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独特な見た目が魅力的なのがアリウムです。提灯みたいな花が美しいですが、花色も紫や白色などいろいろなものがあります。ネギに似ていると思う人もいるかも知れませんが、実際にネギの仲間でありネギみたいなニオイがします。
アリウムの栽培方法についてご紹介します。
アリウムは日当たりがよく水はけの良いところに植えましょう。日差しはしっかり当たるところが良いです。
また、アリウムは丈夫な花でもあり、ある程度放っておいても大丈夫なため、地植えでも鉢植えでも大丈夫です。
さらに、アリウムは寒さには強いので、防寒対策はほとんど必要ありません。
アリウムは乾燥には弱いです。土が乾いたら十分に水やりするようにしましょう。
また、初夏になると休眠期になりますので、この時期は水やりの必要性はありません。また、ギガンチュームなどの品種は水分を大量に必要とします。このため、こうした品種を育てる際には土を乾かさないようにしましょう。
アリウムの肥料は、植え付けのときに与えます。9月頃に植え付けたら、翌年の5月頃に追肥しましょう。
また、ギガンチュームなどの大球性種はモリーなどの小球性種より多く肥料を必要とします。
アリウムを育てるときは、水はけの良い用土が適しています。赤玉土6に対して腐葉土2、川砂2を混ぜた土を用いましょう。
アリウムは9月頃に植え付けます。11月くらいまでが植え付け適期です。とはいえ、あまりにも植え付けを遅らせると根張りが悪くなって花が小さくなります。その後、肥料を与えて5月頃に追肥します。開花後は花柄を摘み、分球などをしていきます。
植え方は品種によっても変わります。ギガンチュームなどのような大きな品種は10cm程度土がかかるくらいの深さに植えます。一方、モーリーなどのような小さな品種は5cm程度土がかかるくらいの深さに植えます。
植え替えはモーニーのような小さな品種であれば3年に一回程度すれば十分です。ギガンチュームのような大玉品種の場合には梅雨語に葉が枯れたら球根を掘り出して植え替えすると良いでしょう。
アリウムの増やし方は、「種まき」もしくは「分球」という方法があります。
種まきで増やす場合、種まきしてから花が咲くまで5年くらいかかります。このため、球根を分球して植え付ける方が手っ取り早いので、おすすめです。
アリウムは25度以上の高温には弱いです。このため、7月になると花が枯れて休眠期になります。
アリウムの花が枯れてきたら、花を花茎から切り落とします。花茎をそのままにすると球根に栄養が蓄積されにくくなります。また、葉はそのままにしておきましょう。
アリウムは虫害などにも強いです。アブラムシが春先に発生することがありますから、発生したら殺虫剤を散布して対処してください。外で栽培しているとアブラムシなどの虫もつきやすくなります。
また、切り花にする際には特別な配慮も必要です。ほかの花を切ったハサミをそのまま使うと切り口から殺菌などが侵入することがあります。これを防ぐためにもハサミの刃先を消毒してから利用すると良いでしょう。
アリウムの花の開花期は5月から6月にかけてです。球状のかわいい花を咲かせます。花の色や大きさは種類によってさまざまです。
アリウムは400種類近く品種があります。それぞれで大きさも花色も違います。しかし、花が丸いということはほとんどの品種で共通しています。
アリウムコニーは小花が20個程度集合的に咲くのが特徴です。花色は白。アリウムコニーに似た種類としてアリウム・ギガンチウムもあります。こちらは1000個もの花が集合的に咲きます。アリウム・ギガンチウムはねぎぼうずと呼ばれることも。
ヨーロッパや北アフリカが原産です。アンペロプラスムは秋に植えて夏に咲きます。花色は紫や赤色です。アンペロプラスムは切り花にも用いられることがあります。
カラタブィエンセはトルキスタンが原産地です。背丈が低いのが特徴になっています。花色は白もしくは紫です。
クリストフィーはイランなどが原産です。クリストフィーは秋に植えて夏頃に咲きます。紫色の花です。また、星型の花であることも特徴になっています。
モリーはかなり小さな品種です。原産地は南ヨーロッパ。他のアリウムと違って丸い花になりません。花色は黄色です。高温多湿に弱いことから地域によっては育てにくいことも。
アリウムの花言葉には「無限の悲しみ」「くじけない心」といった意味があります。
「無限の悲しみ」はアリウムの姿が人間に似ていることに由来しているといわれています。「夫婦円満」「円満な人柄」といった花言葉も。これはアリウムの丸いシルエットが関係しています。他にもいろいろと花言葉があるので気になったら調べてみると良いでしょう。
アリウムは特徴的な観葉植物です。アリウムななんといってもその見た目が独特ですから、見た目に惹かれて栽培するという人が多いことでしょう。とはいえ、かなり丈夫なので生け垣などにしても大丈夫です。
実際に育てる際にはあまり小さなことに気をつける必要性がないですが、乾燥だけには気をつけておくようにすると良いでしょう。
※トップ画像はクリ*さん@GreenSnap
GreenSnap編集部