優雅な香りを漂わせた
大輪の牡丹を堪能
土佐「国分寺」高知県南国市にある真言宗智山派の寺院。本尊は千手観世音菩薩。四国八十八ヶ所霊場二十九番札所に到着。
お遍路さんが歩くたび響く鈴の音を聞きながら、厳かな雰囲気が漂う境内へ。
「金堂」(本堂)と木造薬師如来像二体並びに梵鐘は国の重要文化財。正午、春の柔らかな陽射しが降り注いでいます。
境内の杉の根元に群生していた花。『ラミウム』『ツルオドリコソウ』『ラミウムツルオドリコソウ』『ツルオドリコソウ斑入り』『キバナツルオドリコソウ』と皆さまに名前を教えて頂きました
色鮮やかな50株が見頃を迎えました。お遍路さんや見物客らの姿がありました。
納経所がある中庭で、ふわふわと大輪を咲かせているのはピンクや赤、紫などの約50株。
前住職の林広裕(こうゆう)さん(85)が30年近く前から植えてきたそうです。
「花の王」と称されるボタン。優雅な香りが漂う中庭。牡丹は楊貴妃も愛した花とか…♪
雨よけにかけられた和傘が、古刹(こさつ)の落ち着いた風情を醸し出していたそうです。
同寺では3年前から、寺院を利用して「お寺カフェ」を開設しています。スギゴケに覆われた庭園で抹茶や和菓子を味えるそうです。
牡丹の別名は富貴草(フウキグサ)二十日草(ハツカグサ)花神(カシン)花王(カオウ)
牡丹の花言葉は『王者の風格』『高貴』『富貴』大輪で優美な花姿は格調高い印象を与えています
花言葉の『恥じらい』は花弁が隠れているような咲き方や、植え替え後はしばらく花を咲かさせてくれない性質から、ヨーロッパの方がアジア人の奥ゆかしさを牡丹の花に感じとったことが由来。
「四国八十八ヶ所」前後の札所は28大日寺-(9.3キロ)-29国分寺-(6.9キロ)-30善楽寺
国分寺周辺「紀貫之邸宅」「土佐国衛跡」(県指定の史跡)平安時代。「岡豊城跡」(国指定の史跡)安土桃山時代、長曾我部氏の居城。「土佐のオナガドリ」(特別天然記念物)
「大師堂」創建寛永十二年・文化二年三月藩主山内豊策公再建・桁行三間梁間三間・本尊弘法大師
「白装束」若者はTシャツに♪
お遍路といえば、白衣、輪袈裟、金剛杖。昔は険しい遍路道の道中でいつ亡くなってもいいようにという「死装束」という意味がありました。輪袈裟はお経を唱える時の、最低限の法衣。お遍路において金剛杖は「お大師様の化身」お大師様と共にお遍路するという意味があります。カバーを外すと卒塔婆のような形をしていて厳しい遍路道中で亡くなった時のために金剛杖をお墓として持ち歩いているということです。【ハチハチ編集部】
除夜の鐘の前で、お遍路さんが休憩中。「徐」という言葉には古いものを捨て新しいものに移るという意味があり、心穏やかに新年を迎えようという願いがあります。大晦日のことを「徐日」といい、108回鐘がつかれます。煩悩の数を祓うため。または一年を表す月の数(12)、二十四節気(24)七十二侯(72)、それぞれを足した数という説。四苦八苦(4×9と8×9を足した数)を表したという説があります。【るるぶる&編集部】
都忘れ(ミヤコワスレ)が本堂の片隅でお遍路を癒す。花言葉「別れ」「しばしの憩い」
国分寺の前に広がる柿の葉と田んぼが清々しい♪
元祖山﨑『へんろいし饅頭』明治25年創業の国分寺に近い饅頭一筋の老舗。売り切れ御免の饅頭は薄茶色の生地と小豆餡たっぷりの素朴な味です。
高知では田植えの時期、3月中旬頃から鯉のぼりとフラフが揚がり始めます♪
西島園芸団地の駐車場に色鮮やかなフラフが。30年以上から続く恒例行事。今年は近隣住民から寄せられた計8枚が揚げられました。子どもの名前が書かれ健やかな成長を心から願います。
おはようございます。
素晴らしい、遍路道。
土佐 国分寺の、素敵な風景に~魅せられて。
30年の年月 、愛溢れるボタンの、数々をみせていただきました。疲れ感じて、お寺カフェにて、一人佇みながら、癒やされて。山野草の花姿まで、素敵な遍路道の~案内、ありがとうございます。🙏🙏🙏🚶