タイトルの通りです。ラノベみたいな展開から2年目に突入。賃貸アパートの小さな庭でもできること結構あるんです。
2022.3.10小さな庭でも事件は起きる
うららかな春、にはまだちょっと早い3月の上旬。
久しぶりの雲ひとつない青空。
庭仕事を再開するには丁度いい日だ。
色々あって(※過去のまとめ参照)昨年からこの賃貸アパートの前庭を使う事を神(=大家さん)に許された私は、今日も元気にガーデニングライフを楽しんでいる。
ありがとう神。最近会ってないけど。
あれからもうすぐ1年か…と感慨に耽りながら、花壇に敷きつめていた葦マルチをテキパキと片付けていった。
露出した土の表面に透明なナメクジの卵を見つけたが、さほど慌てず駆除することができた。
冒険の書(=GS)にこれを記録してから、我ながらこの1年でたくましくなったものだと感心したりもしていた。
その昼下がりの事。
球根を植えた壁際の花壇が崩れやすいので、何かで囲いを作ろうと考えていた。
本来ならレンガやコンクリート製のブロックを使いたいところだが、私は神との約束の中で『退去時には現状復旧』を誓っている。よって気軽に動かせないものは避けなければならない。となるとプラ製や木製の連杭が妥当だろう。
おまけに照明横の地面はスコップでは太刀打ちできないほど固くて、昨年は掘るのを諦めてしまった場所でもある。
どうにもならないので今年はセダムでも植えてみるつもりでいた。
だからそこを避けて囲おうとすると照明手前で区切る形になってしまうが、掘れないものは仕方ない。
しかし、作業を始めるにはまず必要な連杭の長さを正確に割り出さなくてはならないし、連杭を打ち込むための深さを確保しておく必要もある。
少々気が重いが、その忌まわしい場所と再戦するべく、私は愛用の緑のシャベルを手に取った。
すると、昨年あれだけ掘ったのにも関わらず、未だにこんな大きさのコンクリート片が出てきた。
そして、
普通の家の庭ならありえない大きさの岩と
ーーその下に、劣化した白いビニール袋が埋められているのが見えた。
それをシャベルで持ち上げた瞬間、何かが腐ったような、嫌なにおいが立ち昇った。
(これ以上はいけない!)
本能が私に警告した。
まるでビニール袋を覆い隠すかのように埋められていた、謎の大岩。そしてこの異臭。
いったいこの下に何が埋められているというのだろう。
怖い。いや本当に怖い。
もう間が悪いなんてレベルじゃない。
どうしよう、これを1人で掘り上げて確認する勇気はない。
動物の遺体とか、もしかするともっと大きな……。
あるいは、それこそラノベ的な発想をしてみれば、何か良くないものを封じ籠めていた要石だったりして。
つい先日もかの有名な殺生石が真っ二つに割れて騒動になっていたし、あれは笑い事ではない。
(というか実際に何か出てきたら、もううちだけの問題じゃないじゃないか)
恐怖と興奮の中、思考だけは妙に冷静だった。
ポケットからスマホを取り出し、写真を1枚だけ撮った。状況証拠のためだ。
さて、これからどうしよう。
何が埋まっているのかわからない以上、警察に相談するのは早計だ。
ならば不動産会社に電話しようか?
いや待てよ。そもそもこの庭の使用許可は会社を通したものではないから、庭を掘った経緯から説明しなくてはならない。
そこで今後庭の使用を禁止されてしまう可能性だってあるのだ。こんな非常時に何だが、それはなるべく避けたい。
なにより明日は会社が休みだから業者の手配もそれ以降になるだろう。彼らは即日来てくれる訳ではない。
こんな状態のまま日を跨ぐのは耐えられないし、今これ以上ここに1人でいるのが怖い。
もう心が限界だった。
自分ではどうする事もできない状況で人が最後に縋るもの。
それはいつだって決まっている。
(助けてください、神!!!)
私は、神のもとに向かって走った。
神は道路を挟んで隣りの敷地に住んでいるのだ。
広い庭をぐるりと回り込んでいくと、運のいいことに神ご夫妻が外に出て作業をしていた。
「あら、お久しぶり」
神、もとい大家さん宅の奥さんがそう声をかけてくれた。
私は挨拶もそこそこに訪問理由を説明した。
会社に電話した方がよかったのかも知れないが、とにかく1人でいるのが怖かった事も伝えた。
いくら大家とはいえ神はアパートの管理を不動産会社に一任しているのだから、本当はこんな風に住人に頼られるのは迷惑な事かもしれない。
だから最初に連絡するのを躊躇ったのだ。
しかし神々は嫌な顔もせず、「あなた行ってあげたら?」という婦神のひと声でご主神が一輪車とシャベルを持って一緒に来てくれる事になった。
この時の安堵感といったら例えようもない。
敷地の中を抜ければアパートは目の前だから、さしたる話もせずに到着した。
「この石の下にビニールが埋まっているのが見えたんです」
私が恐る恐る指さすと、ご主神はおもむろに大岩をシャベルで持ち上げた。
「あっ」
岩の下敷きになっていたのは、劣化してビリビリに裂けたビニール袋らしきもの。
そしてその下には、何もなかった。
更にご主神が掘り進めると、いくつかのコンクリート塊と緑色のビニール銅線が出てきたが、それだけだ。何だか拍子抜けだった。
「これはここを建てた時に出たコンクリートの塊を埋めたんだね」
出てきたゴミを一輪車に積みながらご主神が言った。
ご主神は庭に埋まっているものを一緒に確認するだけではなく、私がこの場所を使えるようにとしっかり土を掘り返してくれて、さらには邪魔なコンクリート塊を全て持ち帰ってくれた。やはり神は神である。
これで壁際を区切ることなく使えるようになったのだから、私にとっては思わぬ僥倖だった。ご主神にはもう感謝しかない。
まさかここまでしてもらえるとは思ってもおらず、私はただただ恐縮した。何遍もお礼を言うと、「今度家に遊びにいらっしゃい」と言ってくれた。
こういう時っていつ行ったらいいんだろう…そんな事を考えながらご主神を見送った後、気が抜けてしまった私はその場でがっくりと脱力したのだった。
しばらくすると気持ちが落ち着いてきたので、今回の事の顛末について考えてみた。
私が駆け出すほどに驚かされた、あのビニールと悪臭についてだ。
まずビニールについて。
ご主神の発言を噛み砕くと、アパートの建築時に業者が余ったコンクリートをここに流し込んで捨てていったという意味だろう。
そんな彼らでも、直接地面に流したら捨てた事がバレるから多分そうはしなかったはずだ。
そこでまず地面に穴を掘り、資材用のビニールを敷いてからコンクリートを流し込み、上から土をかけて隠蔽した。
だとすれば全て納得がいく。
あの大きなコンクリート塊をよそから持ってきて埋めるのは労力的に考えて割りが合わないからだ。
そして彼らはそれを常習的にやっていたと思われる。だから庭のあちこちにコンクリート塊がゴロゴロ埋まっていたのだろう。
謎は解けたが、実に迷惑な話である。
そして悪臭についてだが、コンクリート塊とビニールによって土壌の排水性が悪くなり、水が腐ったにおいだったと考えられる。
加えて私は嗅覚が敏感な方で、においに対して過剰に反応してしまう傾向がある。
ご主神が掘り返した後はにおいがしなくなったし、この後すぐにパーライトやくん炭を入れて土壌改良したのでもう大丈夫だろう。
謎は謎だから怖いのであって、わかってみればどうという事もない。
けれど、もしここに埋まっていた『何か』が存在していたのだとしたら。
これからここを綺麗な花でいっぱいにするので、どうかお鎮まりください。
あれから2日後、ホームセンターで『ガーデンプラ花壇』という商品を買ってきた。
柵を曲げる必要がなくなったので直線タイプの花壇ブロックを選んだ。
これがまた誂えたようにぴったりというかギリギリで、あと1cmでも大きかったらきっと入らなかった。
土留めとしては充分な出来だろう。
これで花壇づくりは概ね完成した。
これからは宿根植物を中心に厳選して増やしていこうと考えている。
調子に乗って植え過ぎないよう注意が必要だ。
昨年の神との出会いから始まったこの小さな庭でのガーデニングライフ。
少しは成長したと思っていたのに、結局また神のお世話になってしまった。
でもこれも神との思い出のひとつとして数えさせていただこうと思う。
この小さな庭は神々の厚意そのものだから、眺める度にうれしい気持ちになる。
だから私はこの庭が大好きなのだ。
さて、明日は何をしようか。
(続く)
2022.3.17春の訪れ
さて、ここからは普通の園芸記録になる。
前回のような事件はそうそうあってはたまらないが、また何かあれば書くつもりだ。
この語り口調がとても書きやすいことに気づいたので、このまとめ内ではこのまま続けさせていただこうと思う。
3月とも思えない暖かさが続き、うちの小さな庭にも春が駆け足でやって来たようだ。
今はペチコート水仙が満開だ。
3つしか植えていないのに花を2つずつ咲かせてくれた。
とてもかわいらしいので気に入っている。
球根セット『ブルーガーデン』は先週から花が咲き始め、毎日見るのが楽しい。
純白のクロッカス・ミスベインがこんなに綺麗だとは思わずいつも見惚れてしまう。
ピンクの縁取りがかわいいチューリップの芽。こちらも着実に伸びている。
そして隙間にまいたサカタのタネ『ミックスフラワーガーデン』があちこちから芽🌱を出し始めている。
11月の遅い時期にまいたので心配していたが、こうして芽を出してくれたのは大変うれしい。
うれしいのだけれど、ここでまたひとつ難問が出てきた。
何しろミックス種なのでどれが何の花でどこまで大きくなるのかが全くわからないのだ。
そこで他の人の投稿などを参考に花の種類と成長後の草丈を調べてみた。
スイートピー 15〜300(cm)
ルピナス 20〜150
ヤグルマギク 30〜100
アグロステンマ 60〜100
ムラサキハナナ 40〜60
スイートサルタン 50〜70
ハナワギク 20〜70
カリフォルニアポピー 40〜60
ヘリクリサム 40〜100
スターチス 60〜80
リナリア 30〜100
ナデシコ 10〜60
アスター 30〜100
ワスレナグサ 10〜50
スカビオサ 10〜100
大きくなり過ぎるΣ(゚д゚lll)
うちの花壇は奥行50cmしかないのに!
手間も肥料もかからない植物ばかりなのは素晴らしいけれど、これは大きな庭があってナチュラルガーデン風にしたい人のためのものだと思う。
去年うどんこ病で全滅したドワーフコスモスの前例もあるので、かわいそうだけれど今後は間引いたり移植したりして数を減らしていこうと思う。
これがなかなかできなくて皆ボーボーにしてしまうんだろうなあ…。
3.31追記
種の残りは神がもらってくれた。
あの広いお庭なら安心だ。
きっとここよりものびのび育つだろう。
2022.3.23三寒四温
去年の11月に植えたビオラとスイートアリッサム。
葦マルチのおかげかビオラはとても元気で、冬の間からずっと花を咲かせ続けてくれている。
残念ながらスイートアリッサムは新潟の寒さには耐えられなかったようだ。背が低いのでブロックの影に入ってしまうのも悪かった。こちらは正直ダメ元だったのでもうしばらく観察してから撤去しようと思う。
先週末からまた2月並みの気温に下がってしまったのでとても寒い。
まだまだ油断できない季節だが、園芸店には春植えの苗が出回り始めている。
今年は色々と植えたいものがあるので品種や育て方について年明けから勉強してきた。
すると、特にバラ等の苗は欲しいと思ってもすぐに手に入る訳ではないという事がわかってきた。
地域によって出回る時期が違うし、人気の品種や珍しい品種は半年前に予約しないと買えないこともあるというのだから驚きだ。
そのせいで最近は少し焦りがちになっている。
狭い庭だからこそ完成を急がずじっくりと楽しみながらやっていきたい。
2022.3.24番外編:プランターのネギ
昨年神から賜った、元住人が置き去りにしたプランターで育てているネギ。(※過去のまとめ参照)
今まであまり触れてこなかったが、実はとても重宝している。
使う度に採ってきて万能ネギのように刻んで薬味として使っている。
しかし経緯が経緯なものだから育て方も適当だ。品種さえも不明である。
神曰く長ネギではないかとの事だが、万能ネギは長ネギを早採りしたものらしいので問題ないだろう。
左の写真のようにカットしたススキを敷いてマルチングした程度で冬を越せた。夏は北側の日陰に移動させている。
たまに水と化成肥料をやるだけで繰り返し収穫できるのもいい。
収穫時期はほぼ通年なのでコスパ最強ではないだろうか?
とはいえ包丁を持ってアパートの部屋から出てくるところを他の住人に見られると色々まずいと思う。
だってハサミは洗うのが面倒なのだ。
なのでいつも細心の注意を払っているのだけれど、つい先日もよそのご夫婦に見られてしまった。
「っ…こんばんはー」(平静を装いつつ出て行く)
なぜ私はこうも間が悪いのか。
絶対に悪いことはできないと思う。
2021.3.25花壇の穴掘り
大して面白くもない記事だから手短に。
今日は壁際花壇を深く掘ってみた。
これから植物を植えていくにあたり、土中の配管を傷つけないように位置を確認する作業だ。これは賃貸での庭作りにおいて最も気をつけるべき事だと思っている。
イタミローズガーデンの広沢章夫さんの動画を見習って深さ50cmほど掘ってみたが、ここは大丈夫そうだ。
もう半分を掘り進めていたら、シャベルの先に硬い感触。
これは照明の電気ケーブルだろうか?
丁度あの大きなコンクリート塊があった辺りだ。もしかしたらこれを保護するために埋められていたのだろうか?
いや、そんな訳はない。だとしても仕事が雑過ぎる。
ともかくここは深く掘らないように気をつけよう。
最後に掘り起こした土を被せて作業終了。
下の方はかなり粘土質だったので、植える前に土づくりをやり直そうと思う。
2021.3.30合法的拉致、もといお引越し
神のお手伝いで草むしりについて行って見つけたホトケノザとヒメオドリコソウ。
野の花らしい素朴なかわいらしさが好きで、野原で群生を見かける度に連れ去りたくなる衝動を抑えていた程である。
抜いて捨てるのなら…と神にお願いしたら、快くお持ち帰りを了承してくれたのだ。
まあ雑草なのだけれど、逆に言えば雑草だからこそお店で買えないのでとてもうれしい。ありがとう神。
帰宅後早速ベランダ下に植えた。ちゃんと根付いてくれるといいのだけれど。
なお神から手伝いを求められた事は一度もない。私が楽しいから勝手にお節介しているだけだ。
神からはさぞや暇人だと思われているだろうが、その通りなので別に構わない。
何にせよ神とおしゃべりしながら作業をする時間は私にとっては楽しいひと時なのだ。
2021.4.2初めての寄せ植え
アパートの出入り口横が殺風景なので鉢植えでも置いてみようと思った。
ネットで素敵な写真を見て、ヒューケラ(アジュガと間違えていた😅)、クローバーティント、斑入りグレコマを購入。
ちょっと物足りないのでピンクの花がほしいなーと思っていたら、義実家からサクラソウの花苗をいただいた。なんと奇遇な。
ついでに庭で増えているワイルドストロベリーもおねだりして、立派な寄せ植えが完成した。もらいもの万歳!
おしゃれな玄関アプローチ、とはほど遠いが、まあ少しはマシになったのではないかと思う。
レンガがダサいのでそのうち何とかしよう。
ちなみに手前のムスカリの鉢植えは、義実家の庭で抜かれて放置されていたのを元住人の置き去り鉢にそのまま放り込んだものである。
捨てる神あれば拾う神あり。残り物には福がある。
そんな心持ちでいると思わぬ幸運に繋がるものだと昔の人は知っていたのだろうか。
ムスカリももうすぐ満開だ。
2022.4.7なんちゃって緑肥実験
いつもながら映えない投稿で申し訳ない。
これは現在のベランダ下の写真である。
うちの庭は乾くと土がカチカチになり保水性が悪い。南側で遮蔽物もないのでこれから水遣りが大変になる。
長年使われず粘土質になった土地は、多少耕したり土壌改良材を混ぜただけでは足りなかったようだ。土の中に虫やミミズがいない。有機物が少ないからだろう。
ところが毎年ドクダミだらけになるこのベランダ下の土は柔らかく、虫やミミズも沢山いる。日に当たらないせいもあるだろうが、確実に肥沃な土壌だと言えよう。
以前から雑草を園芸に利用する方法を考えてきた私は、ふと思いついた。
ここにカラスノエンドウを細かく切って撒き、土に混ぜたら緑肥になるのでは?と。
クローバーなどのマメ科の植物が緑肥になるなら、同じマメ科であるカラスノエンドウでも効果があるはずだ。おまけに雑草の駆除にもなるので一石二鳥である。
もっとも緑肥にする場合は生育過程で根から酵素が出たりして土壌改良されていくので、単純に土に混ぜればいいというものでもないのだろう。
ただ雑草だらけで放っておくと猫のトイレになるかもしれないこの場所を有効利用したかっただけとも言える。
それでも、これから虫が増えていい土ができればうれしい。
2022.4.12春爛漫
まだ4月なのに気温25℃超えの夏日が続いている。
おかげでここ新潟では桜も木蓮もチューリップも皆いっぺんに咲いてしまった。
花が溢れる街並みを愛でながら、猛ダッシュで行く春を惜しむ日々を過ごしている。
そんな街の片隅にある我が家の庭も春のピークを迎えた。まあアパートだけれども。
こうして見るとちゃんと専用庭みたいな作りになっていたんだなと気づく。しかも裏も犬走りとは言えないほど広い。小さめのドッグランくらいある。
こんな贅沢な作りの賃貸はこちらでも珍しい。
神いわく「一軒目だったから」
赤と黄色のチューリップは夫と選んだ。
子供っぽくならないかと気にしていたが、控えめな色味なのでこれでよかったと思う。
トップ画像で更新してきた球根セット『ブルーガーデン』
次々に咲いて、毎日見に行くのが楽しみだった。
白いチューリップもなかなか品がいい。このセットで白花の良さを再認識させられた。
ヒヤシンスが重たげに太陽の方に頭を傾けている。倒れてはいない。まだまだ咲く気満々だ。
おまけの拾う神的ムスカリ鉢。
写真を撮る時は植木鉢も綺麗にした方がいいらしい。(やらない)
2022.4.19土づくり再び
先週の夏日も落ち着き、ようやく4月らしい気温になってきた。
桜が散ってチューリップもそろそろ見納め。
黄色はヤープグロート、赤はアルマーニという品種だ。
球根が太ればまた来年も咲かせたい。
今日は壁際花壇の左半分を土壌改良した。
粘土が採掘できるくらいの超粘土質なのでとにかく有機物を大量に入れてやろうと思った。
今回使った資材は、腐葉土と牛糞たい肥と長繊維ピートモス。あと小粒の赤玉土と粒状石灰も少し。
(大粒赤玉土とバーミキュライトは鉢植え用)
私は正直この長繊維ピートモスというものの効果をよく理解していない。
しかしうっかり50ℓも買ってしまったのでどんどん使って減らしていくしかない。賃貸ガーデニングは資材を置くスペースも限られているのだ。
分解されにくく長期間土がふかふかになるらしいが、本当にただの繊維だから土と混ざりにくい。どうなんだろうこれ。
しかし今が最悪なのだからこれより悪くなる事はないだろう。
適当な量をドサドサ放り込んでうおりゃーとシャベルで掘り混ぜていった。
これでかなりふかふかの土になったはずだ。肥料はまた後日入れる。
ちなみにこのフェンスは10日ほど前にとある目的で立てたものである。
予定通りに進んでいないため、使うのはもう少し先になりそうだ。
2022.4.24フェンスとクレマチスと芽
そろそろ散るかと思っていたチューリップが意外にもまだ咲いている。うれしい。
少し前から壁沿いにフェンスを立てようと試みている。
が、結論から言えば中断した。
土壌が固い上にブルーガーデンがあるので、無理して立てたとしてもすぐに植物を植える事ができないからだ。
まあ昨年の時点ではここを花壇にできるとは思っていなかったのだから仕方がない。枯れて球根を掘り起こすまで気長に待つ事にする。
ずっとベランダで燻っていたクレマチス・流星がついに庭デビューした。
これはつる植物なので誘引先が必要な訳だが、そのフェンスが立てられないので諦めてトレリスでも買おうとしていた所、ふと思いついて直角の位置に立ててみたら綺麗に収まったのだ。
室外機に立て掛けるような形で固定したので倒れないし丁度いい。もう今年はこれでいこう。
早速クレマチスを新しい鉢に植え替えて誘引してみた。
初めてなのでこれでいいのかどうかよくわからない。でもホームセンターの見切り品コーナーで見つけたクレマチス用の誘引クリップが役に立った。何度も位置を変えたので結ばなくていいのはとても楽だった。
クレマチスの用土は、本を参考に自分で配合してみた。資材を揃えるのが大変だが自己満足度は高い。
赤玉土小粒を6割、あとは牛糞たい肥、バーミキュライト、長繊維ピートモス(ハサミでカット済)、腐葉土、そして少量のパーライトと緩効性肥料をブレンドした。
あと元肥として骨粉入り油かすを用土と混ぜて根に直接当たらないように施した。
後で気づいたが石灰も入れた方がよかったかもしれない。これでうまく育たなかったら次はちゃんとpHを測ろうと思う。
ところでチューリップの足元に沢山の芽が出ている。
左はこぼれ種のマツバボタン、だと思っていたら実はコキアだった。チワワだと思っていたらゴールデンレトリバーだったくらいの衝撃だ。大きくなるので何本か鉢植えで育ててみようと思う。
右はミックスフラワーガーデンの芽をスイートアリッサムの跡地に移植したものだ。こちらも成長著しい。
まだ欲しい花は沢山あるけれど、スペースが限られているので我慢我慢。きっと今ある花だけでも手一杯になるから。
2022.5.4GWも庭仕事
バラを買った。
前回の舌の根も乾かぬうちに…ではなく、ちゃんと前々から計画して予約しておいたものが先週届いたのだ。
これでまた一歩花壇計画を進めることができる。
コロナ禍で迎えた3回目のGWは、移動制限が解除された事もあり久しぶりに全国的な賑わいを見せている。
そんな中、私たち夫婦は3回目のワクチン接種を交互に受け互いの看病に努めていた。後に受けた夫もようやく回復してきたため明日は大陶器市に出かける予定だ。地味だけどずっと待っていたイベントなので楽しみだ。こうしてイベントが開催できるようになったことがうれしい。
そんな訳で今日こそバラを植えようとしていたら、強風で2階の洗濯物が予定地点にピンポイントで落ちていたのを発見した。
普段はそんな事起きないので、きっと今日は植えるべきじゃないということなのだろう。
洗濯物はフェンスに掛けておいた。
こぼれ種のコキアをポット上げした。
もっとあるけどとりあえずこのくらいで。
誰かがもらってくれたりアパートの敷地内の道路側に植えさせてもらえたらいいなーという淡い期待。駄目ならモフモフの鉢植えが庭に6個並ぶだろう。
スイートピーが伸びてきたので手作りオベリスクに誘引した。
昨年刈っておいた葦の茎は結構丈夫で、これなら充分支柱として使えそうだ。
でも半分に切ったら短過ぎたのでまたやり直すかもしれない。
ミックスフラワーガーデンの芽🌱を少しずつ離して植え替えている。結局ほとんど間引いていない。最初は戸惑ったものの、この何が咲くかワクワクしながら待つ感じがとても楽しいので仕方ない。
だいぶ成長にバラつきがあり、まだ双葉なのもあれば40cmを超えたものもある。
昨日ベランダからポット上げしたカモミールが至る所に並べられている。
練習のつもりだったのに、種ってすごい。
でも植えられない量の苗が一度に作れてしまうので次からは注意しようと思う。
2022.5.6バラ&アガパンサス植えつけ
連休明けの今日、ついにバラ苗とアガパンサスを地植えした。
最後まで庭の土を使うか迷っていたが、先日ポット上げしたコキアとカモミールを見て市販の培養土を使うことに決めた。
…なぜなら、見ての通り真っ白く乾いてカチカチになるから。
結局朝から全てのポットに腐葉土と牛ふん堆肥を混ぜたものを足して回る羽目になった。かなり目減りしていたのでこれでも多少はマシになるだろう。
去年の秋から色々がんばってきたが、粘土質の土壌改良は何年もかかるものらしい。どんな資材を入れても元の土自体が変化しないからだろう。いっそ土を入れ替えた方が早いと思う。
でもそれは無理だから、また地道に資材を入れて耕していこう。
バラは半つる性のホワイトメイディランドで、退去時の撤去を考えて根域制限ポットを使った。
フェンスを立てたのは実にこのためで、もう少し伸びたら誘引してフェンス仕立てにしていきたい。
(※詳細はバラまとめに書く予定)
バラと離して植えるためにずっと待たせてしまっていたアガパンサス・青い空は、下葉が枯れてかわいそうな状態だ。これからは元気に根を伸ばしていってほしい。
これでようやく壁際花壇のメインとなる花の配置が終わった。
まずこの1年枯らさずに乗り切れますように。(続く)
前回のまとめも面白く拝見させていただいたのですが、今回はさらに凄い!ラノベ超えの読ませる文章に感動しました✨
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