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ユーフォルビア・ホリダは、サボテンのように見えますが、多肉植物の一種です。違いは、針の元に視座や、綿毛があるかないかで分けられます。花が咲いたあとの花がらが硬質化して、稜から生えています。男らしい印象を受けます。そんなユーフォルビア・ホリダの育て方を説明していきます。
ユーフォルビア・ホリダは、日当たりが良い場所を好みます。本来、ユーフォルビア・ホリダは南アフリカの原産地では岩場などに自生している品種なのですが、日光が不足してしまうと、その雄々しいフォルムが崩れてしまいがちです。
直射日光は株が大きくなるまで、十分に生長するまでは避けて下さい。遮光したほうが元気に株が育ちます。
ユーフォルビア・ホリダの株が小さいうちは、カーテン越しの場所であったり、木漏れ日の指す場所などに置いて、直射日光を避けて育てて下さい。日差しが強すぎると、葉焼けを起こしてしまいます。
また、多肉植物なので、雨ざらしになる環境は避けて下さい。なので地植えには向いていません。なお、生育期であっても雨は避けたほうが良いです。
さらに、風通しのいい場所であることも重要で、扇風機などでゆるく風を当ててやると間延びを防げます。
夏の間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えて下さい。ただし、あまりに水やりのしすぎは、根腐れしてしまったり、徒長してしまったりするのでご注意下さい。
また、水やりの際に、頭から水を与えると花粉などが落ちて汚れてしまうので、株元めがけて水やりをして下さい。
冬の水やりは、月に一回程度で大丈夫です。気候の暖かい日の午前中に、霧吹きや少しずつ水の出るジョウロなどを使って水を与えて下さい。
10月から3月の間は、いわゆる休眠期に入ります。水をあまり与えないことによって、樹液の水分が減り、寒さに強くなります。
ユーフォルビア・ホリダは、葉姿とは裏腹に根は弱いので、水を与えないと根が傷んでしまいます。一度傷むと、再生にまた時間がかかるので気をつけましょう。
成長していくと、根も張り、貯蔵庫も拡大、体内に水を蓄えられるようになってきますので、水やりの頻度はどんどん減っていきます。
ユーフォルビア・ホリダは夏生育型の植物なのですが、その夏の間、春から秋にかけて緩効性肥料か、希釈した液体性肥料を与えて下さい。
ユーフォルビア・ホリダを育てるときは、水はけのいい土を用意して下さい。サボテン用の土か、多肉植物用の土を用意して下さい。
自分で土を用意するなら、赤玉土を3、鹿沼土を3、軽石を3、腐葉土を1です。また、山野草向けの用土でも大丈夫です。
ユーフォルビア・ホリダは一年草ではないので、いつでも環境次第で生育します。とはいえ、植え付け時期や種まき時期は、3月頃から9月前が適期となっています。
ユーフォルビア・ホリダの根詰まりを防ぐためには、5年に一度ほど、植え替えをして下さい。植え替えをする際には根を傷つけないように注意を払い、大きな鉢に移し替えて下さい。
理想的な環境で育てると、ユーフォルビア・ホリダは1メートル以上にもなります。
ユーフォルビア・ホリダの増やし方としては、「株分け」と「挿し木」、「挿し芽」が有効です。
ユーフォルビアの属からは、切り口から白い樹液が出ます。その切り取った部分の水で洗って、赤玉土などに挿して、発根を待って下さい。
この際直射日光は避けて、半分日陰になる場所で発根を待って下さい。根が十分に生えたら、大きい鉢に植え付けて下さい。
また株分けの場合は、根本に生えてきた子株を切り取って、樹液を水で洗って、新しい土に指します。この樹液に触れると手が被れるのでご注意下さい。
ユーフォルビア・ホリダはサビ病にかかりやすいです。対策としては土の水はけをよくすることと、風通しを良くすることです。病気で萎れて、変色した箇所は切り取って下さい。
また、害虫ならカイガラムシもつきます。殺虫剤で退治するか、ブラシでこすり落として下さい。
ユーフォルビア・ホリダは、多肉植物の中では寒さに強い種です。理由としては水に加えて、樹液を体内に蓄えている点が挙げられます。日光が当たり、0℃以上であるなら屋外でも冬越しできるほどです。
ただし、雪や雨には弱いので、雪や雨の場合は室内に戻して下さい。冬の間はいわゆる休眠期ですが、昼間に日差しを浴びさせると耐寒性がアップしますので、寒い時期は日差しを浴びさせることをこころがけてください。
また、大株なら外でも越冬できるのですが、だいぶ生長する前は、屋内で冬を迎えさせて下さい。
ユーフォルビア・ホリダには、棘が随分と増えた品種があり、その名も「強刺ホリダ」といいます。まれに錆びたクギのような花柄の残骸がびっしり生えています。
日本で交配されてできた品種で「峨眉山」というものもあります。株がパイナップルのようで、人気があります。
また、トゲの付いたブロッコリーのような、「鑾岳」。ユーホリビア・ホリダ・ゼブリナという、シマシマのはいった、白色と緑色のコントラストが美しい品種もあります。
株姿が丸っこい「ユーフォルビア・オベサ」というものもあります。和名はキリン玉です。
ユーフォルビア・シンメトリカといったものもあり、オベサとシンメトリカは似通っていて、成長点が縦に縦に伸びていくのがオベサです。横へ横へ比較的広がりたがるのがシンメトリカになります。
同じ属(トウダイグサ属)としては、日本のも自生しているトウダイグサや、ノウルシ、アメリカ合衆国および南米に自生するオオニシキソウがあります。
ユーフォルビア・ホリダは赤い花を頭頂部に咲かせます。花色は赤く、数が多いです。まとめ売りされているチュッパチャップスを連想させます。この花が枯れて、花柄が残り、硬質化してトゲになります。
また、ユーフォルビア・ホリダは杯状花序というトウダイグサ科にみられる、特別な花序をしています。
ユーフォルビア・ホリダの個別の花言葉ではなく、トウダイグサ属の花言葉ですが、「明るく照らして」です。
和名の属名である「トウダイグサ」の”トウダイ”から、この花言葉がつけられました。
ユーフォルビア・ホリダの情報を、育て方を中心にまとめました。
大変人気のある品種で、可憐さや、儚さを感じさせる品種が多い園芸品種群のなかでは、かなり異彩を放っています。
多肉植物は水を葉に蓄える性質が有り、葉のボリューム・かわいらしさを感じさせる品種も多く、日本では多肉植物が人気を博していますが、寒さに弱いものが多い中で、ホリダは屋外でも大株なら越冬できるほどの耐寒性をもっています。
「サイアチア」と呼ばれる、トウダイグサ属共通の花を咲かせ、残った花柄がトゲになります。
縞模様があるものであったり、矮性種や、ほぼ球の葉姿をしているものなど、いろんな園芸品種がございますので、ホリダや、ホリダ以外のユーフォルビア属の植物を育ててみてください。
GreenSnap編集部