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サギナは可愛らしい白い花を咲かせる、グランドカバーなどにも向いた植物であり、地植えで育てるのがおすすめです。また、サギナは増やしやすいことも利点でしょう。ここではそんなサギナについて詳しく解説しました。用土や育てる場所などについて紹介したのでこれからサギナを育てる際には参考にしてみてください。
サギナは、日当たりの良い場所で育てます。また、サギナは湿気には弱いため、なるべく水はけの良い所が良いでしょう。
地植えでも鉢植えでも育ちますが、かなり横に育つので、地植えの方がおすすめです。鉢植えの場合には、大きめの鉢を用いておきましょう。
なお、サギナは寒さには強いため、冬場の処置はあまり必要ありません。
サギナを育てている土の表面が乾いてきたら、水をやります。ただし、サギナは湿気に弱いので、水の与えすぎに注意が必要です。水やりの際には、株元に与え葉っぱに水がかからないようにしましょう。鉢植えの場合は、受け皿に溜まった水はなるべくこまめに捨てましょう。
そして、冬場は水やりの頻度を減らしましょう。1週間に一回程度でも問題ありません。地植えしていえるならば、水やりは特に必要ありません。
サギナへは、緩効性肥料を春及び秋に与えます。
サギナを地植えするならば、庭土に腐葉土を混ぜておきます。川砂などを混ぜることで水はけも良くなりサギナに適した用土になります。
また、サギナを鉢植えにするならば、「赤玉土5:腐葉土3:川砂2:」の用土を用いましょう。
サギナは3月から5月に植え付けをしますが、秋にも植え付けは可能です。
園芸店などで種を入手することも可能ですが、初心者の方には、サギナは苗から育てるのがおすすめです。苗をポットから出したら、根に付いた土をほぐして植え付けます。サギナ同士の間隔は30cm程度です。
サギナは、植え替えを定期的にする必要性があります。
特に鉢植えでは、植え替えしないと根詰まりを起こすので注意しましょう。植え替えは1年に一回程度が目安です。植え替え時期は3月から5月もしくは9月から10月です。
サギナは増やしやすい植物で「株分け」で簡単に増やすことができます。春と秋が適期です。植え替えする際に株分けも同時に行ってサギナを増やしていきましょう。
まず株の周りをスコップで掘り根を露出させます。その後、手で株を切り分けていきましょう。後は植え付けするだけです。
土に這うように育つサギナは、冒頭でもお伝えしたように、グランドカバーに向いています。グランドカバーとしてサギナを用いることで見栄えもしますし、芝生と違って花も楽しめます。とはいえ、剪定などの手入れはやはり必要となります。
サギナの茎がかなり伸びてきて、ごちゃごちゃしてきたら切り戻します。放って置くと病気などの原因にもなりやすいです。剪定は定期的に行いましょう。
また、適度に切り戻することで虫なども発見しやすくなります。サギナは紹介したように虫が発生しやすいので虫がついていないかチェックすることを習慣化してみましょう。
サギナは高温多湿に弱いです。夏場は半日陰で育てると良いでしょう。あまりにも日差しが強い場合には気をつけておきたいところ。また、冬場は特に処置入りません。氷点下5度程度まで耐えられます。
サギナは地面を這うように増えることから、虫害などにかかりやすいです。
ダンゴムシやナメクジのほか、すす病を引き起こすアブラムシ、葉の養分を吸い取るハダニやカイガラムシ、食害の可能性があるバッタなどに注意しましょう。
こうした虫対策のためにも、虫除け予防の薬剤などを事前に撒いておき、もし発生したら、霧吹きで水をかけたり、殺虫剤などを使ってすぐに駆除しましょう。虫対策が面倒ならば鉢植えがおすすめです。
サギナは植え付けたあとの5月から8月に、可愛らしい白い花を咲かせるます。
サギナは可愛らしい花が育つことから、「可憐」という花言葉がついています。
サギナはお金や運などの象徴ともされています。じゅうたんの下に挟むといったような習慣もあります。
サギナはアイリッシュモスと呼ばれることもあります。これは葉っぱや苔のように見えることに由来しています。また、スコッチモスと呼ばれることもあります。
この記事ではサギナの育て方を紹介しました。
サギナは比較的育てやすいですが、虫などにはしっかり注意しておきたいところ。また、サギナは多年草なこともあり、長い間楽しみたい人にも向いています。
※トップ画像はかおりさん@GreenSnap
GreenSnap編集部