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夏水仙(ナツズイセン・ナツスイセン)は、ちょっとしたピクニックやお出かけで道草をすれば、道のすみによく顔を出している草花です。単調な雑草の中にひとり優雅に佇む姿は、どこか妖艶に感じられます。今回はそんなナツズイセンの花言葉や花の特徴、その裏にある隠れた毒牙について紹介していきます。
ナツズイセンの花言葉は、「深い思いやり」、「楽しさ」、「悲しい思い出」、「あなたのためになんでもします」です。
ヒガンバナ科に属することもあり、お彼岸に見られる”大切な人への想い”を連想させる花言葉となっています。
ナツズイセンの花は”夏に咲く水仙”ということで、スイセンの花と見た目はあまり変わりません。一本の花茎にラッパ状の花を6本ほど咲かせます。
ナツズイセン(夏水仙)はその名の通り、水仙のような葉と球根、彼岸花に似た美しい花が夏に花開くことに由来しています。
日本においては全国的にひろく見ることができ、一見在来種のように感じられますが、もとは古くに中国から持ち込まれた帰化植物といわれています。
一方でヒガンバナ科に属することもあり、風情を感じる淡い桃色の花からは想像しにくい毒性をもっているんです。しかし、その毒性は外敵から身を守る武器であるのも事実。
それを利用し、害虫除けにお墓や水田にも供えることがある。天然の虫よけといえるでしょう。
中国の雲南省原産である、桃色の花の先端が青みを帯びる美しいグラデーションが特徴の品種です。
ナツズイセンは彼岸花よりも一ヶ月ほど先駆けて花を咲かせる植物です。
ナツズイセンの花言葉を楽しむだけでなく、家に故人がやってくるお彼岸前に、この花を見て大切なあの人との想い出を振り返るのもよいかもしれませんね。
GreenSnap編集部