春の七草の一員でお粥を彩るハコベさんはクセも少なくあっさりしていて食卓にご案内しやすいうえにカルシウムも豊富で胃腸や口や歯や心臓までメンテナンスしてくださるスーパー食材さん
七草粥を彩る春の七草さん
セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ
城南宮さんの旧暦の正月7日に近い2月11日に行われる七草粥の日の七草さん
春の七草の一員のナデシコ科のハコベさん
七草粥をいただく一月七日にのみ食卓にご案内するにはモッタイナイほど魅力的な薬効と栄養を持っていらっしゃる野草さん
お正月明けの七草粥をいただく日に先駆けて暖かい小春日和の野に芽吹いて萌える淡い緑色で野を彩ってくださる
紅葉の季節のサクサクの足元の落ち葉の間に芽吹き這いのびる
優しい緑色
別名ヒヨコグサ スズメグサとも呼ばれるほど鳥さんたちの大好物になっていらっしゃるらしい
お馬さんのようなタテガミが特徴的
タマゴ型の葉っぱが対生する
冬枯れの緑色の少ない季節の貴重な芽吹きの色はブーケにして飾っても可愛らしい
属名が英語でstellaria
深く切れ込んだ5枚の花びらは10枚ある車輪のような形
ステラである五角形の星に☆★
自然のエネルギー《木火土金水》を当てて 陰陽(えと)に分け
"甲乙丙丁戊己庚辛壬癸"を運び用いる十干のよう
ハコベさんのいらっしゃる春の七草粥がもたらしてくださる十の徳
ハコベさん単独でのご活躍内容も盛りだくさん
漢方 中医学 民間 に渡ってご活躍っぷりを発揮してくださる
生のハコベさんは胃腸のトラブルに対応してくださるので體に冷えによるサインが無ければ生でサラダにお迎え出来る
確か旬の野草さんを詰め込んだいちごとハコベとクレソン?とハマダイコンのお花のサラダ
半日くらい乾かして陰のチカラを減らしてしんなりしてもらってからお迎えする方法も
お塩を塗して絞っておくとちょっとしたトッピングにも
硬いと感じるならサッと茹でてザクザク刻んでおくほうが食感はマイルドで消化の負担も少ない
カレーの付け合わせの彩りに
混ぜご飯に
冬の寒さは生命力のストックや體の中のお水の最終管理をして下半身である足腰そして生殖器 遺伝成長発達老化を担当してくださっている 腎という機能を傷つけるので腎のサポートが得意な旬の牡蠣や長芋 黒胡麻をたっぷりお迎えするお味噌汁のトッピングにも
五臓の兵 お腎さんの担当エリア
病院に駆け込まなくていい状態のうちにケアして行けるようお腎さんから贈って貰える未病サイン
漢方で食材さんの色のイメージをザックリ捉えると緑という色は白や青と共に冷やすチカラを持つ色で夏にご活躍くださる食材さんに多い色合い
植物の緑色はクロロフィルさんによって表現されていてクロロフィルさんはアンチエイジングや體の内側のクリーニングが得意なので 足元に芽吹く旬の緑色さんは火を通したり 干したり 塩で揉んだり 陽の氣をプラスしてお迎えすると寒い季節でも體への負担を少なめにしてご活躍いただける
それでも氣なる時は漢方の食材事典さんで五性を調べて冷やすお仕事が得意なのかどうか調べてみるのも楽しいかも
ハコベさんの旬が七草粥の頃でひんやりした陰の季節なので體を温めて腎を補う食材さん(エビ 長芋 牡蠣 秋鮭などなど)と組み合わせてお迎えすると良いのかも
たまにはこんな楽しみ方も
ハコベさんたっぷりの海老カツバーガー
生野菜レタスさんは夏の救世主でスーパークール食材さんだから冬はお休みいただいて代わりにカルシウムたっぷりのハコベさんで
乾燥で潤いが不足しがちな時には栄養と潤いをチャージしてくださる血(ケツ)を補うのが得意なイカさんとマリネにしてみたり
ハコベさんのおむすび
混ぜご飯
塩を塗して絞る時
絞り汁を飲んで胃腸のメンテナンスをして貰うくらいなので絞り汁もご活躍いただける
お塩と混ぜてフライパンで炒って水分を飛ばしてハコベ塩に
医薬の神さま少彦名命さんと神農さんがお祀りされている聖地 大阪の少彦名神社さん
社務所ビル3階にあるくすりの道修町資料館さんで展示されているハコベ塩さんの薬箱
日本という軟水のお水の豊富なお出汁を取るのにモッテコイな土地に暮らす時の歯のメンテナンス
ハコベさんは黒焼きや乾燥させて粉末にしたものもお口のメンテナンスが得意みたい
ハコベ塩さん
お料理にもお皿の端に持ってつけても優しい緑色が美しいはず
生え始めの冬の頭からワシャワシャ生えてくる春までに雪や霜で焼け枯れて野から姿を消すことも
エリアによってお迎えシーズンは様々になるけれど野が雪に覆われる前にお迎えして冬の間の食材さんとして次のシーズンもお迎え出来るよう野と相談してストックしておくのも良いのかも