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小ぶりで落ち着いた色の花を咲かせるスミレは和風のイメージがあり、日本にもたくさんの種類があるといわれています。
このページではスミレの種類について紹介しています。どんな種類があるのか知りたい方はぜひご参照ください。
園芸種として多く知られているパンジーやビオラもスミレの仲間で、カラーバリエーションが豊富にあります。しかし、スミレというと青紫色の花を咲かせるのが基本でパンジーやビオラよりも花弁も小さく地味な印象があります。
スミレの花弁は5枚ですが、大きさがバラバラで下側の1枚が大きく左右対称になっています。この姿は植物のなかでは個性的です。
スミレには丈夫な性質があり、平地だけでなく山地でも自生をし、都会ではコンクリートのひび割れに生えることもあります。一部の種類は山菜として利用されますが、有毒な種類もあり素人の判断で食べることはおすすめしません。
スミレは全てあわせると400種類以上あるとされています。東京都八王子市にある高尾山は「スミレの山」とも呼ばれており、約40種類が自生しているそうです。
4月上旬はスミレ探しに高尾山に登山を楽しみに行くこともできますよ。
姫と名前がつくほど小さなサイズのスミレで草丈は1cmほど。ヒメスミレの花の大きさは1cmのとても華奢な印象があるスミレです。
道端などに分布していて、雑草のように扱われることもあります。日陰でも開花する強い種類です。
フイリゲンジスミレは草丈5cmほどの小さなスミレで、花の色は赤紫色をしています。青みが少なく赤みの多いスミレが好きな方にはこちらがおすすめです。
フイリゲンジスミレの最大の特徴は丸みのある葉にグレーの美しいラインが入っていることです。葉が楽しみたい方にもおすすめのスミレです。
モンゴル、朝鮮半島、シベリアを原産地とし、寒さにも強い特徴があります。
トリアシスミレの草丈は10cmほどで花の大きさは3cmから4cmです。園芸種としても人気があり、2色咲(ツートーン)の品種もあって、存在感のあるスミレと言えるでしょう。
ナガバタチツボスミレは、花の色が淡い紫から濃い紫色の花で、中心に筋が入るのが特徴です。葉はハート形をしていて愛らしいです。
ナガバタチツボスミレは花期には茎が立ち上がり、15cmから20cmになります。
アリアケスミレはスミレのなかでは珍しく白い花弁を持ちますが、変異株も多く色が違うものも多くあります。このことから有明という名前がつけられました。
中心には紫色の筋が入ります。このコントラストが美しく、筋がはっきりと入るスミレをお探しの方におすすめです。通常のスミレより開花期はやや遅く、3月から5月に開花します。
アリアケスミレは湿った環境を好むのが特徴です。
4月から6月に開花するスミレサイシンは、青紫色の花を咲かせる種類で葉はハート形をしています。地下茎はとても太く群生することもあります。草丈は5cmから15cmほどでスミレのなかでは大きな種類です。
マルバスミレは草丈5cmから10cmで花の色は白か淡いピンクです。丈夫で育てやすく、珍しい色のスミレが欲しい方におすすめの品種です。
ノジスミレは青みが強い紫色の花を咲かせます。ややよじれたように咲くのが特徴で、低山や平地に自生します。
ノジスミレの草丈は4cmから8cmと小型で、花のサイズも1.5cmほどととても華奢です。花弁のフチが丸まるのも特徴で愛らしいですが全体的に地味な印象があり、あまり栽培している方はいません。花期は3月から5月です。
ホコバスミレはスミレの変種で、矛のような葉の形が特徴です。花色は濃い紫からかすれたような紫色をしています。
寒い冬を過ごすほど葉が黒くなる不思議なスミレで、黒い葉と青い花のコントラストが素敵な品種です。
4月から5月によく花を咲かせ、シックな寄せ植えなどにぴったりです。
白い花が可憐な姿のスミレで園芸店で購入することもできます。四季咲きの品種なので、春から晩秋までの長い期間開花します。
オーストラリアの品種で紫色と白色のコントラストが人気の品種です。半日陰のグランドカバーにおすすめで、鉢植えでもハンギング仕立てで楽しむことができます。
スミレというと青や紫の花をイメージするかもしれませんが、実際には淡いピンクや白、赤みのある紫など種類が豊富です。変異しやすいため、珍しいものを見かけることもあるでしょう。
寄せ植えにしやすい品種も多いので、いろいろなスミレを育てたみてくださいね。
GreenSnap編集部