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ヒガンバナ科に属するナツズイセンは、野山や道端に良く咲いている花で、本州全域に自生しています。リコリス・スプレンゲリとリコリス・ストラミネアの交雑種だとされています。
ここではそんなナツズイセンの育て方を見ていきましょう。
ナツズイセンは、寒さ暑さに強く日あたりがよく風通しの良い場所で育ちます。
地植えでも鉢植えでも一度植えれば育てやすい花です。ただし、夏は日差しがかなり強いので、鉢を半日陰に移しましょう。
地植えのナツズイセンは、雨水のみで特に水やりは必要ありません。ただし、夏の日差しが強い日は表土が乾燥するので、たっぷりと水やりをしてあげましょう。
鉢植えの場合は表土が乾いたら水やりします。花が終わったあとも、表土が乾燥していたら水やりをする程度でやりすぎないように注意しましょう。
ナツズイセンを植え付ける際に、緩効性肥料を用土に混ぜておきます。その後は地植えの場合は、肥料をほとんど必要としませんが、春の新芽が出る前に緩効性肥料をやると花付きがよくなります。
ナツズイセンを育てるときは、市販の花の土を使うか、赤玉土を7割とバーク堆肥を3割を混ぜて使います。バーク堆肥の代わりに腐葉土でも構いません。
ナツズイセンの球根の植え付け時期は、6月~7月頃です。30cmほどの穴に用土を入れて庭の土と混ぜ込んで、10cmほどの間隔をあけて球根を置きます。土をかぶせて、たっぷりと水をやります。
すると、春先には茎が伸びて葉がつきます。5月ごろに葉は枯れて長さ40~50mほどの茎になり、8月ごろにはラッパ状の花が複数咲きます。
ナツズイセンを地植えする場合は、数年すると次第に花数が減ってくるので、5年ごとに植え替えをします。植え替え時期は、葉が枯れたあとに茎が伸びて花が咲くまでの6~7月が適期です。
球根を掘るときは、根を傷つけないように気を付けて掘り起こしましょう。鉢植えの場合は株が大きくなるので、数年ごとに株分けをするといいでしょう。
ナツズイセンの球根を分球して、それを植え付けて増やします。球根は数年たつと大きくなります。分球して増やす時期は、植え付け時期です。
地植えのナツズイセンなら、植え付けたあとはほとんど手入れが必要ありません。
花が終わったあとは、花茎はカットしておきましょうます。花時期が終わると、休眠期に入り地上部が枯れてしまいます。そのため、どこに植えてあるかがわからなくなるで、目印となるものを置くといいでしょう。
また、ナツズイセンは寒さに強いので、関東より西の地方は霜よけは必要ありません。
ナツズイセンを育てるうえで、注意すべき病気や害虫は特にありません。
ナツズイセンは水仙に似た葉茎の先に、数輪のピンク色の美しい花を咲かせます。花の開花時期は夏頃です。
ナツズイセンの花言葉は、「深い思いやり」「快い楽しさ」「楽しむ」「悲しい思い出」「あなたのために何でもします」です。8月22日の誕生花です。
ナツズイセンは、球根を植え付ければ、その後はほとんど世話がいらない育てやすい花です。鉢植えでも地植えでも育つので、花が少ない夏に庭や鉢にピンクの花で彩りませんか。
※トップ画像はらりるん♪さん@GreenSnap
GreenSnap編集部