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ストレプトカーパスは南アフリカ原産で、蘭のような花を咲かせます。イワタバコ科の多年草に属し、無茎と有茎の2つに大きくわけることができますが、130種を超える種類が存在します。今回は、そんなストレプトカーパスの育て方についてご説明します。
ストレプトカーパスは原産地が南アフリカということで、暖かい環境で育てるのが生育もよく適しています。そのため、温室のような環境で育てるのがおすすめです。とはいえ、30℃を超えるような猛暑は苦手なので、直射日光を避けて育てましょう。
また、冬の寒い気候は苦手ですが、5℃ぐらいの気温なら冬越ができます。基本的に庭への地植えには向いてなく、室内に入れて管理することができる鉢植えがおすすです。
ストレプトカーパスは、湿度がある程度保たれた状態が必要です。ただし、水をあげすぎると根が腐るので土が乾いたらみずをやります。湿度が低い気候の時期は、霧吹きなどで水をかけてあげるとよいでしょう。
ストレプトカーパスへは、市販されている花用の液体肥料を薄めてあげます。肥料をあげる時期は、生育がもっともよい春と秋です。
ストレプトカーパスを育てるときは、排水性の高い土を用いましょう。自分でバーミキュライト・ピートモス・ビーナスライト・ゼオライトなどをブレンドして、土をつくることもできます。
園芸店で市販されている用土の場合は、有機質を多く含んだものを選ぶと良いでしょう。セントポーリア用の培養土がおすすめです。
ストレプトカーパスの植え付け時期は、4月下旬から6月下旬の春から初夏にかけてが適期です。秋も可能ですが、暖かいときに行いましょう。
ストレプトカーパスは、根の成長が早いのが特徴です。そのため、鉢いっぱいになると、成長が停滞しはじめます。一年に一度の割合で鉢を植え替えてあげます。植え替え時期も、植え付けと同じです。
ストレプトカーバスは、成熟した葉を使って「葉挿し」で簡単に増やすことができます。
挿し葉をつくるのには、ほどよく成長をした葉を切ります。水に挿して根が出るまで待ちます。発根がしたら、その挿し葉を鉢植えの土に挿して、栽培していきます。
ストレプトカーパスはコンパクトにまとまりやすい植物ですが、あまりにも葉や枝が多いしげている等の場合は、成長に応じて適宜剪定をします。インテリアとして好みの見た目に、剪定し、整えてあげるとよいでしょう。
また、花が散ったあとに、花がらを放置したままにしておくとカビの原因となります。花がらを見つけた場合は、その都度片付けてあげるとよいでしょう。
ストレプトカーパスが気をつけたい害虫は、ハダニ、カイガラムシです。カイガラムシは、茎のあたりで派生します。薬剤ではなく見つけ次第駆除しましょう。
ハダニは、空気が乾燥すると発生しやすくなります。ストレプトカーバスは、湿潤な気温が好みですので、霧吹きなどで葉に水をかけてあげることで、ハダニを防ぐことができます。食用に使う植物ではないので、ハダニ用の薬剤で予防・駆除ををしてもおすすめです。
ストレプトカーパスの草丈は、大きくて30cmほどの小柄な植物です。ストレプトカーパスは、開花時期の5~10月になると、下向きで可憐な蘭のような花を咲かせます。花の色は、紫、白、ピンクなど多様です。
ストレプトカーパスには、「この囁きに耳を傾けて」「清純な愛」「真実」などの花言葉があります。
温室のような湿度の高い場所で育てるのが適したストレプトカーバスは、ガーデニング初心者には少し育てにくい植物です。ただ、上手に育てると、毎年花を咲かせてくれる多年草ですので長く愉しむことができますよ。
※トップ画像はkazutanさん@GreenSnap
GreenSnap編集部