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クロウエア・サリグナは、ミカン科クロウエア属に分類される低木です。原産地はオーストラリア東部です。5月から11月にかけて可愛らしい、ピンクや白い花を咲かせます。五枚の花びらが可愛らしい花は星型をしているために、園芸店で販売する時に「サザンクロス」という別名とともに販売されています。今回は、そんなクロウエア・サリグナについてみていきましょう。
クロウエア・サリグナは、耐寒性、耐暑性ともにやや弱い低木です。そのため、日がよく当たる場所か半日陰の場所で育ててあげましょう。
クロウエア・サリグナは庭に地植えしてあげるか、大きめのプラントで育てると0.5m~2m前後までの灌木に育ちます。
クロウエア・サリグナを地植えで育てている場合は、降雨で問題ありません。ただし、何週間もお天気続きの場合は、水をたっぷりと与えましょう。
クロウエア・サリグナを鉢植えしているときは、水を与え過ぎも、水切れの状態もよくありません。鉢植えの表土を観察し、乾いている状態ならば十分に与えます。
クロウエア・サリグナへは、真夏の時期である8月を外して、4月から10月にかけて緩効性肥料を与えます。この時期は、ちょうど開花期と被ります。
また、そのときの気候によりますが、暑すぎると成長がよく悪くなりがちです。そのときは、肥料を与えないようにしてください。
クロウエア・サリグナは、土壌は水はけがよく酸性度を好みます。鉢植えの場合は、ピートモスで酸性度を配合してあげます。土壌は、水が多すぎても、なくてもだめなので注意しましょう。
クロウエア・サリグナを地植えする場合は、植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は、2年毎に鉢のサイズを植え替えるとよいでしょう。
なお、クロウエア・サリグナの植え付け、植え替えの時期は3月頃が適期です。
クロウエア・サリグナの増やし方は、「挿し木」という方法を使います。挿し木に最適な時期は、5月、6月、7月で、梅雨さしと呼ばれるものができます。11月頃の秋にも挿し木をつくることができます。
枝を切る前に準備しておきたいのがさし床で、園芸店で販売されているさし木の用土を使います。
挿し木のつくり方ですが、新芽の元気よく育っている枝を選び、一部分をきります。枝は10~15cmほどの長さを目安にして切り取り、水に30分ほど浸けます。さし床には、3cmほどの深さの穴をつくり、挿し木を優しく挿します。
しっかりと根がつくまでの間は、水やりは少量ずつあげます。挿し木をさし床に植えたあとは、半日陰を強制的につくり半日はその環境下で育てます。1ヶ月ほどして根がでてきます。
クロウエア・サリグナの地植え、鉢植えともに、特に気をつける病気や害虫はありません。ただし、まれにアブラムシやカイガラムシが発生することは否定できません。もし見つけたら、薬剤塗布で防ぐか、枝ごと切り取り処理します。
クロウエア・サリグナは、7月あたりに剪定を行った方が良いでしょう。
星の形に花がにているクロウェア・サリグナの花言葉は、「願いを叶えて」です。開花時期が長いので、お庭や室内のアクセントとして楽しみながら育てることができますね。初心者でも楽に育てることができる低木ですので、水のあたえ過ぎに気をつけて育てて見てはいかがでしょう。
※トップ画像は風夢風夢さん@GreenSnap
GreenSnap編集部