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ヒメジョオンは北アメリカを原産とする、キク科ムカシヨモギ属の一年草です。春の季節にかわいらしい花を咲かせる草花で、日本には観葉植物として持ち込まれました。ヒメジョオンの大きな特徴として生命力のつよさがあり、いまや全国各地で野生化したヒメジョオンが見られます。
今回はヒメジョオンの育て方をご紹介します。
ヒメジョオンには日当たりのよい環境が適しているものの、雑草として認知されるほどの繁殖力でどんな環境でも育ちます。そのためお庭で育てる場合は、繁殖の抑制がポイントとなります。ヒメジョオンの周囲をレンガで深さ数十センチにわたり囲うことで、お庭の環境を守りましょう。
ヒメジョオンは強靭な性質なので、定期的な水やりの必要はほとんどありません。自然に降る雨のみで元気に育ちます。
ヒメジョオンの土質を過度に気にする必要はありません。「赤玉土7:腐葉土3」などの配合土や一般的な草花用培養土で十分です。
ヒメジョオンは肥料がなくとも丈夫に育つ草花です。庭植え、鉢植えともに肥料を施す必要はありません。
ヒメジョオンの植え付け適期は3〜4月、10〜11月です。基本的には鉢植えやプランターへの植え付けをおすすめします。
ヒメジョオンは1〜2年を目安に植え替えをしましょう。繁殖力に優れたヒメジョオンであるからこそ、個体が増えて茎葉や根が混み合ってしまいます。植え替えの際は古い土や根茎をよく落としてください。
ヒメジョオンはこぼれ種で増えていく草花です。特別な作業をせずとも自然と増えていくので、適度に間引くなど手入れを心がけましょう。
ヒメジョオンはアブラムシやうどんこ病の被害を受けやすい草花です。放置していると、繁殖力の強さゆえに多湿環境になりやすいため、普段から風通しのよい状態にしておきましょう。
ヒメジョオンは6〜9月に、茎先から多くの白い花を咲かせます。葉が細く尖った形をしている分、丸みを帯びた花がより印象的に見えるのが特徴です。
ヒメジョオンの花姿はハルジオンとそっくりなことで知られています。一見するとほとんど違いはないように見えるものの、蕾が上向きにつくヒメジョオンと違い、ハルジオンは下向きについています。他にも葉裏に毛があるヒメジョオンに対してハルジオンに毛はありません。
ヒメジョオンの花言葉は、「素朴で清楚」です。いまや街の至るところで散見され、日常の一部になりつつあるヒメジョオンにぴったりな花言葉ですね。
ヒメジョオンはどんな環境でも健気に育つ草花です。園芸に触れたことのない方でも簡単に育てられ、かわいらしい純白のお花を楽しめます。
GreenSnap編集部