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すみれは、春になると日本中で見かけることのできる野草の一つです。小さくて可憐な花姿が幸せな気持ちにさせてくれますよね。すみれの奥ゆかしく美しい姿は、女性の美徳の象徴ともされてきました。また、ドイツでは「春の使者」といわれています。この記事では、そんなすみれの花言葉を中心に、花の特徴や種類などもご紹介します。
すみれの花言葉は、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」です。
すみれが道端に小さく控えめに花を咲かせる姿が、控えめで奥ゆかしいことから、この花言葉がつけられました。
西洋では、すみれを女性の美徳の象徴としており、加えてバラの「慈愛・美」、ユリの「威厳・純潔」の3つが備わった女性が理想の女性とされています。
なお、すみれの花言葉には、怖い意味やネガティブな意味なありません。奥ゆかしい女性の気持ちを連想させるものが多いので、プレゼントにも安心して利用できますよ。
すみれには、すみれ全体の花言葉のほかに、下記のような色別の花言葉もあります。
白 | 「あどけない恋」「無邪気な恋」「純潔」 |
ピンク | 「希望」 |
黄 | 「田園の幸福」「つつましい喜び」 |
紫 | 「貞節」「愛」 |
青 | 「用心深さ」「愛情」 |
すみれは日当たりの良い草地や田畑の脇、堤防、道端などに生える多年草です。すみれの開花時期は3〜5月で、春から初夏の季節を彩ります。
花径2cm程度と小さく、白や紫などの色のかわいらしい花を咲かせます。現在では約500種類のすみれが確認されています。
すみれは1月9日の誕生花です。そのほかにも、花の色別で誕生花が決められていて、下記のようになっています。
すみれの名前の由来は、「墨入れ」で、花の形が墨壺に似ていることに由来している説があります。墨壺とは大工道具のひとつで、材木に直線をひく道具です。墨を含ませた綿の中に墨縄を通し、ぴんと張って弾くことによって直線を引きます。
また、すみれの名前の由来には諸説あり、「摘み入れ」を意味するとする説もあります。古代から、すみれの若葉は山菜の一種で、食用として摘まれる野草の代表として万葉集にも記載があります。「摘み入れ」が徐々に「すみれ」と変わっていったという説があります。
すみれとビオラ・パンジーはその出自が異なります。
すみれはもともとは野草として日本をふくめたアジア各地に自生しており、多年草です。
一方ビオラやパンジーはすみれをもとにつくられた園芸品種であり、一年草として扱われます。ちなみにビオラとパンジーは花の大きさによって呼び分けされています。
小さく奥ゆかしい花を咲かせるすみれは、日本人にとってなじみの深い植物ですね。花言葉にも悪い意味がなく、幸せや慎ましい美しさを感じるものが多いことが特徴です。
すみれは品種も豊富にあるので、自分で育ててみるのも楽しい植物ですよ。ぜひ、花言葉と一緒に大切な方にすみれを贈ってみてくださいね。
GreenSnap編集部