栃木県鹿沼市の古峯ヶ原古峯神社(こぶがはらふるみねじんじゃ)の庭園、古峯園(こほうえん)を十数年ぶりに訪ねました。
タイトルの写真は、古峯園の入り口の前にいる狛犬さん。
🌿5月のゴールデンウィークに訪れた時のまとめです。
帰って来てから、「園内の写真撮影は禁止」と園内地図の注意書にあったのに気がついて、投稿を控えていました。
再び訪れて、写真撮影とSNSへの投稿について確認をしたところ、営利目的でなく、個人の楽しみの範囲内であればOKとの事を確認しましたので、秋のまとめと合わせて投稿します。
★写真中の人物にはボカシ加工をしてあります。
古峯神社(ふるみねじんじゃ)
古峯神社は山岳信仰の霊地として古くから信仰を集めている場所です。
天狗の神社としても有名で、お社の中にはあちこちに大小様々な天狗と烏天狗のお面が置かれています。
お社は拝殿と宿舎みたいなところが一体となった建物です。
お参りに来た方は大抵、建物の中にも上がって(自由にあがれます)合宿所的な広間の中の天狗のお面などを観て、お茶を(セルフサービス)いただいたりして一休みして帰ります。
でも、今はお茶は自販機で買って飲む様になってました。コロナの影響でしょうかね?
古峯園への入り口
この門をくぐると橋があり、渡ると料金所です。
入園料は500円でした。
料金所からツツジや大きな針葉樹などの木々の中を進んで行くと、目の前に庭園が開けます。
庭園は、周囲の山を庭の景色に取り入れる"借景"の技法が使われていて、雄大な眺め。
ちょうど山は芽吹きから若葉へ移り変わり始めたくらい。
私の大好きな早春の山を庭園として眺められるとは、なんて贅沢な!
道に誘われて、池の畔に建つ東屋、静峯亭へと進みます。
園路右側に葉が伸びて来ているのは、菖蒲。
いただいた案内図によれば、見頃は6月末〜7月だそうです。
その頃、また訪れてみたいものです。
静峯亭
入り口の佇まいも素敵です。
静峯亭の中
中には腰掛けが壁沿いと中央にあり、所どころに火鉢が置いてありました。
寒い時には火が入れられているのでしょうか?嬉しい心づかいですね。
腰掛けに座って庭園を眺めます。
額縁庭園の趣向のようです。
これは、今通ってきた園路側を見たところ。
庭園の出入り口のある北側の方
木立が水面に移り、静寂な美しさです。
西方面です。
スミマセン。うちの夫が景観にシミを作っちゃってますね。
池となると、鯉に餌をやりたがります😅
鯉の餌は、料金所で一袋100円で売っています。結構、やりでがあります。
池の畔に立てる所は他にも幾箇所かあります。
静峯亭から出て、さっきと同じ方角を眺めます。
遠くに山が見えて、雄大な眺めです。
枝垂れ桜が満開でした。
園路を進んでいきます。
美しい新緑に誘われて、奥へ奥へと分け入りたい。
そんな気持ちになります。
峯の滝
この滝には鯉石と呼ばれる石があって、鯉が滝を登って龍に成るという説話を表現した、いわゆる龍門の滝になっています。
以前に来た時には、この辺りにこの様な庭園はなかったように思いますが。
それはずいぶんと前の事だし、全ての園路を歩き回った訳ではないので、はっきり断言はできません。
しばらく来なかった間に造園されたのでしょうか?
園内地図によると、芝生広場があってそれをぐるっと一回りしてこちらへ戻ってくるようです。先へ進みたいけど、例によって夫が脚攣りそうとか言い出してるので、そちらには行かないで、戻ります。
今度一人で来ようかしら?
飛石と苔
峯の茶屋という建物の前に来ました。
敷石の小道がこの建物の前を通っています。
苔が青々としたら、石の白さが更に引き立つだろうと思います。
展望台から
水際に見られる石の並びとサツキの刈り込みは、臥龍石組と言って、この写真で一番奥にある大きな石を龍の頭とし、水際の石が龍のお腹でサツキの刈り込みを龍の背中と見立てるものらしいです。
「庭園ガイド」サイトからの受け売り。
お城の石垣のような所が展望台です。
奥に見える建物は、峯の茶屋。軽食とお土産物があるそうです。
赤い花が咲き出してました。
ツツジの見頃が5月、サツキは6月という事なので、ツツジでしょうか。
これから見頃になるのはヤマブキやシャクナゲだそうです。
ヤマブキはもう咲きだしていました。
このお花は、大駐車から神社へ降りる道の途中で咲いていました。
季節季節で様々な花や植物が楽しめるようなので、折々に訪ねてみたくなりました。
🌿🌿🌿
以上、古峯園2022春でした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。