは乾燥に弱いので乾燥しやすい冷房機近くなどに置くと、枯れることもあります。また、ヘゴは適度に空気中の水分を吸収してくれます。このため、部屋がジメジメしているといった際にもヘゴが役だつことがあります。
ヘゴは湿気がちな環境を好みます。春から秋にかけてはしっかりと水を与えましょう。乾燥には弱く、水やりが足りず乾燥させると枯れてしまうことがあります。冬場は逆に水やりを減らします。
ヘゴへは、春から秋にかけて2ヶ月に一回程度緩効性肥料を与えます。
ヘゴを育てるときは、赤玉土と腐葉土を半々に分けた土を用います。
ヘゴは5月から7月にかけて植え付けします。ポット苗を園芸店で購入してきて、それを植え付けましょう。この際、なるべく健康的な苗を選ぶことが大事です。
ヘゴはかなり大きくなるので大きな鉢に植え付けましょう。また、ホームセンターなどで売られているヘゴは最初からかなり大きいものもあります。
ヘゴは2年に一回程度植え替えが必要です。ヘゴはかなり大きくなるので植え替えしないと成長に悪影響を与えかねません。
植え替えは5月から6月にかけて行いましょう。植え替えの際には8号や10号のようになるべく大きな鉢を選んでおくことがおすすめです。
ヘゴは定期的に剪定すると良いでしょう。好き勝手に成長させておくと葉などもモサモサしてきてしまいます。
ヘゴは素人が増やすのはかなり難しいです。胞子で増やすものの、ヘゴを自宅で増やすのは諦めたほうが良いかもしれません。
ヘゴを育てた結果、「もっと増やしたい」と思ったら、ポッ途苗を購入してきて植え付けるのがベストです。
ヘゴは乾燥を嫌うのでしっかり水やりするようにします。乾燥がひどいと枯れることすらあります。水やりを習慣化して水切りしないようにしたいところです。
また、ヘゴを室内で育てる際には湿度に注意が必要です。ヘゴは乾燥を嫌うことから適度な湿度を保つようにしましょう。室内は冷房などによって意外と乾燥しやすいです。乾燥対策としてミズゴケなどを一緒に育てるといったこともできます。
ヘゴには、時期によってはカイガラムシが発生します。カイガラムシを放って置くと木の養分が吸い取られてしまいます。カイガラムシを見つけたら薬剤を散布して対処しましょう。また、歯ブラシを用いてカイガラムシを取り除くこともできます。この際、葉を傷つけないように慎重に行いましょう。
また、カイガラムシを放って置くとすす病が発生します。すす病はカイガラムシなどの害虫の排泄物によって引き起こされる病気で、すす病になると葉が黒くなっていきます。すす病になったからといって枯れることはあまりないものの、見た目が悪くなるので早めの対策が肝心です。
ちなみにカイガラムシの排泄物はベトベトしておりかなり判別しやすいです。こうした排泄物があったら何らかの虫が発生していると疑っておきましょう。
ヘゴは育てやすいとはいえませんが、大きな植物を育てたい際には手を出してみると良いでしょう。ヘゴは紹介したように乾燥に弱いのでこの点には十分に気をつけておきたいところです。また、ヘゴは品種によってかなり違いもあります。このため、ヘゴを育てたい際にはどのような品種を選ぶかもこだわってみると良いでしょう。
※トップ画像は ichiさん@GreenSnap
GreenSnap編集部