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ハイビスカスティーにも含まれ、女性に嬉しい成分がいっぱいつまったローゼル。その実はジャムや塩漬けとしても食用できます。食べても育てても嬉しいことだらけのローゼルを栽培してみましょう。
ローゼルは日当たりのいい場所で育てましょう。
ローゼルは日照時間が足りていないと、花を咲かせないことがあります。特に開花時期に日光が足りていないと、蕾を付けずに落ちてしまうこともあります。日中は外に出すなどして、できるだけ太陽の光を当てるようにしましょう。
また、ローゼルは短日植物なので、日照時間が短くなっていいくことで、花芽を作る性質があります。そのため、夜は暗くして育てる必要がありますので注意しましょう。
ローゼルは地植えと鉢植えの両方に適している植物です。室内で育てるなら、日当たりの良い窓際などで育てることがおすすめです。
夏場は日照時間が長く日差しも強いので、日光を浴びてぐんぐんローゼルは成長します。
地植えの場合は土の表面が乾燥していれば水やりを行います。鉢植えの場合は、土の表面が乾燥していればたっぷり水をやるようにしましょう。土が乾燥するまでは水やりは不要です。
冬場はローゼルにとっては休眠期に当たり、開花や果実が終わり、枯れてしまうことも多いので、あまり水やりは必要ありません。
ローゼルは本来は多年草ですが、耐寒性は低いので冬越しは難しいといわれています。一年草として扱うことが多いようです。
ローゼルは生育が旺盛な植物なので、肥料切れに注意しましょう。
地植えの場合、元肥としては用土に腐葉土や堆肥を混ぜておくと良いです。追肥は生育期である6月から11月にかけて行います。
肥料はゆっくりと効果が現れる緩効性肥料を使用するのがおすすめです。ローゼルの場合は、緩効性肥料を生育期に月に1度程度の頻度でやると良いです。
鉢植えの場合は月に1、2度やると良いです。
ローゼルは一般的な草花用の用土でも十分育ちます。
地植えの場合には、用土に腐葉土をしっかり混ぜて、水はけの良い環境づくりを意識しましょう。
鉢植えで育てる場合は、ホームセンターや通販で販売されている草花用の培養土を使用しましょう。または、赤玉土の小粒と腐葉土を6:4の割合で混ぜてもOKです。
ローゼルの植え付け時期は5〜6月が適期です。夏にかけて育ち、秋に花を咲かせて果実を実らせる植物なので、初夏の陽気がローゼルの植え付けに適しているのです。
2つ以上の株を植える場合は、地植えの際に株間を60センチメートル程度あけて植えると良いです。そうすることで、互いの株が支え合うので、風などで倒れるといったトラブルを未然に防ぐことができます。
種まきの場合は、4月から5月の間に種を植える必要があります。
ローゼルの発芽温度は20度前後となっており、やや高めの気温で発芽することとなります。気温が寒いと発芽しないので、十分に気温が上がってから種まきをすると良いでしょう。早めに種まきをして、室内等の温度管理ができる場所で育てるのもおすすめです。
種まきの場合はポット蒔きで構いません。覆土は種が隠れるくらいにそっと被せてやれば大丈夫です。発芽まで水を切らさないように管理しましょう。
ローゼルは1週間から2週間で発芽します。発芽しても暫くの間はそのままポットで育てます。ポットに根が回ってきたら、根の部分を壊さないように気をつけながら定植してやりましょう。
ローゼルの増やし方は「種まき」が一般的です。
多年草の植物ですが、耐寒性が低く日本で冬越しは難しいので、果実ができた後の種を春先から初夏に植え付けて発芽させることで新しい株を増やします。
ローゼルは花が咲き終わり、萎れて落ちると果実ができます。果実は次第にぷっくりと熟していきます。熟してきたら収穫することができます。
ローゼルを収穫して乾燥させると、ハーブとして活用することが可能です。
一般的な植物と同様に、アブラムシやハダニなどの害虫がつく可能性があります。これらの害虫はローゼルの生育に大きく影響していくので、見つけたら即刻駆除しましょう。
ローゼルは温かい気温を好む傾向にある植物です。元々アフリカ西南部原産の植物なので、暑さに強く寒さには弱いという特徴を持っています。
種まきをして育てる場合は、20度前後の温かい気温を維持しながら育てていく必要がありますが、発芽して生育し始めると、気温は暖かければ問題ありません。夏場でも外で育てて十分育ちます。
一方、ローゼルは耐寒性がほぼない植物なので、冬越しをしたい場合は、冬は室内で管理しながら育てていく必要があります。本来多年草なので翌年も育てることもできますが、一年草と思って種子を採取して、種に期待する方が現実的です。
ローゼルの花言葉は「新しい恋」「華やか」です。
ローゼルは12月17日の誕生花、10月6日の誕生果でもあります。
ローゼルの育て方について紹介しました。
ハーブとして知られているローゼルは、育て方もそこまで難しくなく、初心者でも育てることができる品種ですが、耐寒性がなく、寒さに弱い植物です。
日本では春先から初夏にかけて種まきを行い、植え付けは6月ごろから行うのが一般的となっています。
その後は土の様子や生育に合わせて水やりや追肥を行いながら育てていくことができます。
夏場にしっかりと生育する植物なので、日照時間をしっかり取って日光を当てながら育てていくことが重要になります。
しかしながら、短日植物という面もあるので、日照時間の変化には気をつけましょう。
特に室内や鉢で育てる場合は、夜に電柱の明かりや照明が当たるとまだ昼だとローゼルが勘違いしてしまい、なかなか花芽をつけないことがあります。
上手く花をつければ果実もできるので、そうなれば果実の収穫も楽しみの一つです。上手に育ててローゼルを楽しみましょう。
GreenSnap編集部