ヒノキゴケの栽培方法についてまとめました!
プランターに植え込んだヒノキゴケ
正午ごろに数時間、今の時期(夏)は日が当たるので簾を2枚かけて遮光しています!
春は簾一枚でした!
こちらは去年の12月に植え込んだヒノキゴケです🌱
新芽が出ています!
土は鹿沼土の微粒を使っています!
苔の3分の2くらいが土に埋まるように田植えのように植え込みます!
苔が成長してくるとそれぞれが繋がって一面に広がるでしょう!
成長過程でもこもこ感を楽しみたいならこの方法が良いでしょう☺️
苔の葉が乾燥で縮れてきたら夕方に水を与えましょう!
葉が縮れていても昼間の暑い時間に水をやるのは厳禁です🌞
茶色くなった親株から新芽が出ているのがわかります!
ヒノキゴケのような大型の苔は親株を緑のまま維持するのは難しいので、その子株を育てるのが良いでしょう☺️
出てきた子株は親株よりもその環境に適応しています!
プランターに撒き苔したヒノキゴケ
こちらも同じく12月にスタートしたものです!
すだれのかけ方は植え付けたものも同じです!
撒き苔は用土の上に苔を細かくちぎって撒き、その上から苔の3分の2程が隠れるほど用土を被せます!
細かくちぎったので、先ほどの植え付けたものよりも親株の数が多くて発芽する子株の数も多いことや、密度が高いので青々としています🌿🌿
このまま成長すれば比較的均一な群落が出来上がるでしょう!
苔を増やすときに適した方法です!
ただし、同じく大型の苔のコウヤノマンネングサは撒き苔は適していないらしいので注意です!
水を与える頻度は植え付けたものと変わりませんが、播き苔は親株が流されて動きやすいのでそっと水を与えましょう💧
こちらも茶色くなった親株から新芽が出ています!
日陰すぎた、水が多すぎたヒノキゴケ
こちらは日陰過ぎたり湿りすぎて徒長してしまったヒノキゴケです😔
日が朝だけ当たる環境で簾は4重にしていました。
このようにひょろひょろに成長したものは、乾燥がやってきたときに耐えきれないことが多いです…
日が当たりすぎた、乾燥しすぎたヒノキゴケ
朝に数時間日が当たる環境で簾はなしです。
鉢の縁ギリギリまで土が入っていて、鉢の横の部分がないので風がよく当たったことも乾燥を進めた原因なのではないかと思います🍃
成長はゆっくりで締まった感じに育っています。
色がくすみ気味で、このような環境では綺麗な状態のヒノキゴケが見られる期間は短いでしょう…
日陰の地面に植え付けたヒノキゴケ 4年目
建物の影で一日中、日陰の場所のヒノキゴケです!
簾はなしです!
年数が経って我が家の庭に適応しているということもありますが、全ての環境の中で一番調子が良いと思います!
鑑賞のしやすさも一番!
コンクリートの縁があって風はある程度遮られています!
地面に植えているので土は庭の土(黒土と真砂土と砂利)のままです🌿
乾燥した冬は茶色く変色しますが春の芽吹きで緑を取り戻します!
水を与える頻度はプランターのものと同じです!
この栽培環境でお伝えしたいのは、環境があえば市街地でもヒノキゴケも地植えできるということです!
最後に
いかがでしたか!
地域や気候の違いもあるので、今回紹介した方法で100%育つとは言い切れませんが、基本的は育て方はこんな感じです!
ヒノキゴケはインターネットで購入することもできますが、多く育て方があまり書かれていません。
それもそのはずで、多くは採取したものをすぐに販売していて育て方を知らないからです。
そのせいで多くの人がうまくいかず栽培を途中で諦めてしまいます…
そうやって捨てられていくヒノキゴケのことを考えると胸が痛みます。
また、ヒノキゴケは乱獲で数を減らしている地域もあります、許可を得ていても大量に採取することはやめましょう。
苔栽培歴10年の けい でした!
それではまた!
2022年 8/27 ヒノキゴケの観察
まき苔したヒノキゴケです!
気温も涼しくなって絶好調です!
茂ってますね〜😁
数本ずつ移植したヒノキゴケです。
やはりまき苔のように細かくしたものよりも発芽数が少ないようです。密度と低いので保湿効果が低く、色もくすみ気味ですね😐
撒きゴケで、その場所で生まれたものの方が、環境に対応できるのですね❗️
勉強になりました🙇