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小さな竹のようなシルエットが魅力的な植物、トクサ。トクサは丈夫なこともあり、ある程度放任してもよく育ちます。また、後述するように実用的に用いることもできるのも利点です。トクサを用いてヤスリなどを作成してみるのも良いでしょう。こうしたトクサの育て方についてこの記事では詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。
トクサは半日陰で育てるのがおすすめです。あまりにも強い日差しが当たるところは苦手です。ガーデンの隅の日があまり当たらないところに植えると良いでしょう。
トクサへは、春から秋にかけてはたっぷりと水を与えます。トクサは乾燥に弱いので気をつけましょう。冬場は水やりもほどほどで構いません。
トクサは、肥料なしでもよく育ちます。よほどのことがなければ、肥料は基本的にいりません。
トクサを育てるときは、赤玉土と鹿沼土を混ぜた用土を用います。または市販の培養土でも構いません。
地植えの場合、水はけの良いところで育てるようにしましょう。ただし、トクサは丈夫な植物なこともあり、そこまで地質にこだわる必要性はありません。
トクサは、4月から8月に植え付けを行います。深さ50cmほど掘って植え付けましょう。植え付けたあと、場合によっては肥料を与えて7月から8月の開花を待ちます。
トクサを鉢植えにしている場合、植え替えは年に一回程度行います。トクサはかなりよく育つので、植え替えをしないと根詰まりなどを起こすので気をつけましょう。植え替え時期は、3月から5月が適期です。
トクサの増やし方は「挿し木」もしくは「株分け」が一般的です。
トクサを挿し木で増やすのはかなり簡単です。2節程度の長さで切り取ったら切り口を水に浸しましょう。その後赤玉土などに植え付けておしまいです。日当たりの良い場所で育て、根が定着したらより大きな鉢に植え替えましょう。
トクサの株分けは、3月から5月に行いましょう。株を引き抜いたらハサミで株を分けていきます。
トクサはそこまで手入れもいりません。しっかり水やりしていればそれで十分です。地植えならば水やりも降雨に任せられます。しかし、トクサは放って置くとかなり増えて見た目が悪くなることもあります。このため、定期的に株分けなどをしておくと良いでしょう。
トクサは虫にも強いです。葉もないので虫なども発生しにくいです。これもトクサが初心者向きな理由の一つでしょう。
トクサは開花時期の7~8月頃になると、茶色のあまり目立たない小さな花穂を咲かせます。その花姿には独特な魅力があります。
トクサの花言葉は「率直」、「非凡」です。
トクサの花はあまり目立たないことから地味と思われがちです。しかし、和のテイストがある花ですし、管理も簡単で育てやすいです。何よりいろいろな使い方ができるのも良いところでしょう。
特にこのトクサは日陰でもよく育つのが利点です。そのため、「ここは日が当たらないけれども何か植えたい」といった際にはうってつけでしょう。是非ともトクサを育ててみたいという人はこの記事を参考にしてトライしてみてください。
※トップ画像はまるちゃん(湯河原)さんさん@GreenSnap
GreenSnap編集部