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フワフワした丸い花穂が特徴のラグラス(英名:バニーテール・グラス)は、うさぎのしっぽに似ていることから「うさぎの尾」とも呼ばれています。イネ科ウサギノオ属の一年草で、花壇のアクセントやフラワーアレンジメント、ドライフラワーにもよく使わます。園芸用に栽培もされていますが、自生して道ばたで見かけることもあります。今回は、丈夫で初心者にも育てやすいラグラスの育て方をご紹介します。
ラグラスは、日当たりと水はけのよい場所での栽培が最適です。丈夫な植物なので、肥沃な土壌では大きく育ち、栄養が少ない場所では小ぶりにという具合に、環境に合わせて育ちます。
ラグラスは、乾燥気味に管理します。
地植えの場合は、自然の降雨で十分ですので、特に水やりの必要はありません。乾燥しすぎて葉に元気がないときのみ、水やりをしましょう。鉢植えの場合でも、土が乾燥し、葉の元気がなくなったら水やりをする程度で十分です。
ラグラスは栄養がなくてもないなりに、小ぶりに育つので、特に肥料を施さなくても大丈夫です。大きく育てたいのなら、植え付け時に元肥として緩効性の化成肥料を施します。そのあとも、生育が悪いようなら緩効性の化成肥料か液体肥料を施しましょう。
ラグラスを育てるときは、水はけがよければ、特に土質にこだわらなくても大丈夫です。道ばたに自生する程の生命力を持っています。水はけをよくするには、掘りあげた土に腐葉土を多めに混ぜて用いるとよいでしょう。
ラグラスの植え付け時期は、夏と冬を避けた、春(3月~6月頃)か秋(10月~11月頃)が適期です。掘りあげた土に腐葉土を多めに混ぜた用土を用い、大きく育てたいのなら、元肥として緩効性の化成肥料を施し植え付けます。
また、株間が広いと大きく育ち、株間が狭いと小さく育つので、肥料と株間で育てる大きさを調整してみてください。
ラグラスは一年草なので、植え替えする必要はありません。
ラグラスの増やし方は「種まき」が一般的です。
ラグラスには、フサフサとした穂に種がついています。9月下旬~11月頃に穂をくずして種をまきましょう。種まきしたら、薄めに土をのせ、水やりをします。発芽するまでは、乾燥させないように水やりをしましょう。また、こぼれ種でも増えます。
ラグラスは道ばたに自生する程丈夫で、育てやすい植物ですので、特別な手入れは必要ありません。正直、放っておいても育ちます。とはいえ、放っておくと、葉ばかり伸びすぎてしまうことがあるので注意が必要です。
葉が伸びすぎてバランスが悪いようでしたら、刈り込みしましょう。ただし、花穂が出始めたら、刈り込みは避けてください。
水はけが悪い、水やりのしすぎなどで多湿になると、根腐れを起こすことがあります。乾燥気味に管理することが重要です。
特に付きやすい害虫はいませんが、どの植物にも付くアブラムシがつく可能性はあります。見つけたら、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
ラグラスの魅力は、なんといっても、うさぎのしっぽに似ているフワフワとした丸い花穂でしょう。ラグラスの花穂は、4〜5月頃に咲きます。
花壇のよいアクセントになるだけでなく、フラワーアレンジメントにもよく使われ、ドライフラワーとしても人気が高いです。ドライフラワーにする場合は、着色スプレーでお好みの色に着色して楽しむこともできますよ。
ラグラスの花言葉は「感謝」、「私を信じて」などです。
ラグラスの育て方をご紹介しました。
ラグラスは花穂が可愛らしいだけでなく、丈夫で育てやすいのも人気の理由の1つでしょう。ラグラスは、道ばたに自生したり、こぼれ種で増えるほど、丈夫で手がかからない植物です。初心者でも気軽に育てられます。ぜひ、そんなかわいいラグラスを、あなたも育ててみませんか?
※トップ画像はxxxMAYUxxxさん@GreenSnap
GreenSnap編集部