こないだのお散歩で鬼胡桃の木(実)を見つけたので、調べたら面白そうな歴史習慣を見つけたので作ってみました。
こないだ見つけて収穫してきた鬼胡桃。
なぜ取りに行ったかというと「ノチーノnocino(アマーノamano)」と言うイタリア🇮🇹に伝わる伝統のお酒があるというのがわかり、作ってみたくなったから。これが自然に生えてる鬼胡桃の木👹
取ってきたのは1.7kgでした。
さあここからウンチク時間です👨🏫
北イタリアのエミリアロマーニャ地方の一般家庭でもよく作られる果実酒のようなもの。
ノチーノを作るのは6/24。守護聖人ジョバンニの祭日だから。出ましたね6.24。なんでしたっけ?
そう「ヨハネの祭日」Giovanniはイタリア語Johannesはラテン語です。
「その日の早朝深夜、夜露のついた実を収穫すべし」と伝えられているそうですが、日本と気候が違うので、ぼくが取った段階では時すでに遅し。中のタネが出来てしまっていました。関東では5月後半から6月初旬でいいと思います。
キリスト教やユダヤ教には毎日なんらかのイベントごとが付いていますが、それにちなんでこういう習慣ができたのでしょう。
古代ローマのブリテン人が黒いお酒を飲んでいたとか、それがフランスを経てイタリアに伝わったとか。長野県にもクルミの酒があるとか、いろんな話があります。
北イタリアのノチーノも家庭によりレシピにかなりの違いがありますので、どれが本物というのはわかりませんが、なんとなくで男の料理的に今回はやってみます。せっかく取ってきたので。
まず酒をつける瓶。
梅と同じくらいの大きさなので、梅酒作り用の瓶を使いました。
今年は頭から抜けて梅酒作りしてなかったのでよかったのか悪かったのか😅
熱湯で殺菌します。
この胡桃の実を4等分します。
と入ってもぼくのは取るのが遅かったので、真ん中のタネを避け避け..超面倒でした。
この時料理用手袋をしないと🧤大変なことになります。写真のように黄黒くなり落ちません。また、強酸によりヤケド状態に...最悪です😱イタイ
切り終わったら瓶に入れ、クローブ、シナモン、バニラ、ライムを入れます。
そして、氷砂糖を胡桃と同量くらい入れます。分量は適当です。男の感ですw
さぁ使う酒ですが、現地ではお酒コーナーに、エチルアルコール100%が置いてあるそうですが、日本には置いてません。僕は96度のウォッカを使いました。
理系の大学生は普通にエチルアルコールとビーカーで酒盛りするらしいですが、僕はエチルアルコールのメーカーに詳しくないので挑戦できません。メチルアルコール渡されても気づかないでしょう🤩
酒投入。それっぽいw
あ、今回は面倒なので、ドライのライムを使いました。特に問題はありません。
なんか緑色で綺麗ですね、今だけでしょうけど😅
半日経ってこんな感じ。上澄みの方を見ると若干緑っぽくも見えます。
これも諸説あり、40日で飲めるとか、40日くらいで中身を濾して、クリスマス頃まで熟成させるとか、よくわかりませんが、頃合いを見ながらやってみます。味見でなくなっちゃったらどうしよう🙀
でも96度ですからね。普段50度ウイスキーストレートの僕でもイチコロでしょうね🤪
さぁどうなることやら、出来上がりが楽しみです。
ひとまずおしまい🙇♂️
子供のころ、川遊びで魚を捕まえるのに🐟胡桃の皮を使っていました。
魚が隠れていそうな範囲を大きい石を積んで逃げられないように堰止めして、
石で胡桃に皮を潰して、その汁と皮をその川に流し、しばらくすると魚がプカプカ浮いてきます。そんな遊びを思い出しました。(ᵔᴥᵔ)