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雑草として扱われるヒメジョオンはよく見るとかわいらしいですよね。どこにでも自生して生命力が強いため、嫌われることもありますが、ちゃんと花言葉もついています。
このページでは、ヒメジョオンの花言葉について解説しています。そっくりな花のハルジオンとの見分け方についてもまとめましたので、ご参照ください。
ヒメジョオンの花言葉は「素朴で清楚」です。
白く細かな花弁を持つヒメジョオンは清楚な印象です。しかし、道端などどこにでも自生している雑草であることから、素朴さを感じたのでしょう。このことから「素朴で清楚」という花言葉になりました。
ヒメジョオンは漢字で書くと「姫女菀」です。植物の名前で「姫」と付くものは多いですが、これは「小さい、矮小性のある」という意味合いで用いられます。「女菀」は中国原産の野菜のことで、女菀に似ているものの、やや小さいことからこのような名前となったのでしょう。
ヒメジョオンの学名は「Erigeron annuus」で、このErigeronはギリシア語の「eri」と「geron」が組み合わさっています。「eri」は「早い」という意味で「geron」は「老人」という意味です。
ヒメジョオンの花が春に早く咲いて、白い毛で覆われている姿がまるで白髪のように見えました。これが由来して学名がつけられたといわれています。
「annuus」は「一年草の」という意味です。花の姿、開花時期から学名が付けられています。
ヒメジョオンの花は5月から8月に開花します。草丈は30センチから150センチほどで、花は白です。道端や空き地などあちこちで見ることができるいわゆる雑草として知られています。
見た目はハルジオンによく似ているのが特徴です。キク科特有の細い舌状花がついています。
ヒメジョオンとハルジオンはとてもよく似ています。
ヒメジョオンは5月から8月に開花する植物ですが、ハルジオンは4月から6月です。両者は開花期がややずれていて、夏まで咲いているのがヒメジョオンと覚えるとよいでしょう。
ヒメジョオンとハルジオンを見分ける際に、茎をぽきっと折って判断することもできます。茎の仲が空洞かどうか見てみましょう。ハルジオンは茎の内部が空洞ですが、ヒメジョオンはぎゅっとつまっています。
しかし、茎を折るのは気が引けます。軽く茎をつまむと内部が空洞かどうかがわかるはずですので、違いを調べたい方は試してみてください。
キク科の花特有の細かな舌状花にも違いがあります。ヒメジョオンの花弁はハルジオンと比べて太く数が少ないのが特徴です。これは両者見比べないとなかなか判断が難しいですが、花弁が細かく多数ついていればハルジオンと覚えると区別しやすくなります。
ヒメジョオンはあちこちに自生している植物ですので、珍しい花ではありません。見かけたらぜひ観察してみて、ハルジオンとの違いを調べてみませんか。ぱっと見た印象はそっくりですが、よく見ると違いはあります。
花言葉どおり清楚、素朴な印象なので、お庭に入り込んだら抜く前に観察してみませんか。
GreenSnap編集部