warning
error
success
information
アイビーゼラニウムは南アフリカ原産の多年草。日本には18世紀以降に導入されました。アイビーゼラニウムは丈夫なこともあり初心者にも向いてる園芸植物です。
この記事ではそんなアイビーゼラニウムについて紹介してありますから、育て方などが気になったら見てみてください。
アイビーゼラニウムは、日当たりが良く風通しの良いところで育てましょう。湿気が多い場所は苦手なので、梅雨の間は雨の当たらないところに移動させます。
強い日差しに当てるのも禁物ですので、真夏は半日陰に鉢を移動させます。一方、寒さには強いので、寒冷地を除けば冬でも屋外で育てられます。ただし、霜が発生するようならば屋内に退避させましょう。
アイビーゼラニウムを育てる際には、水を与えすぎないように気を付けることが大事です。土の表面が乾燥してから水やりしましょう。
また、冬の間は水やりはあまりいりません。冬場に過度に水を与えると根腐れを起こすこともあります。
アイビーゼラニウムの栽培肥料は、春から秋にかけて与えます。液体肥料を用いるならば週に一回程度与えると良いでしょう。また、夏の盛りの頃は肥料やりはいったん停止します。
アイビーゼラニウムを育てるときは、水はけのよい用土を用いてください。赤玉土7に対し腐葉土3の用土がおすすめです。
アイビーゼラニウムには、春から夏にかけてアブラムシが発生することがあります。アブラムシがつくと花などの栄養が取られてしまうので、薬剤を撒いて対処します。
また、灰色のカビっぽい模様が葉に生じることもあります。灰色カビ病は用土がジメジメしていると発生しやすいので、発症したら薬剤で対処します。
アイビーゼラニウムの植え付け時期は、3月から4月にかけてです(9月に植え付けることも可能)。開花は4月から11月ごろまでで、種の発芽温度は20度から30度程度とされています。
アイビーゼラニウムの増やし方は、「種まき」もしくは「挿し木」といった方法があります。
アイビーゼラニウムの挿し木に用いる枝には、元気なものを選びます。枝を切り落としたら株の葉を切り取って土に挿しやすいようにします。土に挿す前に一日日陰で乾かせることで発育もよくなります。用土は挿し木用のものを用いると良いでしょう。土に挿す際の深さは一節分程度です。
アイビーゼラニウムの枯れた葉や花があったら、取り除いておきましょう。もしもそのままにするとカビが発生して花が枯れることもあります。
また、ある程度の高さになったら先端の芽を切り取ります。摘芯することで、アイビーゼラニウムの成長を助けることができます。
アイビーゼラニウムの仲間をいくつかご紹介します。
さまざまな咲き方をするのがペラルゴニウム。ピンク、白色などの花色があります。2色咲きする品種も。
淡いピンク色のアイビーゼラニウムです。
もみじのように紅葉します。花はオレンジ色。かなり独特な品種で、奇抜なゼラニウムを求めている人におすすめ。
ハーブゼラニウムはバラの香りがするものやイチゴの香りがするものがあります。このため、センテッドゼラニウムと呼ばれることも。かなり品種が多いのが特徴です。
アイビーゼラニウムには「尊敬」「信頼」「幸福」「真実の愛情」「友人の情」といった花言葉があります。ヨーロッパではかなり日常的な花であり「右手にパン、左手にゼラニウム」ということわざがあるくらいです。
アイビーゼラニウムをほかのゼラニウムと寄せ植えするのもおすすめです。こうすることでより多様に花を楽しめます。アイビーゼラニウムと寄せ植えするのに向いているのはスイートアリッサムやビーツ、ローダンセマムなどです。姿が似ている花が良いでしょう。
また、寄せ植えする際には調和のとれた配色にするようにしましょう。慣れないうちはシンプルにすることを心掛けることも大事です。
アイビーゼラニウムはおすすめできる園芸植物の一つ。もみじ葉ゼラニウムのように特徴的な品種もあります。華やかな花を花壇に加えたい際にはこの記事で紹介したアイビーゼラニウムを選んでみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はまさしさん@GreenSnap
GreenSnap編集部