古来より“秋の七草”と称され、人気のフジバカマ。
GSでもこの時期、投稿数が急増しますが、意外に知られていない、本来のフジバカマの実像…
東京23区内で、自生地として唯一認定されている場所に行ってきましたので、取り急ぎ、ご報告&備忘録🙇♀️
水元さくら堤自然保護区域
東京都葛飾区では、昭和59年から、国や東京都が自然環境保全地域に指定するだけの規模を有さない 身近な自然の保護と回復を図るため、独自に『自然保護区域』を指定しています。
そのうちの一つが、ここ<水元さくら堤自然保護区域>です。
手作り看板の横に、ヒョロっと生えているのが、在来フジバカマになります🌿
大きなフジバカマが、保護区の中で育ってます。
本来の“野の草”らしい姿に惹かれて、しばらく立ち止まって眺めてました。
この場所は、江戸時代に利根川の氾濫から町や田畑を守るため築かれた、現存数が数少ない桜土手。
(※ 近くを流れる江戸川は、利根川の分流です)
土手の規模は小さいですが、手付かずだったために、先の時代の植物…
特に、関東地方では珍しいフジバカマが残っていた事は、奇跡かも知れませんね🤩😭
保護ゾーンは、窪地になっていて、更にロープで囲われてるため、これがスマホ撮影の限界😰📱
…と、諦めてたら…
なんと、遊歩道側にもフジバカマがっ🤩
おそらく、零れ種(綿毛)が風に乗って、ロープの外側に舞い落ちたのでしょうね…
ラッキー😍
高さは1メートルから1.2メートルほど…
本来の大きさより、やや小ぶりに見え、花はヒヨドリバナに近い感じですね。
フジバカマの特徴として、下部に3つに裂けた葉があるのだが、このpicのように、花期になると、下部の葉は枯れて、茎が剥き出しの状態に…
おーい、3裂葉ぁーどこだーっ🌿😢🥺
はーい…中間部に、ボロボロになって残ってました😅
足元に、綿毛がいくつも落ちてました。
次はもうちょっと、バラけたpicで…
筒状花だった名残も見えます。
これを観ると、キク科だなぁって 実感🧐
かわせみの里
保護区の先…土手沿いを進むと、「かわせみの里」という、主に野鳥観察や生き物紹介をする施設がある。
その裏手に、貴重な野草を育てている場所があり、そこで先程のフジバカマの種子を撒いて育てていると聞き、移動🚲
うわぁ…デカっ😳😱😳😱
花の部分です。
基部が、若干赤みを帯びますが、限りなく白に近い花色です。
古い文献では、“青白い”と書かれているものもあり、緑ががった白色が 本来の色だったのかも知れませんね🤔
一応、葉も確認します。
やはり下部の葉は枯れてますが、中間部に3裂の葉が。
厚みもあり、葉の縁の尖ってる部分や、特徴的な葉脈も見えますね🤓
花の全体です。
下に写ってる 青いコンテナのサイズと比べると、株の大きさが実感できると思います😳
重さで真っ直ぐ立てていませんが、推定で1.8〜2メートルほど…
特筆すべきは、これが「コンクリートの隙間から生えてる」という事実。
在来フジバカマの 本来の姿に触れて、ますます地味草好きに 拍車がかかった日でした🥰🌱
自然に生えているフジバカマ大きくなるものですね。
フジバカマの特徴もバッチリ撮れてて。
自然に生えているフジバカマの様子堪能させて頂きました。