1年数ヶ月ぶりの東南植物楽園。今回はほぼ🌴のみの紹介です
いざ入場
開園とほぼ同時に入場。
暑いからか、あまりお客さんもいません。
水上楽園/Water Garden
Sabal palmetto
サバル パルメット
入って比較的近く、池の側です。
Phoenix dactylifera
ナツメヤシ
フェニックスの中で、一番カッコいいのはナツメヤシなのでは。と思うのは私だけでしょうか。
Areca catechu
ビンロウ(檳榔)/ビンロウジュ
小さな苗はたまに見かけますが、こんなに大きくなるんですね。
いろいろ
Typhonodorum lindleyanum
ティフォノドルム・リンドレイアナム
ウォーターバナナの名前の通り、池の中で育っています。
Cocos nucifera
ココヤシ
coconut
Hyophorbe lagenicaulis
トックリヤシ
Bismarckia nobilis
ビスマルキア
Bismarckia nobilis
ビスマルキア
Casuarina nana
タマモクマオウ/カジュアリーナ ナナ
水上楽園はおしまい。
植物園につづく
植物園/Botanical Garden
東南植物楽園は、道路を挟んで水上楽園と植物園に別れていて、植物園には、ユスラヤシ並木、トックリヤシ並木、バオバブの杜があり、中でも3000本のユスラヤシが立ち並ぶユスラヤシ並木と、21本のバオバブがあるバオバブの杜は、日本ではこの東南植物楽園でしか見られない景色です。
まずはトックリヤシ並木。
楽園の種 〜ユスラヤシ並木〜
楽園の始まりは一粒の種から一。1968年、東南植物楽園の創業者 大林正宗氏は 台湾からユスラヤシの種を持ち寄りました。数年後ユスラヤシたちは思いがけず 高く育ち、樹木に導かれて並木が整備され、楽園を象徴する名所となりました。 今では園内に3000本ものユスラヤシが植えられています。
※Googleレンズには「画像からテキストをコピー」という素晴らしい機能があります☆
Archontophoenix alexandrae
ユスラヤシ
バオバブの杜
日本一のザーバオバブ
バオバブは、地球上に存在する最も大きな樹木と言われ、古来から 精霊が宿る木として人々から崇められてきました。数千年生きると言 われ、アフリカには樹齢6000年になるバオバブもあります。
バオバブの種類は、アフリカに1種類、オーストラリアに1種類、マダ ガスカルに8種類あり、東南植物楽園にあるのは、マダガスカル原産のザーバオバブです。
このバオバブは、東南植物楽園が過去造った糸満市のサボテン公園 「ひめゆりパーク」 に1983年のオープンの時に植栽されたものです。
創業者:大林正宗氏は、このバオバブの行く末を案じ、「東南植物楽園」の継承者であ るタピック代表: 宮里好一理事長に遺言として託しました。宮里理事長はその約束を守 り、バオバブ達は「ひめゆりパーク」からこの「東南植物楽園」に引っ越してまいりました。
サン・テグジュペリの書いた「星の王子様」 では、バオバブはその成長の早さから、星 を破壊してしまう 「恐ろしい木」として描 かれていますが、しかし実際は、「無駄に なる部分がない」という程人間にとって役 立つ木なのです。葉は野菜となり、根は薬 として使われ、種はお菓子として食べられ、 実からはジュースやあめができます。樹皮 はカゴやナワの材料、屋根、壁材としても 使われ、このように様々な活用法があるので「宝の木」とも呼ばれています。
現在では、大きいものは高さ約8m、幹周囲は2mにまで成長し、全部で21本、名実ともに日本一のバオバブワールドが実現したのです。
学名 Adansonia za
和名 ザーバオバブ
英名 Baobab
科名 アオイ科
原産地 マダガスカル
ビロウ
Chinese fan palm
ヤシ科 ビロウ属
学名 Livistona chinensis
沖縄方言名:クバ
ジャワビロウ(Saribus rotundifolius)は耐寒性がなく、本州で屋外越冬は難しいのですが、ビロウは大阪で屋外越冬可。我が家の庭にもいます。こんなに大きくなったらもうどうしようもないですが、鉢で育てている限りは大丈夫でしょう。
以上、見て頂いた方、お付き合いありがとうございました。
※東南植物楽園は、もちろんヤシ以外にもたくさんの植物があります。ご興味のある方は、過去のみどりのまとめ(2020.2021.2023)も見てみてください。
おまけ
パイナップルパークで、アルカンタレアの写真も撮ったので。
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必見!!10年に1度の開花
日本名:皇帝アナナス(別名:ミカドアナナス)
ブラジル原産 アルカンタレア・インペリアリス(Alcantarea imperialis)
皇帝アナナス
ブラジル固有の巨大な草本植物で、標高1200-2000mの岩崖という たいへん過酷な環境に生育します。大きな個体で花序高さ5mに もなり、およそ500個もの花を咲かせることが知られます。
花は大量の蜜を出し、現地ではコウモリやハチドリが訪れることが 知られます。150cmの長さになる多数の葉の間に大量の水を貯め ることができ、ときに40Lもの水を貯める事が知られており、過酷な 地で暮らす他の生物にとっても重要な資源となります。
開花後、花を咲かせたシュートは枯れ、基部から出る肢芽が新たに生育します。 次に花を咲かせるまでに10年以上かかることが予想されます。
Alcantarea Imperialis
アルカンタレア インペリアリス
咲いてはなかったですけど、うちのもこれくらい大きくなって欲しいもんです。
翡翠カズラが有名ですよね。
夏の東南植物楽園、魅せていただき感謝です。🙇