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ルコウソウは、ヒルガオ科サツマイモ属に属するツル性の多年草です。しかし、熱帯アメリカ原産のため寒さに弱く、日本の気候では、冬になると枯れてしまいます。このため園芸においては、一年草として扱われることが多いです。ツル性の植物なので、暑い夏をしのぐ「緑のカーテン」としても人気があります。今回は、緑のカーテンにもなり、長期間花が楽しめるルコウソウの育て方をご紹介します。
ルコウソウは、日当たりと水はけのよい場所が適しています。ツル性の植物なので、フェンスやネット、垣根に這わせて育てるのがおすすめです。緑のカーテンにもなります。
ルコウソウを地植えする場合は、土が乾き、葉に元気がなかったら、たっぷり水やりします。
ルコウソウを鉢植えする場合は、土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをします。
ルコウソウの植え付け時に、緩効性の化成肥料を元肥として施します。苗の定植後は、1週間~10日に1回を目安に、薄めた液体肥料を施しましょう。
ルコウソウを育てるときは、水はけのよい土が適しています。赤玉土6に腐葉土3、軽石か川砂1を混ぜて用いましょう。市販されている園芸用の培養土でもOK です。
ルコウソウは、種を直まきするか、ポットで発芽させた苗の本葉が5枚になったら植え付けます。地植えする場合は、株間は30cm程、鉢植えの場合は、65cmサイズのプランターに3株を目安に植え付けましょう。植え付け時期は、5月~6月頃が適期です。
ルコウソウは一年草として扱われるため、植え替えは不要です。
ルコウソウの増やし方は「種まき」が一般的です。
秋に茶色くなった実から種を採取し、冷暗所で乾燥保存します。20~25℃が発芽の適温なので、5月頃に種まきしましょう。保管しておいた種を、一晩水に浸け、膨らんだ種を選んでください。本葉が3枚になったら間引きして、元気のいい1本を残します。
ルコウソウは、支柱やネット、フェンス、垣根などにツルを誘引します。
ルコウソウの花が咲き終わったら、種がこぼれ無造作に増えてしまうことがあるので、花がらは付け根から摘み取りましょう。
うどんこ病:葉や茎にうどん粉をまぶしたように白いカビが生える病気です。葉がカビに覆われると光合成ができなくなり、発育不良に陥ります。早めに薬剤を散布して対処しましょう。風通しが悪いと発症しやすいので気を付けてください。
斑点病:葉に褐色の斑点ができる病気です。発症すると発育不良に陥ります。早めに薬剤を散布して対処しましょう。多湿、風通しが悪いと発症しやすいので気を付けてください。
ウイルス病(モザイク病):葉や花弁がまだらになり、モザイク状になる病気です。ウイルス病に感染した株は、抜き取り処分しましょう。アブラムシやハダニなどが媒介することもあるため、アブラムシやハダニなどの害虫駆除が重要です。
アブラムシ:新芽や葉裏に寄生して汁液を吸います。汁液を吸われた植物が生育不良に陥る直接被害と、病気を媒介する間接被害があるため注意が必要です。アブラムシは繁殖力が旺盛なので、早めに殺虫剤を散布して駆除しましょう。
ハダニ:葉裏に寄生して汁液を吸います。汁液を吸われた箇所は葉緑素が抜けて白い点となり、やがてハダニの数が増えると、白い点と点がつながり、カスリ状になってしまいます。早めに殺虫剤を散布して駆除しましょう。
ケムシ、イモムシ:チョウやガの幼虫で、葉を食害します。見つけたら捕殺しましょう。毒があるドクガの幼虫などもいます。くれぐれも素手では触らず、割りばしなどを使って捕まえましょう。
ルコウソウの種は毒性を持つとされているので、扱いには注意が必要です。
ルコウセイの最大の魅力は、星形の花です。開花時期の7月~10月になると、赤や白、ピンクの花を咲かせます。ルコウセイは、長期間にわたってきれいな花を楽しむことができます。
ルコウソウの花言葉は、「繊細な愛」「愛らしい」「おせっかい」「元気」「でしゃばり」です。
ルコウソウの育て方をご紹介しました。ルコウソウは、赤、白、ピンクに咲く星形のきれいな花を長くにわたって楽しめ、庭を華やかに彩ってくれます。
また、ルコウソウはツル性の植物なので、ツルをネットやフェンス、生垣などに誘引して、緑のカーテンをつくることもできるのも魅力です。寒さには弱いものの、比較的育てやすい花なので、初心者でも気軽に挑戦できるでしょう。
あなたもルコウソウを育ててみませんか?
※トップ画像はトユタさん@GreenSnap
GreenSnap編集部