タイトル通り、復活に成功しました
ヨトウガってセラギネラも食べるの!?
5月下旬のこと
やられた……
夜中触っていて違和感を感じ、偶然ヨトウガの幼虫を発見、直ちに始末した。
結構詰まって植っていたのをほぐしたら、ご覧の通りスカスカになった。
問題がそのあとである。
ものすごい勢いで枯れ始めた。
ヨトウガで弱ってしまったのもあると思うが、今思えばこの頃飼育環境も良くなかった。
鉢: プラスチック
用土:山野草の土
温湿度(青天):25度、30~40%
温湿度(雨天):22度、50~60%
まず、用土の水捌けが良すぎる。乾燥に追いついてなかった。
また、用土が少なく植物の間が離れていて、担根体が伸びづらい状況だった。
回復しないので湿度が足りないのに気づき、咄嗟に棒材とラップで簡易温室を立てることにした。
100均材料の簡易温室
どうしようもないので、とりあえず簡易温室を作って被せてみることにした。
材料
・木材
・のこぎり
・ボンド
・マスキングテープ
・食品用ラップ
百均の木材を伐採する。
カッターのように見えるのは「OLFA 213B」というノコギリ。カッター式に収納でき、細い木材をちょっと切るのに取り回しが良い。オススメ。
マスキングテープで仮止めする。
ボンドを流して接着。
ラップで枠組みをぐるぐる巻にして完成。
念のためラップはマスキングテープで補強しておいた。
見栄えは良くないが、ないよりはマシになるはず。
中に温湿度計と、コーヒーフィルター簡易加湿器を一緒に入れた。
同居人を投入
湿度を保ってみたはいいものの、枯れていくセラギネラ。
メネデールを吸って減っていく緑のモコモコ。
干上がったままの担根体。
植え替えたいが、植え替えに耐える体力があるように見えない。
この頃ショックすぎてほぼ写真がない……
ヤケクソになった私は、簡易温室内に、アジアンタム・ミクロフィラを投入した。
何を言っているかわからないと思うが、とにかく投入してみた。
アジアンタムは霧の中で暮らすような植物なので、霧吹きの水を捕まえておく力が強いのではないかと思ったのだった。
セラギネラが枯れたら代わりにこのハウスでアジアンタムを飼育しようというヤケクソもあった。
冗談のつもりだったが、本当にそれで回復しはじめた。
アジアンタムはフリフリで容積がでかいので、湿度を維持が効果的になったのだと思われる。
担根体が伸びだしたタイミングで、用土を少し出してピートモスを投入した。
根っこはちゃんと生きていた。えらいぞ。
介護生活の終わり
それから一気に回復し始めた。
こちらが8/16日のセラギネラ。
見違えるようにモコモコになった。
成長点が動き始め、鉢から溢れてしまった。
鉢の縁ギリギリのところに担根体が伸びているのを目視で確認できる
この後徐々に常湿に慣らしていきたい。
対処は早い方がいい
復活が難しいと言われているセラギネラ・アポダだが、今回株分け無しで復活させることができた。
成長点が明るい色でいきいきしている。
今回復活させて感じたのは……
・立て直しは早ければ早いほどいい
植物は動物と比べると放置系生物だが、毎日監視に越したことはない
・加湿は設備がないと無理
逆に言えば百均でもいいからなんか作れば心強い
・加湿設備の同居人は効果あり
お友達を用意してあげよう
・ヨトウガを許すな
ゼンターリを信じろ
なお大活躍したアジアンタムだが、こちらは無事チリチリになった。
例の如く新芽に期待して坊主にしておいた。
できる奴なので、また涼しげな見た目になると思う。
(20225/28)一年後の様子
その後常湿化に成功したものの、冬越しでちょっとダメージを受けた。
そしてまたもや復活、枯れた部分はあるが概ねは元気そうだ。
水浸し大好き系なのもわかってきた。
他の観葉植物には厳禁だが、我が家のセラギネラ・アポダはもはや何も考えずに毎日機械的に霧吹きをかけた方が調子がいい。
毎日じっとモコモコしていてとてもかわいい。