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ゴーヤと言えば、表面がゴツゴツしたユニークな見た目の野菜です。独特な苦みがアクセントで、ゴーヤチャンプルーなど沖縄料理によく使われますね。ゴーヤはスーパーなどで手に入りますが、家庭菜園でも育てることができます。
ここでは、ゴーヤの特徴やつきやすい害虫、かかりやすい病気について紹介します!
ウリ科のゴーヤは熱帯アジアが原産の野菜で、日本では沖縄など温暖な地域で栽培されています。ゴーヤの正式な和名は「ツルレイシ」と言い、別名「ニガウリ」などとも呼ばれています。その名の通り苦みが強く感じられ、ゴーヤチャンプルーなどの料理でおいしく召し上がれますね。
ゴーヤは家庭菜園でも育てられるので、プランター栽培にも適しています。6~8月頃に旬を迎えるので、畑栽培はもちろん家庭菜園でも病気や害虫に注意する必要があります。
それでは、ゴーヤにつきやすい害虫やかかりやすい病気について詳しく見ていきましょう!
体長約17mm~23mmで緑色のコガネムシは、幼虫であれば一年中、成虫は5~8月頃にかけて発生します。大量発生することもあり、成虫はゴーヤの葉、幼虫はゴーヤの根の部分を食害して株全体が元気がなくなってしまいます。
対策としては農薬を撒くことですが、コガネムシの幼虫と成虫では効果的な農薬が異なるため、最適な農薬を使用しましょう。また、植え替えをした際に土中にコガネムシの幼虫が潜んでないか確認するとよいです。
ナメクジはジメジメした梅雨の時期に多く発生し、ゴーヤの根元が被害に遭うケースが多いです。夜行性なので日中は見つけにくく、被害に遭ってから気付くこともあります。
ナメクジの被害に遭わないために、日頃から風通しのよい場所でゴーヤを栽培しましょう。また、あらかじめ農薬で対策しておくことも大切です。
多くの野菜にとって天敵であるアブラムシは、ゴーヤも被害に遭うことがあります。体長は1㎜~2㎜程度と小さいですが、大量発生すると容易に駆除することが難しいです。ウイルスを媒介する危険性もあるため、対処する必要があります。
アブラムシは一年を通して発生するため、ゴーヤに防虫ネットをかけたり薬剤を散布して予防するとよいでしょう。また、テントウムシはアブラムシにとって天敵なので、テントウムシを放して退治してもらうことも一つの方法です。
全長1cmほどでオレンジ色のウリハムシは、ウリ科の野菜を中心に食害します。特に夏の時期に大量発生することが多く、成虫であればゴーヤの葉、幼虫は土中で根を食べます。
ウリハムシの成虫は飛んで逃げるため、農薬を使用するとよいです。ウリハムシを見つけた場合は、すぐに捕殺しましょう。
うどんこ病とは、葉の表面にうどん粉のような白い斑点が現れる病気です。進行すると葉全体が白くなり、やがて枯れてしまいます。うどんこ病の発病を確認したら、病気にかかった葉を取り除いてください。多湿になると病気も発生しやすくなるため、特に梅雨の時期は日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
モザイク病とは、葉の表面にモザイクのような病斑が現れる病気のことです。アブラムシによって媒介される病気で、一度感染すると治す薬剤はありません。モザイク病にかかった株は、すぐに取り除いて焼却処分してください。
白絹病は、植物の株元辺りに糸状の白いカビが生える病気です。土壌感染する病気で、白絹病に感染するとゴーヤの茎や根の部分が軟化して次第に枯れていきます。
一度発生してしまうと治療できないため、普段から保水性がよい土壌を使い風通しのよい環境で栽培しましょう。白絹病に感染した場合は株ごと抜き取り、他の植物に感染させないために焼却処分します。
ゴーヤは初心者の方でも栽培できるので、ベランダなどのスペースがあれば家庭菜園で育てられます。梅雨から夏の時期にかけて収穫しますが、湿度が高いと病気や害虫が発生しやすいです。
ゴーヤを栽培するようであれば病気や害虫から守って、元気よく育てましょう!
GreenSnap編集部