タイトルの通りです。おしゃれな庭を目指しているのになんだか迷走中。
2022.8.18お盆も明けて
今年のお盆は3年ぶりに親族揃って墓参りに行き、その翌日には関屋記念でビリとブービーを紐で当てるという素敵な思い出ができた。以来我が家では風呂上がりに「ウインカーネリアン!」「ディヴィーナ!」などと叫びながら襖を開けて登場する遊びがプチ流行している。某ゲームからのにわかエンジョイ勢なので安心してほしい。次は2歳Sだ。粗品の予想は二度と参考にしない。でも見る。
ーーそんな4足歩行の競争の話をするためのまとめではなかった。
しかし④ともなると庭づくりとしてはそれほど大きな変化はないかもしれない。
でもまだ試してみたいことが色々あるので一緒に面白がってもらえたらうれしい。そんな園芸記録です。
前まとめで紹介した、勝手に生えてきたマルバルコウソウ。あれから2週間でもう天井まで届いた。
スカスカだったのが段々モサモサしていく様子は毎日観ていて楽しい。
雑草扱いだからかこんな風に庭で育てている画像は見当たらない。でもこうしてちゃんと仕立てればなかなか悪くないのではないだろうか。
水抜きパイプに素直に絡まってくれるので紐などで誘引する必要もない。ただなるべく均一に絡むようにちょこちょこ手を加えてはいる。それが楽しい。
パイプと柱の隙間が狭いため、時々つるが迷子になっている。これを放置するとつる同士が絡みついて見苦しくなる。
隙間を通るように誘導してやるだけで綺麗に絡んでくれる。
生育は非常に旺盛で、想定通りにモサモサになってくれてうれしい。毎日水遣りしながらテラスライム®︎だと言い聞かせてきた甲斐があった。
神「すごいじゃない。これアサガオ?」
私「マルバルコウソウという赤い花が咲く…まあ雑草ですね」
神「😆」
神から笑いがとれたので私としては大満足だ。
ただ、アパートの玄関口なのであんまり繁って見苦しくなったら切るつもりでいる。
それにしても、新たなまとめで初っ端から雑草の話ばかりしているのはいかがなものだろうか。
ちなみに並んで生えている青じそとマツバボタンも勝手に生えてきたものだ。どれも元気でかわいい。困る。かわいい。
お盆前からの雨で種から育てたマリーゴールドがすっかり元気を取り戻した。
葉っぱばかりだった苗も切り戻しをしたら花がつくようになった。これも旺盛なので混み合ってきたなと思ったらすぐ切っている。
一方イタリアンパセリは様子がおかしい。
白い斑点は育苗トレイの時からあり、さらに新葉に黒いシミのようなものが見られるようになった。モザイク病だろうか?
苗から育ててうどんこ病になったから種をまいてみたけれど今年もうまくいかない。
モザイク病はアブラムシが原因らしいのでベランダ組に期待している。
今回は緑ばっかり。
種からのバジルは地植え組が元気だ。
植え込みのサツキは丸く刈り込んだ。何年もかかるが徐々に形を整えていきたい。
コキアは暑かったせいかなかなか大きくならない。神の家ではもう隣同士がぶつかるほど大きくなっているそうだ。まああまり大きくなられても困るのでゆっくりでいい。
壁際花壇はアガパンサスが完全にバラの陰に隠れてしまった。ちょっと見通しが甘かった。寒くなったら掘り起こして右の方に移植してやりたい。
バラは見ての通りの伸びっぷり。秋にはようやく花を沢山咲かせられるので楽しみだ。
クレマチスが2番花の花芽をつけ始めている。誘引に失敗して2本ほど折ってしまった。何事も経験だから仕方ない。いつかは慣れるだろう。
それにしても春まで何もなかったこの場所も大分にぎやかになったものだと思う。
思い通りにいかないことも多いけれど、それも含めて園芸は楽しい。
今後もこの小さな庭でできる限界を探りつつゆるゆる楽しんでいきたい。
2022.9.7残暑と雨と虫
今年ももう9月だ。
春からずっと暑くて空梅雨だったのに8月からは雨の日が多い。
おかげで庭の植物たちも今は元気だが、そのうち日本の気候も雨季と乾季に分けられる時代が来るのかもしれない。
マルバルコウソウは今ここまで伸びてきた。
横方向には巻き付かないので毎日脚立に登って誘引しているが、実は結構面倒な高所作業だ。首も痛い。
「危ないことは気をつけてやれ」が親の教えだったので、この手の作業は子供の頃から沢山経験してきた。
でも本当に気をつけるべきなのは「自分は慎重派だから大丈夫」と慢心しないことだと思う。だから私はいつも一歩ずつそろりそろりと欄干を登り降りしている。
ひとつ前の写真にもいるが、うちの庭ではよくちょうちょが飛んでいる。
毎日見かけるモンシロチョウは、先日蛹の抜け殻を見つけたので多分この庭で羽化したのだろう。実はこのまとめ④の最初の写真にも写り込んでいる。
おそらくスイートアリッサムがいい餌場になっているのだろうけれど、まあいいか。
空きスペースに矮性キキョウとニチニチソウとケイトウを植えてみた。
どうしてもおしゃれな洋花よりも昔から馴染みのある花を選んでしまう。
あと何故かうちにはつる性植物が多い。
自分でも気づいていなかったけれど、これが私の好みなのだろう。
クレマチス流星の2番花が咲いた。
春より色が薄いけれどこの色も涼しげで綺麗だ。
室外機はどうやってもおしゃれに見えないので来年できればどうにかしたい。
現在養生中のクローバーティント。
どんどん葉が枯れていくと思ったら根本に沢山のダンゴムシがいた。すぐオルトラン粒剤を撒いて鉢周りにナメトールも撒いた。(ダンゴムシも食べる)
ダンゴムシによる被害は初めてだったので驚いたが、この庭も生き物が増えて以前よりも土壌が豊かになってきたのを感じる。枯れ葉を分解して土に還してくれるのも彼らだから必要以上に駆除するのも良くない。
庭仕事をしていると本当に色んなことを考えさせられる。
2022.9.13もしかして…!?
昨日水遣りの後庭を眺めていたら、ご主神(=神のご主人)が通りかかって声をかけてくれた。
主「綺麗にしてるねえ」
私「ありがとうございます😊春にお世話になった所ももうすぐバラが咲きますよ〜」
主「写真撮ってSNSにアップしたりできるねえ」
⁉️ ∑(゚Д゚)
私「あはは〜それもいいですね〜」
………これ、もしかしてバレてますか?(敬語)
いや、そもそも迷惑かかるようなことはしてないし読まれて困ることも書いてないけれど……。
賃貸だから大きくなるのは植えられないし(植えてるけど)普通の園芸記録にしても面白くないだろうから、ここで起きた出来事やその時の気持ちも一緒に書いておけば後でいい思い出になるかなーと思って書き始めたけれど……。
こんなノリノリで書いてるやつリアル知人に読まれるのめちゃくちゃ恥ずかしい!!!
夫にも読ませたことないのに!
しかもこれ、バレてなかった場合ただの自爆になるので私の方からは訊けない。
つまりこの先ずーっとモダモダすることになるパターンじゃないか…。
神、もしバレてたら今度優しく肩を叩いて教えてください(敬語)
2022.9.28初秋の庭
夏から秋への季節の変わり目に体調を崩す人は多いだろう。
私も毎年この時期は咳喘息に悩まされる。長びく咳に体を揺すられるダメージが蓄積し、骨や筋肉を痛めてしまうのだ。
いつもは肋骨だったのでまだ動けたが、それが今年は腰の筋にきた。咳き込む度に激痛が走るため、最近は昼も夜も横になっている。(よって神とも会ってない)
腰以外は問題ないので正直暇である。だから先日撮った写真でお茶を濁しておくことにする。
前回と変わり映えしない写真だが、マルバルコウソウは世話ができなくなった頃に成長を止めた。
お気に入りだった緑の柱も黄色く枯れ始めている。
上の方を見上げると種がびっしり出来ている。こうならないように毎日脚立をかけてむしっていたのだが、これが腰痛の遠因となった可能性もあるので笑えない。
もっともこれだけの数なので健康であっても諦めたかもしれない。
種が落ちる前に撤去しなくては、と思っていたら既に落ちて芽を出していた。やばい。
毎年健気に生えてくるのでどうにか園芸に使えないものかと思って育ててみたが、この爆発的な繁殖力と成長力は人間にとっても他の植物にとっても脅威だろう。この週末に夫の力を借りて撤去する予定だ。
私のような物好きでもなければ育てたいと思う人もいないだろうけれど、本当に全くおすすめできない植物である。
でも健やかに伸びていく様子は見ていて楽しかったし、つるも葉も花も自然の美しさがあった。何よりも平凡なアパートの一室がジャングルになったみたいで面白かった。
そういうのが全部わかったので、育ててみてよかったと思う。
追記:マルバルコウソウのまとめを作ったので芽から全部見たい方はどうぞ。ニッチなのに詳細過ぎる誰得感が醍醐味です(笑)
話変わって、種から育てたマリーゴールド。
葉っぱが多くてすぐにモサモサしてしまう。小まめに剪定をくり返し、ようやく花を咲かせるようになった。苦労が報われてうれしい。
同様に種まき組の白いカワラナデシコが二番花を咲かせている。虫に食われてるのは今気づいた。
もう、来年は植えないんだから!
クローバーティントがだいぶ回復してきた。
夏の植え替えからダメージを受け続けたせいか、四つ葉🍀が沢山見られる。
押し花にしてしおりでも作りたいところだが、今はそんな元気もないので写真に残して眺めるだけにする。
バラ・ホワイトメイディランドが秋の花を咲かせ始めた。
蕾を摘み続けて迎えた最初の秋。
病気にもかからず元気に育ち、こうしてまた花を見せてくれた。まずはそれを喜びたい。
ベランダ下に自生する青じそ。
一度醤油だれに漬けて食べたら美味しくて、夏の間に何度も収穫した。
ちょっと硬くなった葉でも漬けてしまえば問題なかった。
毎日のようにメイガやヨトウムシを駆除しながら、この植物にとって一番の害虫は私の方なんだろうなと思った。
私はこの庭という生態系の頂点にいて、でも水遣りをしたり肥料を撒いたりしているから生態系の一部になっているのかもしれない。
そんな事を考えさせられた夏だった。
追記:しその実も醤油漬けにして食べている。一晩水に浸してアク抜きして水気を切って醤油に漬けるだけ。簡単でおいしいのでおすすめ。
2022.10.28秋の色
9月の末、枯れ始めたマルバルコウソウとマツバボタンを片付けた。
ちょっと寂しくなったのも束の間、今はまた沢山の花で賑わっている。
マリーゴールドが最盛期だ。夏場あんなに小さかったのが嘘のよう。しっかり根を張って株が充実してから本気を出すらしい。
時々枝を間引いているが、密集していてもこのようにちゃんと咲くのであまり深く考えなくてもよかったかもしれない。
切り花で楽しみながら育てるくらいで丁度いい。
なんとなく紹介しそびれていたシュウメイギクとスターチス。
シュウメイギクは9月の中旬に買ってきたもので、今はだいぶ散ってしまった。
スターチスはミックスフラワーガーデンの種から咲いたもので夏からずっと咲いているのだがあまり見栄えがしないため載せ忘れていた。
主役にはならないけれど庭に彩りを添えてくれる。
これも夏からずっと咲いているガザニアとスカビオサ。
特にガザニアの伸び具合がすごい。来年はベランダ下に植えようか思案中。
こぼれ種から育ててきたコキア。
鉢が大き過ぎたせいか、はたまた夏の暑さのせいか、全然大きくならなかった。
でも今年は綺麗に紅葉してくれたので小さめの鉢に植え替えて楽しんでいる。
玄関横のスペースに追加でヒューケラドルチェメープルファッジを植えた。秋らしい暖色が入って前より落ち着いた印象になった。
葉物をもっと増やしたくなったので、来年は斑入りグレコマを整理しようかとも考えている。
ワイルドストロベリーは春から休みなく花を咲かせ実もつけている。生命力が強いのか危機感を与えてしまっているのかどっちだろう?
壁際花壇ではホワイトメイディランドが沢山花を咲かせている。
そろそろアガパンサスがかわいそうなので11月中には何とかしたい。
まだ体が思うように動かせず作業も進まないし面白いことも書けないが、庭の花たちを眺めているとやはり楽しいので早く治したい。
2022.11.23やっと体調回復
11月の中旬、2ヶ月続いた咳がようやく止まった。
吸入薬と腰の鎮痛剤を変えたら収り、1日だけ前の鎮痛剤を使ったら咳がぶり返したことから考えると、どうやら消炎鎮痛剤が咳を引き起こしていたらしい。つまりここまで長引いた原因は薬害だったようだ。
…いや喘息に良くないとは聞いていたけれども。カロナールとか今まで普通に使ってたし。そもそも咳のせいで腰痛めて鎮痛剤が必要だったのに、その薬のせいで咳が出て悪化ループしてたなんて思わないし。
チクショー❗️❗️❗️(小梅太夫の顔で)
ちなみに今飲んでいる鎮痛剤はちょっとモルヒネみたいな成分が入ってると説明されたため「麻薬効いてるわー」「ちょっとクスリキメてくる」などの不適切用語が夫婦間で飛び交っていたのは無理もない。
それでもまあこの通り、元気が戻ってきたので筆の滑りも良い(比喩表現)
完治はもう少し先だけれど、痛みがないというのはそれだけで幸せだ。
かねてからの案件だったアガパンサスを根域制限ポットに入れて植え替えた。根を切らないよう慎重に掘り上げてみると、日陰だった割にはよく育っていた。
今回使用したのはハセガワ工業さんのルートラップポット20A25l。不織布製で地中分解しないタイプだ。
こんなに太くて長い根を花壇に張り巡らされては困るので隔離目的で使ってみることにした。
なお右下の写真から1週間後、改めて穴を掘って埋め込もうとしたら土の高さが合わず、一度中身を取り出し穴にポットを入れてからやり直すというとんでもない二度手間となった。植える時は穴を掘るのが先。土を入れてから持ち上げると腰を痛める(被害者:夫)手順は大事だと思った。
ようやくいい位置に移動することができた。あとは根詰まりするまで植えっぱなしで大丈夫。
こうして見ると葉の形も悪くない。来年花が咲くのが楽しみだ。
6月に採取しておいた球根を鉢植えにした。
今年地植えにしてみて、うちのような狭い花壇では花後2ヶ月も撤去できないのはネックだとわかった。
小さな花壇づくりの本には「花が終わったら引き抜いて夏花壇に更新する」とだけ書かれていた。抜いた後のことは書かれていなかったので、おそらく1年草として扱っているのだろう。それもありだと思うが、自分的にはもったいなさが勝つ。なので今回はいつでも動かせるよう全て鉢植えで管理することにした。花が終わったらアパート裏に持っていけば見えないし誰の邪魔にもならない。
集合住宅でこんな風に使えるスペースがあるのは本当に便利だ。さすがは神が経営する神アパートである。
とりあえずこんな風に並べて置いている。
花壇の花が終わったら鉢ごと埋めるのもいいかもしれない。
2022.12.20今年の締めくくり
12月に入って今年の初雪が降った後、何ヶ月も咲き誇っていたマリーゴールドもついに終わりを迎えた。
この時期の新潟は毎日雨やみぞれが降ってなかなか作業ができない。晴れ間を縫って花を片付け、また去年のように土づくりをした。今回使ったのは古い土のリサイクル材、長繊維ピートモス、粒状石灰、骨粉入り油かすなど。
乾くとカチカチになっていた庭土も、この2年でだいぶ変わってきたと思う。
土壌改良には植物を植えるのが一番らしく、今年植えたマリーゴールドにはネコブセンチュウの予防に効果があるとか。
今年咲いた花のまとめがその成果と言えるだろう。
園芸店でビオラを買ってきた。
春に花がら摘みが大変だったことを考え、今回は数を減らしてみた。本当はヒラヒラした白やピンクのブランドビオラが欲しかったのだが出回る時期を逃してしまった。でも可憐なアンティークカラーのビオラが1株98円で買えたのは大変お得だったと思う。花は出会いである。
土づくりからまだ1週間も経っていないが、雪の日が続く予報が出ていたため急いで植えることにした。今を逃せば下手すると年明けになってしまう。
植え付けの時は化成肥料を土に混ぜて根元にオルトランDXを撒いた。
12月16日。植え付け直後から雪が降り始める。
それから3日後。
まさか地植えした翌日から観測史上最大の降雪に見舞われるとは夢にも思わなかった。
…生きてるとは思うけど、本当にごめん。
流雪溝も消雪パイプもないため大雪が降るとここは雪捨て場になる。この前庭スペースが一番活用される時は恐らく今だろう。それでも他の住人がここに雪を捨てる事はないので皆いい人達だと思う。
先週は神をお招きしてコーヒーを飲みながら色々話を聞いてもらった。神も優しい。いいアパートに住むことができて本当に運がよかったと夫婦で喜んでいる。
この先もできるだけ長くこの場所で園芸を楽しんでいきたいと願いつつ、
それでは、また来年。(⑤に続く)