うちはサボテンの育て方
ウチワサボテンの分布域は南北アメリカの広い範囲にわたります。丈夫な種類が多いため、近年ではアフリカやオーストラリアで雑草化し、外来種として問題になっています。地域によっては重要な果樹や家畜用の餌料として取り扱われています。
赤玉土小粒:鹿沼土小粒:腐葉土=1:1:1の割合を基本とし、保水性を高めるにはバーミキュライト、排水性を高めるには川砂を混ぜるといいでしょう。
ウチワサボテンは強い光を好みますので、日当りの良い場所に置きましょう。屋外であれば南向き、東向きの場所が適しています。室内であれば、南向きの部屋の窓際など、しっかりと日が当たる環境に置いてあげましょう。また、室内に置く場合は、時折ベランダに出すなど、直接日に当ててあげられると良いですね。もちろん、時期によって置き場所を変えてあげるとより効果的です。
ウチワサボテンの栽培で光と共に大切なのが風通しです。風通しが悪い場所に置くと、蒸れて枯れてしまったり、病害虫にかかりやすくなってしまいます。風通しの悪い場所であれば、扇風機やサーキュレーターで人工的に風を作ってあげるのも1つの方法です。
ウチワサボテンは夏に生育をするタイプのサボテンです。生育期である春から秋にかけては、土の乾き具合を見ながら週に2回程度を目安に水やりをしましょう。反対に生育の止まる冬場は水やりを控え、月に1回程度にしましょう。この場合は土が乾いている時間が長くても大丈夫です。
春や秋など過ごしやすい時期であれば良いですが、高温になる夏場、低温になる冬場は水やりの時間も調整しましょう。真夏は昼間に水やりをすると、蒸れやすくなるため早朝か夕方以降にしましょう。反対に冬場は明け方に鉢内が凍ってしまう恐れがあるため、日中に水やりをするようにしましょう。
冬に向けて気温が下がってきたら、徐々に水やりをする頻度を抑えましょう。急に冷え込む日もありますので、天気予報を見て、室内に取り込むなど調整をしましょう。しっかりと冬越しができるように、できる限り太陽に光に当ててあげるといいですよ。
生息地・育て方