お庭に感動する近年、重森千青氏のセミナーに参加しました。六義園、後楽園、芝離宮…行ったことないし…。まずは、都立文化財9庭園からと思い立つものの、ふたつ目にして既にげっぷ状態。お庭のけーこ運命やいかに⁈
明治時代の代表作
江戸の豪商、紀伊國屋文左衛門のお屋敷跡だった説あり
サンゴジュ?
下総は関宿藩主の下屋敷を経て、岩崎彌太郎氏が収得
入場料は@150円。左手の棗(なつめ)のような手水に目が惹かれます
こちらでございます。摂津御影石。アジアンタムの下生えがお似合い
右左どちらへ
築山があり、すぐに眼前に池は飛び込んできません。んもぅ、焦らし上手
左側は崩れの石積み(小川治兵衛さんの得意技だったとか)
石橋
大きな一枚岩が2枚。仙台石
一枚岩なのよ、亀も自慢しにきました。おぬし、アカミミガメ
どんな庭園かといえば、水面に映る景色と石が楽しめます(にわかにわ愛好家)。三菱=日本郵船、各地の石を運びやすかった
大磯渡り
紫蘭とAIが答えております
因みに、入口にあるお約束のお手入れ看板。本日は、いろはの「ろ」。手入れ場所を表す、奥ゆかしい表現です
早速、松をお手入れ中の庭師さんに遭遇。考え考え、芽を摘んでいらっしゃいます。ゴムボートに乗って、池側からのお仕事です
背後から「お写真撮っていいですか?」
「どうぞ」わ、若い💕
磯渡りの石。綱渡りではありません
水に沈む部分も計算して。かつては隅田川から水を取り込んでいたけれど、現在は雨水頼り
船着場
船付石。こちらも仙台石で、一方向にバンと割れる特性があるのですね、きっと
紅一点。目立ちます。恋よ来い
すっぽん?甲羅だけで30㌢はある大きなコでした。そろそろ鍋の季節よなぁ
松茸ではないけれど松の根元に
秋の打ち上げ花火
中の島
この橋は木製。他に松島、鶴島もあります。エンヤートット
ねっ、木製でしょ
おや、銀杏か⁈
銀杏も鈴生り。イチョウの木もこの木一本だったような
佳い香りはワタシにお任せ、ですが、庭園内に金木犀もあまり見ませんでした
石仏群
もれなく馬頭観音
富士山
山に登るべからず。
日本の名所を庭のあちらこちらに想定するのは、江戸時代の大名庭園を踏襲しています。ホントに山なのです
枯滝
石組みで水の流れを。意匠を凝らしています
可愛い
アップです。アメリカセンダングサと思いきや、ソメさんからアメリカタカサブロウでしょと教えて戴きました
名石数々
紀州青石。今回のイチ押しです
左にはジョーズのような石。殿ヶ谷戸庭園にもありました。伊予青石
生駒石
伊豆川名石
伊勢御影石の井戸(組み井筒)。お菊さんは出ません
相州鍛冶屋石
涼亭
四阿(あずまや)、漢字のテストに出ました。来賓用。船頭さんも別の舟で帰し、池のうえで巨頭密談もあったとか
サギ。置物ではなく本物。羽ばたいたりちょっと飛んでくれたり、なかなかのエンタティナーでした
芝生広場
園遊会用というか、社員を労ったりのガーデンパーティができるスペース。利益は還元、初のボーナスを出した彌太郎さん、社員を大事になさっていたそうです
アプローチは菖蒲園。芝生広場からだと喧騒を逃れてホッとできる場所
庭園に欠かせないヤブランが見送ってくれました
おまけ
スカイツリーが見えますか。
井戸掘りの櫓とスカイツリーが重なるなんて、歌川国芳も不思議に思っていることでしょう