warning
error
success
information
日本はもちろん、世界各地に多くの種類が自生しており、国産種と海外種を含めるとその数はなんと数百種類だとか。その可憐な様子から女の子の名前としても人気があります。古くから人々に愛されてきたスミレの育て方を紹介していきます。
スミレを鉢植えする場合は、日向で育ててあげましょう。秋から春までは日なた、夏は半日陰に移してあげます。スミレを地植えする場合も、日当たりを意識して、場所を考えて植えてあげましょう。
スミレは日当たりのよい場所で育てることが多いため、土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えてあげます。夏の水切れには特に注意しましょう。こまめに見てあげるといいかもしれませんね!
スミレを育てるときは、春と秋に固形肥料を与えるとよいでしょう。花が終わったあとは、一週間に1回、4〜5回ほど液肥で追肥します。
スミレを地植えしている場合は、肥料は特に必要としませんが、秋頃に緩効性肥料を与えてあげてもよいです。
スミレは鉢植えで育てられることが多く、根が長くなるため深鉢を使います。土質を選びませんが、水はけの良い土にしてあげることが大切です。軽石などのゴロ土を多めに入れてあげましょう。
スミレの植え付け時期は5〜6月中旬、9月中旬〜10月中旬です。
植え替えは毎年します。そのときの成長具合に合わせて一回り大きな鉢に植え替えましょう。
スミレを育てるときは、ハダニ、アブラムシに気をつけてください。アブラムシは春頃、ハダニは夏に発生しやすいので、見つけたらすぐに駆除します。
また、スミレがかかりやすい病気にはうどん粉病があります。白っぽいカビが生えてきます。特に大きな害はありませんが、見栄えはよくないのですぐに取り除きましょう。
スミレの増やし方には、「種まき」、「株分け」、「根伏せ」などの方法があります。
発芽の適温は20度前後です。少し暖かくなってきた頃に種をまくとよいでしょう。
植え替えのタイミングで、株が自然に分かれているまたは、分かれそうな箇所で分けて別々に植え付けていきます。
根伏せとは、根を使って増やす方法です。若い根を5〜6㎝で切り、切り口を整えておきます。切った根を切り口が少し出るようにして土をかけて植えます。
スミレの多くは、紫色の小さな花を咲かせます。花びらは5枚あり、下の花弁がやや大きめで、左右対照に見えます。
スミレの花言葉は「誠実」「謙虚」です。西洋では、スミレは誠実、奥ゆかしさの象徴の花とされています。
また、スミレは花の色によって違う花言葉を持っています。
白:誠実・謙虚・無邪気な恋
紫:誠実・ささやかな幸せ
ピンク:愛・希望
今回はスミレの育て方や植え付け・植え替え、増やし方をご紹介しました。
耐暑性、耐寒性があり育てやすい植物なので、植物に慣れていない方や忙しい方にも向いています。
日当たりのよい場所に置いて、水切れさえさせなければ特に大変なことはありません。
おもに観賞用としてかわいい花を咲かせますが、実は調理すれば食べることもできる植物です。
これだけたくさん種類があるので、いろいろな種類を集めて色とりどりの花壇を作ってみるのもおもしろいと思います。
花によっては班が入っているもの、筋が入っているものがあってさまざまな楽しみ方ができそうですね!
山に出かけたときなどにスミレを見かけたらどの品種なのかわかるとまた違った視点で楽しく歩けそうですね!
GreenSnap編集部