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グラプトペタルムは、アメリカ南西部からメキシコを原産とする多肉植物です。標高1200メートルから2300メートルほどの高地に自生しています。肉厚な三角形の葉っぱが特徴的ですが、花も楽しむことができます。
ここでは、そんなグラプトペタルムの育て方をご紹介したいと思います。
グラプトペタルムは日当たりの良い場所を好みます。日照不足になると葉色が悪くなったり、茎が無駄に伸びてしまったりします。
とはいえ、過湿に弱いという特性もありますので、ベランダや軒下など、雨に当たらないところに置くとよいでしょう。
グラプトペタルムはもともと高地に自生している多肉植物なので、比較的寒さには強く、暖かい地域なら戸外での冬越しもできます。ただ、霜が降りるような寒さになるのであれば、室内に入れてください。
グラプトペタルムには、鉢土が乾いてから鉢底から水が流れ出るくらい水やりをします。ただし過湿に弱いため、どちらかというと水やりは控えめな方が良いです。必ず土が乾いていることを確認してから水やりしてください。
また、冬場は断水気味に管理すると寒さをしのぎやすくなります。
グラプトペタルムは肥料は与えすぎると無駄に茎が伸びてしまいます。そのため、グラプトペタルムへの肥料やりは基本的に控えめにします。
春または秋に、元肥として緩効性肥料を施しておけばOKです。
グラプトペタルムを育てるときは、水はけのよい土を用いましょう。
例えば、それぞれ中粒の赤玉土3:鹿沼土3:軽石1:腐葉土3を配合した土などがおすすめです。市販の多肉植物用の土や観葉植物用の土で問題ありません。
グラプトペタルムの植え付けや植え替え時期は、3月から6月頃または9月から11月頃が適期です。
グラプトペタルムが根詰まりしているようなら、根鉢の土を半分くらい落とし、ひと回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。そのままの大きさがよい場合は、根を3分の1程度カットして元の鉢に植えなおしましょう。
グラプトペタルムの増やし方には、「株分け」や「葉挿し」などがあります。
植え替えのタイミングで、鉢から抜いて、根っこの土を落とします。枯れたり傷んでいる根は取り除き、適度な量に分けて植え替えればOKです。
葉挿しというのは、落ちてしまった葉っぱを土の上に寝かせておいて、新芽を付けるのを待つという方法です。
新芽が付くと元の葉っぱはどんどん枯れていきます。元の葉っぱがすっかり枯れてしまったら、新芽を植え替えます。
グラプトペタルムの主なお手入れは剪定です。グラプトペタルムは放っておくと茎が上へと伸びていってしまうため、小さくおさまっていてほしい場合は、剪定が欠かせません。
また、枯れ葉をこまめに摘み取ったり、花が咲き終わったあとの花がらを摘み取ったりというお手入れが必要です。
グラプトペタルムにはアブラムシやカイガラムシが付きやすいので注意しましょう。
グラプトペタルムは、春から初夏にかけて、直径1センチほどの花を咲かせてくれます。
ここでは、アメリカ南西部からメキシコを原産とする多肉植物、グラプトペタルムの育て方についてご紹介しました。
グラプトペタルムは比較的耐寒性もありますし、乾燥気味に育てるので、水やりを多少忘れてしまっても問題なく育ち、初心者にもおすすめです。ぜひ育ててみてください。
※トップ画像はちろさん@GreenSnap
GreenSnap編集部