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ホトトギスは日本列島に幅広く自生していて、園芸植物としても人気があります。日陰でも育つ秋の花として親しまれているホトトギスは古くから日本で親しまれてきました。
今回はホトトギスの花の育て方や植え替えの時期などを紹介していきます。
ホトトギスを育てるときは、半日陰で少々湿り気のある場所が適しています。春は日に当て、梅雨を過ぎたら明るい日陰で管理するようにしましょう。
また、ホトトギスは種類によっては、暑さに弱い物もあるで注意してください。葉焼けを起こしやすいので、夏場は直射日光が当たる場所を避けましょう。
ホトトギスは、鉢植えでも地植えでも楽しめます。草丈は40㎝~1mほどになります。
ホトトギスの植え付け・植え替え時期は3月~4月です。
ホトトギスの根は発育がよく、すぐに大きくなるので鉢が小さくなったら一回り大きなものに植え替えるようにします。鉢植えの場合、1年に1回か2年に1回は植え替えます。
植え替えの手順は苗を植えるときとほとんど同じです。もし黒ずんで腐った根があったら切ってあげましょう。
ホトトギスは湿り気を好むので、春から秋は毎日水やりします。乾燥したり、強い日差しに当たると、葉焼けを起こしてしまうことがあるため、夏場は葉水で過湿してもよいでしょう。
ホトトギスを植え付けるときに、緩効性肥料を元肥として施します。10月と4月には、株元に固形肥料で追肥しましょう。5月ごろまでの生育期には、週に1回液肥を与えてください。
ホトトギスは、水はけと水もちのよい土で育てます。ホトトギスとタイワンホトトギスは、水はけがよければ用土を選びませんので、市販の草花培養土や山野草の土が便利です。
ホトトギスの増やし方は、「株分け」・「挿し芽」・「種まき」といった方法があります。
春先に植え替える際、株が自然に分かれている場所で分けます。あとは苗の植え付けと同じように鉢に丁寧に植えてください。
挿し芽は5月~6月が適期です。茎を3~5節残して切り、挿し木用の土や赤玉土などに挿します。水ゴケを使用すると根付きが良くなります。
種まきで増やすこともできます。開花が終わった11月下旬から12月に種を採取し、翌年の2月頃にまきます。採取した種はビニール袋に入れて保存しましょう。
ホトトギスの育て方では、アブラムシ・ナメクジなどの害虫、白絹病に注意します。
春から夏にかけては、アブラムシが発生することがあります。薬剤散布で対策しましょう。アブラムシを見つけたら手で一つひとつ取り除くか、水で流して駆除してもよいです。
ナメクジやカタツムリが、新芽や若葉を食べてしまいます。見つけ次第、即座に駆除してください。
白絹病の初期症状は、下葉が黄色くなって茎や葉がしおれます。その後、株元や周辺の土に白い絹糸状のかびが蔓延し、株が弱っていってしまいます。予防と対策は、石灰で土壌をアルカリ性に調整し、表面を乾燥させることです。放置していると毎年発生します。
ホトトギスの花言葉は、「永遠にあなたのもの」「秘められた恋」です。
さまざまな種類があるホトトギスですが、どれも花色や花姿がさまざまでユニーク。種類によって個性があって、面白いですよね。異なる品種の栽培にチャレンジしてみるのも楽しいですよ。
耐陰性がある、秋に咲く花をお探しの方はぜひホトトギスを育ててみてくださいね。夏の暑さと直射日光には気を付けましょう!
GreenSnap編集部