前回作成したコンテナボックスを利用したサボテンフレームだけじゃ物足りなくなってきたので、もう少し大きなサボテンフレームを自作してみました
おっさん、再び動く
先日、コンテナボックスを利用した
簡易サボテンフレームを作成してから、
まだまだ日が浅いのですが、
新しいサボテンフレームを作ってみましたので、
ご紹介させてください。
サボフレーム初号機の問題点
前の初号機はなにがあかんかったん?
って、総ツッコミいただくところだと思うのですが、
運用して見て初めてわかることもあるわけです。
問題点は以下の3点でした
1.コメントで指摘を受けた通風性の問題
初号機は、80mmのファンを内側に向けて
温度に合わせて回して、
空気循環を図るという作戦でしたが、
初号機を作成した5月上旬ならば、
その程度の送風で、
フレーム内の温度を
35℃程度に保つことができました。
ところが、季節がめぐり、
夏に近づくにつれ、
ファン1個だけでは排気が追いつかず、
フレーム内が40℃を軽々と超え、
50℃近くまで温度があがる
ということが頻発しました。
ファンの向きを反対にして、
強制的に排気を行うことも
試してみましたが、
やはり今のままでは、
フレーム内の空気の量が少なすぎるのと、
ファンの威力不足で、
真夏は耐えられないことが懸念されました。
2.耐久性の問題
初号機でフレームに採用したのは、
半透明なコンテナボックス。
この素材は、
ポリプロピレンです。
ところが、このポリプロピレン
透明なものほど、紫外線に弱く、
長時間紫外線を当て続けると、
ある日突然、
バキッと割れて、
ガラスのように粉々に砕け散る
ということがわかりました。
3.スペースが圧倒的に足りない
まぁ、一番の問題はこれですね。
我が家にあるサボテンを3つの自作フレーム初号機に
全部ぶち込んでみたのですが、
それでも、沼にハマった人間は怖いもので、
もうこれ以上は増やさないと言いつつ、
一つ、また一つとサボテンが増え続けるのです。
鉢トレーで、効率的にスペースを利用しているとはいえ、
3つあったフレームは、
あっという間に一杯になってしまいました。
ということで、
クリティカルなトラブルはなかったのですが、
将来的な問題点が予想されたため、
早めに対策を立てることにしました。
外装材の選定
前回の轍を踏まないため、
今度は、作成前に徹底的に情報収集を行いました
サボテンのことを聞くなら、
サボテンの先輩が一番です。
皆さん大好きな
サボ愛のクーさんに連絡して、
クーさんのハウスの写真を見せてもらいました。
そしたら、
農業用ビニールハウスのパイプをベースに、
透明な波板ポリカで
かまぼこ状のハウスを作っているじゃないですか。
ハウスはビニールだと思い込んでいたから、
おっさん、これにはびっくりしました。
これ、許可いただいて掲載させていただく
クーさんの秘密ハウス(本邦初公開)
こちらの波板ポリカは
建築資材なので、
耐候性、耐紫外線性が高く、
7年から10年は使用できるとのこと
これでいいじゃん
フレーム(骨組み)の選定
次に骨組みとなるフレーム選びです。
これも、GSのお友達が、
似たようなもの作っておられまして、
おっさんはそれをそのまま丸パクリ、
もといそのまま採用させていただきました。
それが、これ
おっさんがうかつに近寄れない多肉界のドン
とともさんが作られたサボテンフレームです
ズバリ、
ベースになってるのは、ただの金属ラック
なんだ、結局金属ラックか、
と思ったあなた。
ああ、そうです
なにか文句でも?w
めっちゃ安易ですが、
コスパが非常によく、
各種いろんなサイズが販売されているので
とても選びやすいのが、
この金属ラックの良いところ。
前回の初号機3台試作したので、
すでに金欠病だったおっさんは、
お値段以上のお店のスチールラックCUSTOM
(幅115×40×181.4cm)を選びました。
税込み7,120円です
でも、
塗装皮膜が厚くて錆びにくく、
かつ耐荷重も高いものを選ぶなら、
ルミナスのメタルラックが最強です。
価格は倍しますので、
お財布と相談ですね。
開口部を考える
おっさん、暇さえあれば、
サボテンを見ていたい人です。
水やりや、鉢の向きの変更など、
毎日なんだかんだで、
サボテンをいじることになります。
なので、
サボテンフレームの開口部は、
簡単に開閉してアクセスできるという条件が必須です。
また、
この弍号機を置く位置は、
狭いベランダなので、
とともさんのように
手前に広いスペースが必要な
片開きの扉は採用することができませんでした。
ということで、おっさんが利用したのは、
透明なビニール
コロナウイルス感染拡大で、
今至るところにぶら下がってるあの透明なペラペラのシートです。
これをのれんのようにぶら下げて、
開口部とすることにしました。
じゃあ、実際に組んでいくよ
骨組みの金属ラックはニトリ製ですが、
それ以外の素材は全部ホームセンターで
手に入れることができます。
おっさんが、実際に使った材料は、
以下のとおり
・透明な波板ポリカ6尺(壁用)3枚、
3尺(天井用)1枚
・透明なビニールシート(厚さ2mm) 2m
・アルミハトメ12mm
・ハトメパンチ
・ステンレスフック
・磁石テープ
・耐候性結束バンド
・波板切ハサミ
・透明な防水テープ
それじゃ、
組み立てしま〜す
何かを作るときは、
脳内で、
「でっきるっかな〜
でっきるっかな〜
はてはて ふふ〜ん♪
でっきるっかな〜
でっきるっかな〜
さてさて ほほ〜♪
でっ きぃいい るっ かぁ〜 な〜♪」
っていう、
みんな大好きのっぽさんの音楽をBGMでかけましょう。
はい、ここで
平成生まれは置いていきますよ
組み立て方は簡単でして、
スチールラックを組み立て、
その左右に、波板ポリカを貼っていきます。
固定の方法は、
電動ドリルで穴を開けて、
結束バンドでスチールラックの柱などに縛り付けるだけ。
同様に背面の波板ポリカも貼ります。
天井と開口部の組み立て
透明波板ポリカを3面貼りつけたら、
次に天井の取り付けです。
あ、その前に
天井の一番上の段の上部に、
ビニールシートを乗せて、
隙間を透明テープで固定します。
これは、
隙間から空気の漏れを防ぎ、
断熱性能を高めるのと、冬場の結露予防のためです。
で、天井は、
雨水が横に流れ落ちるように、
ちょっと傾斜をつけて、
波板ポリカを貼ります。
片流れの屋根みたいなイメージね。
最後に、前面の開口部ですが、
フレームにステンレスフックを4箇所ほど固定。
その間隔に合うように、
ビニールシートに穴を開け、ハトメをつけます。
あとは、フックにビニールシートを引っ掛けてぶら下げます。
スチールラックの柱の位置に合わせて、
ビニールシートの内側に、磁石テープを貼り、隙間ができる限りなくなるよう
調整します。
これで完成。
できた
とまぁ、
こんな感じで、あっという間に
スチールラックを応用した、
簡易フレームが完成しました。
DIY何それ、美味しいの?
のおっさんが、
初めて作って約2時間なので、
ほんと簡単です。
既製品よりも材料費等でお金かかってますが、
スチールラックの重量で、
風にも強く、雨雪も防げ、
かつ、頑丈なサボテンフレームです。
おっさんは主に、
フェロカクタス等の
遮光がほぼいらないサボテンの
置き場所として、すでに重宝しています。
空調管理はね、
前の初号機で使った仕組みを流用して、
フレーム内が一定の温度以上になったら、
フレームの下段に置いたサーキュレーターが回るように設定してあります。
全面にぶら下げた透明なシートは
その日の気温に応じて、
縦に半分、横に半分など自由に折り曲げて固定することができるので、
通風や温度調整をはかることもできます。
実際、
ここにサボテン置いておいたら、
一月ですごい刺がぐんぐん出てきて
おっさん狂喜したとしたという ヽ(´▽`)/
ということで、
めちゃくちゃ長くなりましたが、
おっさんの波板ポリカを利用した
サボテンフレーム弐号機作ってみたよってお話でした。
なるほどなるほど、いつかは我が家も波板ポリカの可能性を考えているので参考になりました!