大石早生(おおいしわせ)は福島県の大石俊雄氏が育成した品種です。「フォーモサ」という品種の自然交雑実生を選抜したもので、1952年(昭和27年)に名称登録されました。大石早生という名前は、育成者の大石氏に由来します。自家結実性 1本でならない(花粉は多く、他の品種の受粉樹には向きます。)
推奨受粉樹 サンタローザ、ビューティー、ハリウッド、ソルダム、太陽、秋姫、ハニーハート、メスレー
すももの剪定時期は12~2月、12月頃には有機質肥料を施します。開花前の2月に即効性のある化成肥料を与えます。さらに収穫後にあたる9月頃に、翌年の生育のために化成肥料を与えます。大石早生はあまり発病しないそうです。
シンクイムシ類による果実の食害も心配です
チョウ目害虫のうち、主にメイガの仲間で、アワノメイガ、ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ)、モモシンクイガなどを総称して「シンクイムシ」と呼びます。その名のとおり、野菜や果樹の実の中や芯部(生長点)に潜り込んで食害します越冬世代成虫はモモ果実の表面に産卵し,孵化幼虫は果皮を食い破って果実内に食入する。幼虫は果実内を縦横に食害して老熟する。その後,果面に1~2mmの穴をあけて脱出し,地表面近くで夏まゆをつくる。種類にもよりますが幼虫が土中で越冬することが多いので、土を良く耕して表土を地中深くに入れ替える(天地返し)のも有効。また果樹では袋かけを行い、侵入を防止する。
ソルダム、ハリウッド、ビューティー、サマーエンジェル、サマービュート、太陽など
ほかにもメスレー、サンタローザ、秋姫、ハニーハート、ハニーローザなど幅広い品種から結実する。ソルダム、太陽、ハニーハートからの結実率は15%前後。サマーエンジェル(サマービュート)からは20~25%。
ソルダムと受粉相性が良い。近くに”サンタローザ”を植えるのをおすすめします!
開花時期は、太陽が大石早生よりも五日早い
ハニーハートの開花期は大石早生やソルダムよりも早い
大石早生より二週間早く咲くハリウッド
貴陽の方が大石早生より早く咲く